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君と苺のような恋をするには。Vol.2

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君と苺のような恋をするには。Vol.2

17 - ジ「桃色ヒーローの恋心!桃黄要素入るで!注意!」

♥

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2022年07月05日

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スマホを見た瞬間、一気に嬉しそうになるさとみくんに胸が痛む。

、、、きっと、彼からだろう。

さとみくんの、幼なじみ。

きっと、今は青い彼と一緒に居る人

彼が俺に見せてくれた画面には簡潔にこう書かれていた

黄神

『あの日のこと思い出しました』

黄神

『昔あなたが言った事です』

黄神

『どういう感情で言ったんですか?』

やっと分かってくれた、なんて言う彼の言葉の意味に首をかしげる。

、、、いったいどういう意味?

桃谷

昔、俺さ。好きだったんだ。るぅとの事

意味に気づいてない俺を見て告げるさとみくん

赤崎

、、、、、、えっ

頭が追い付かなかった

るぅとくんが好き?

さとみくんが?

やっと理解したとき、さとみくんが目を見張る

桃谷

!?り、莉犬!何で泣くんだ!?

赤崎

、、、っあ、ごめん、続けて

袖で拭きながら謝る俺。

俺って、こんな女々しかったっけ

桃谷

、、、それで、るぅとに告ったんだ『好きだ』って。




、、そう、好きだった。アイツの事。恋愛感情で。
きっと、そうだったと思う

寂しそうな顔で語る言葉一つ一つに意味がありそうでないような。俺には彼の言葉が分からなかった

赤崎

"だった”って、、、何で過去形なの?

桃谷

、、、もう諦めたから

付き合える可能性がなかったから諦めたの?

そう聞くと彼は軽くははっと笑い、紡ぐ

桃谷

付き合える可能性が無かったのはあったけどな。だから諦めたって言うわけでもねーけど

赤崎

、、、は、はぁ

なぁ、莉犬

俺にしか聞こえないような小さな声で彼は問う

__叶わない恋って汚いよな

、、、全然、違うよ

またあふれそうになる涙をこらえながら、哀しそうな顔の彼に微笑む

赤崎

さとみくんは、綺麗だよ。すっごく

目を開くその動作も。

スマホを持つその指の1本1本も。

サラサラな桃色の髪も。

全部綺麗。

、、、全部が大好きだから

桃谷

莉犬、、、り、いぬ、、、

ギュッと彼を抱きしめる

赤崎

、、、このまま、時間が止まればいいのに

キザっぽい台詞も吐いたりして。

彼は少しだけ笑ったのだった

君と苺のような恋をするには。Vol.2

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