TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

回想

20階 研究室

培養ポットに人が入っている

その前に、研究員が2人…

私と…キーラ…

キーラ

…もうすぐ完成するねぇ…

「うん…」

当時、自分自身が嫌いだった私は

ポットに反射した 自分の姿を見ることができず

俯いたままキーラに返事をする

キーラ

どうしたの〜嬉しくないの?

「…いや、そういうわけでは…」

「…」

俯いて話す理由がもう一つ…

 

キーラ

!!

キーラ

目が…目が開いた…!

気になって顔を上げる

培養ポットに入っている人物と 目が合う

「うわ…あいつにそっくり…」

一瞬にして嫌気が込み上げてくる

キーラ

あいつって…実験対象者の?

キーラ

…確かに似てるw

「…」

ヤンサー

クローンの適性に唯一合った 実験対象者…

毒を飲む時、注射を打つ時… いつもヘラヘラして…

気に食わなかった

いつ命を落としてもおかしくないのに なんで平気でいられるの 私には分からない

死んだら何もできないのに…

 

次の日…

キーラ

お〜今日も目がぱっちり〜

「…」

私はキーラを置いて 研究室を出ようとする

キーラ

え〜もう行くの?

「…あいつを思い出す。 もう見たくない」

キーラ

かわいいのに〜

「どこがよ………」

 

そのまた次の日

キーラ

聞いて!明日この子をポットから出していいってリーダーに言われたのぉ!

「そう…」

私はまた、キーラを置いて 研究室を出ようとする

キーラ

冷たくな〜い?そんなにこの子を嫌わなくていいじゃん?

「…」

構わず研究室を出た

キーラ

も〜マルファちゃんったらっ

当日

16階 培養ポット監視部屋

キーラ

…ねぇ聞いた?実験対象者、逃げたらしいよ。

「…そう……」

キーラ

この子のクローン元の実験対象者だって。

「…は?」

キーラ

急に超能力者になったんだってぇ。ハンターの適正診断で適正してたみたいだし。

「そいつは今どこに!?」

キーラ

分かんない…今リーダーとトップ3が探してるって。

キーラ

僕達はこの子をポットから出すっていうミッションがあるでしょ?

キーラ

だから、このことはリーダーたちに任せましょ?

「…分かった」

 

キーラ

…オッケー、開けていいよ〜

キーラは、培養ポットが置かれた 20階の研究室にいる研究員に タブレット端末越しに指示を出す

その場にいる研究員は指示通り ボタンを入力し、ポットを開ける

中から人形オオカミと化した クローンが出てきた

キーラ

すごい…四足歩行が上手ねぇ…

「…」

すると、人型オオカミは 歩くのを止める

 

「…?」

微かに聞こえる人型オオカミの声が

とても低く聞こえてきた…

「な…なんかおかしくない…?」

「聞こえるの… 唸り声じゃない?」

キーラ

ほんとだ。どうしちゃったんだろ…

キーラ

僕見に行ってくる。

「待って!」

「まずリーダーに 報告してからにしよう」

キーラ

え…でもリーダーは今…

キーラが口を開こうとした次の瞬間

ガシャーーーン!!!

「!?!?」

急に大きな音が タブレット端末から聞こえた

見てみると さっきまで立ち止まっていた 人型オオカミが 研究室内を暴れ回っていた

キーラ

ダメ!止めに行かないと!向こうにいる子達が怪我しちゃうっ!

キーラは研究室を飛び出した

「ちょっと!キーラ!!」

私は慌てて研究室を飛び出した

「待ってキーラ…!!!」

ドン!!!!

「きゃ!!!」

私は反対方向から来た誰かと ぶつかって、倒れ込む

キャンドル

ひゃー!ごめんあそばせ〜〜

キャンドルは後ろを振り返りながら 走り去っていった

「!?」

(…トップ3のキャンドル…!)

(ってことは… 向かった先にあいつが…?)

(…ダメ、今は キーラを追わないと)

私は立ち上がり、再び走り出す

階段を使って20階まで 登っていった

20階 培養ポット室

「…キーラ!」

部屋の外へと逃げ出す研究員を 掻き分けて、ようやく辿り着く

「…!?!?」

部屋の中は 壊された機械から出た煙で 充満している

その中にポツンと1人 人型オオカミがいた

その手には

生首のキーラがいた

目の前には信じがたい光景が目に映り 私は尻もちをつく

(に…逃げないと…)

(でも…腰が抜けて…)

人型オオカミはキーラを手放す

そして私目掛けて走り出した

「!!!!」

私は目を瞑る

死んだら何もできないけど

死んだ先にキーラがいるなら…………

グサッッッ!!!

