桃谷
少し熱くなってきた夜。莉犬を連れて外まで歩いて来た俺
赤崎
そうつぶやく彼の瞳はキラキラ輝いていて、俺と目が合うと恥ずかしそうに微笑む
桃谷
赤崎
桃谷
赤崎
彼が指さした先には自動販売機とまだ新しそうなベンチ。
、、、何故こんなにも都合よくあるのか問い詰めたいが。
俺もまぁ疲れてたとこだったし丁度良かった
ゴトン
自販機から飲み物が落ちる音。取り出し口からコーラをとり、ベンチに座っていた莉犬に声をかける
桃谷
赤崎
桃谷
受け取った500円玉を入れ、苺ミルクのところでボタンを押す
ゴトン
桃谷
赤崎
自分の持つコーラの炭酸の抜ける音を聞きながら、月を眺める
赤崎
静けさの中、莉犬が呟く
赤崎
桃谷
気付いてるって、と一言告げジュースを口にする莉犬。
あ、上手い
とかなんか呟いたりする彼は
赤崎
桃谷
赤崎
急なカミングアウト。に手が止まる俺
、、、え、好きな人いんの?
というかタイミング考えろよ。どういう経緯で言ってんだお前←
赤崎
、、、そんなこと。
その一言に、男が好きなんだと察した。
別に、誰を好きになろうと勝手だし、、、
実際、俺もジェルもころんも、、、
、、、?俺?
『さとみくんっ!』
、、、そうだ
桃谷
莉犬に向けてなのか、はたまた昔の誰かに向かってなのかは知らんけど。
不安そうな顔から一気に嬉しそうにホッとする莉犬。
数秒後、決意したような顔で俺に向き合った
赤崎
桃谷
赤崎
ピロン
赤&桃
一通の通知で跳ね上がる俺たち
桃谷
そう愚痴をこぼしながらスマホを開くと、納得する"彼”からだった
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