後ろから何かが飛んでくる

人型オオカミに何本もの氷柱が刺さる

刺さった氷柱を取ろうとするが 力尽きて気絶した…

ライ

…効いたか。

ライは気絶した人型オオカミに 向かって歩く

ポケットから注射型の抑制剤を 取り出し、人型オオカミに打つ

「…」

「リーダー… 逃げ出した実験対象者は… 今…どこに…」

ライ

ライ

トップ3からの連絡がない。まだ研究所の中にいる。

「!」

私は立ち上がり、培養ポット室を 飛び出した

ライ

階段を素早く降りる

(許さない…!私が捕まえて…)

(捕まえて…!)

(キーラと… 同じ目に……!!)

バサッ……!!

「!?」

あいつだ

私の横を飛び、踊場に着地した

あいつは振り返り

微かに笑う

そしてまた階段を降りていった…

ふと蘇るさっきの出来事

リーダーが私の後ろから 超能力を出し人型オオカミの 動きを止めた出来事…

(あの力さえあれば…!)

(あいつを…)

あいつを…………!!!!

 

研究所前

カクターン

…は!?何で地面が凍ってるの!?

ヴァル

…!!

ヴァルは辺りを見回す

奥の方で ハップとマルファが戦っていた

ヴァル

あいつの超能力か!?

ジェミ

あ!ヴァル!!

ジェミは滑りそうになりながらも ヴァルに手を振る

ジェミ

…横にいる人は!リーブに似てる研究員だ!

ヴァル

ヴァルの後ろから足音が聞こえる

レオナルド

…ジェミさ〜ん!

ジェミを見つけた途端 走り出す

ジェミ

レオ〜〜!

ヴァル

…!!

ヴァル

レオナルド!止まr

レオナルド

わあああ!

ヴァルとカクターンを通り越して レオナルドは氷の上で尻もちをつく

ヴァル

ジェミ

大丈夫〜?

レオナルド

大丈夫です……

ヴァル

レオナルド….さっき会った奴の超能力で地面が凍ってるみたいなんだ…

レオナルド

え!超能力者だったんですか!?

カクターン

はぁ…これじゃ中に入れないじゃん…

カクターン

カクターンは茂みにあるものを 見つける

マルファが乗ってきた小型の飛行機に 乗り込み、研究所へと飛び立った

24階

パーカ

(ケディさん…どこにいるんだ…)

パーカ

!!

足音が聞こえ、俺は空いてる部屋へと逃げ込む

1人の研究員が、何かを持って 早走りで歩いて行った

パーカ

(危なかった……)

特別実験対象者保護室

ケディ

ガチャ…

ケディ

!!

キャンドル

こんにちはぁぁ

ケディ

き、君は…!?

キャンドル

あたくしは研究員のキャンドル、あなたに協力してほしいことがあって来たの♡

ケディ

俺に…協力してほしいこと…?

キャンドル

そぉ!

ケディ

それって…俺じゃないとダメなことなのかい…?

キャンドル

えぇ!とぉ〜〜っても!あなたが必要なのぉ。

キャンドル

…あなたの…腕がね?

ケディ

う、腕?何か…作業するの?

キャンドル

ううん!!そうじゃないの?

キャンドル

あなた…天然でかわいいわね♡

ケディ

キャンドルは後ろに隠していた 2本のノコギリを取り出す

ケディ

!?

キャンドル

もう一度言うわ…

キャンドル

あなたの…腕が必要なの?

キャンドルはケディに向かって 歩き出す

ケディ

あぁ…!!それだけは…!!

キャンドル

ダメダメ〜!とぉ〜〜ってもあなたが必要って言ったでしょぉ〜???

ケディ

あぁぁ!来ないでくれ!!

ケディは手を銃の形にし キャンドルに向ける

ケディ

もうこれ以上痛い思いはしたくない!!

キャンドル

まぁ?あたくしを撃つっていうのぉ〜?

キャンドル

いいわよぉ?撃ちなさいぃぃぃ!?

ケディ

うぅ…

ケディ

うわあぁぁぁぁぁぁ!!!

ドカーーーーーーン!!!

鳴り響く爆発音…

ライ

!?

ライ

何だ今の音は…!

ライは音のした方へと歩き出す

奏もライを追っていく

ケディ

ケディは力尽きて尻もちをつく

キャンドル

…ウフフ。

キャンドル

…なぁに?それぇ?

ケディ

あぁ……!

キャンドル

…もっっっと切りたくなっちゃったわ♡

高鳴る心臓を抑えながら キャンドルはケディに向かって歩く

ケディ

…いやぁ………来ない…で…

ケディは後退りする

が、壁にピッタリと背中がくっつく

キャンドルはケディの前に立つ

キャンドル

あなた…超能力までかわいいのねぇ……

そう言いながらケディの右手を持つ

ケディ

あぁ…やめ…てくれ………!!

ケディは掴まれた手を退けようとする

キャンドル

大丈夫よぉ………痛いのなんて一瞬だけだから……ねぇ〜?

キャンドルはノコギリを振りかざす

ケディ

っ………!!!

グザッ…………!!!!

【main】Z.island EP2

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

45

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