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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

りう❤

どこから探索
しようかな〜♪

俺は、“ない💕”という お兄ちゃんから 脳を受け取った。

しかし、脳を得た実感が無い為 双子のお兄ちゃんの提案で 少し探索をすることにし、今に至る。

りう❤

あ!あっちには
まだ行ったことが
なかったかな…?

俺がそそくさと足を進めていると、 突然辺りが暗くなった。

りう❤

うわっ!!

りう❤

急に暗くなった…!?
真っ暗で何も見えない…

辺りを見渡しても、 暗くて何も見えなかった。

俺が恐怖で怯えていると、 遠くから“音”が聞こえてきた。

キン…キン…キン…

りう❤

な、何この音…?

何かの金属音だ。 その音はだんだん近づいて来ている。

すると、お兄ちゃんの忠告が 頭をよぎった。

“まぁ、大きな音が 聞こえたら注意しーや?”

“音が聞こえた後、すぐに眠くなって”

“起きて気が付くと どこかをちぎられてるからな?”

その事を思い出すと、 背筋が凍った感覚がした。

りう❤

もしかして…カンシ?

…きっとカンシだろう。 俺の恐怖心に構わず、 音はどんどん大きくなっていく。

キン…キン…キン…

りう❤

やばい…!
逃げなきゃ!!

俺は急いで走り出した。

りう❤

お兄ちゃん!!

ゆうす💛

おわっ!!
どうしたんや!?

お兄ちゃんは驚いた様子で 俺のことを見ている。

りう❤

カンシが…!
カンシがすぐ
そこまで来てる!

ゆうす💛

ほんまか…!!
なら、この部屋で
しばらく隠れとこ!

りう❤

わかった!

俺はお兄ちゃんと向かい合うように座る。

しばらくすると、急に眠気が襲ってきた。

りう❤

…なんだろう、
すごい…ねむ…い…

ゆうす💛

……やばい、
オレ…も……

そして2人は、眠ってしまった。

ゆうす💛

おい、
起きろ〜?
朝やで〜?

りう❤

うぅ…ん…

俺が目を覚ますと、 目の前にはいつもの お兄ちゃんが座っていた。

りう❤

……おはよう…

ゆうす💛

あぁw
おはよう!

お兄ちゃんは笑顔で 朝の挨拶をしてくれた。

ゆうす💛

カンシはもう
おれへんように
なったみたいやで!

ゆうす💛

どうやら、ここには
カンシは入ってこうへん
みたいやな!

りう❤

じゃあ、
カンシが
来たときは…

りう❤

ここに来ればいいんだ!

ゆうす💛

確実では
ないけどな…w

ゆうす💛

カンシはいつ、
どこで姿を現すか

ゆうす💛

俺にもさっぱり
分からへんし…

りう❤

わかった!

りう❤

僕もここで
引き籠もれば

りう❤

いいんじゃないかな!

ゆうす💛

あ〜…w
引き籠もってると
ママに会われへんで?w

お兄ちゃんは笑顔で話している。 …しかし、少しずつ元気はなくなっていった。

ゆうす💛

まぁ、ただ単に…

ゆうす💛

カンシは…
オレらが狙いじゃない
だけかもしれへんけど…

りう❤

…もしかして、
他にも何か
あるのかな?

ゆうす💛

もしかすると…
あるかもしれへんな?

りう❤

そっか…

りう❤

あ!そういえば…!

ゆうす💛

お、何かあったか?

りう❤

まだしっかり
探索出来てない!

ゆうす💛

…そうかwじゃあ
行ってくるか?

りう❤

うん!そうする!

ゆうす💛

わかった!
くれぐれもカンシには
注意しーや?

りう❤

了解!行ってきます(*^^*)

ゆうす💛

行ってらっしゃい!

りう❤

トコ…トコ…トコ…

俺はまた、脳を得たという 実感を味わうために 探索に出ていた。

すると、ママの声が聞こえる あの場所についた。

りう❤

…もしかしたら、
言葉も理解出来るように
なっているのかな?

俺はそう思い、ママの声を聞いてみる。

早く!早く いなくなってよ!

アンタがいるせいで あの人に嫌われる!

早くお腹から出て行ってよ!

女になんて 生まれるんじゃなかった!!

りう❤

ッ…

りう❤

これって…
僕のこと?

俺はそれ以上、何も言えず ただひたすらに道を歩いた。

しばらく歩くと、 また別のママの声が聞こえる 場所についた。

でも、さっきとは違う状況だ。 ママの声が聞こえる場所には、 俺の知らない人がいる。

その人は、俺に声を掛けてくれた。

???

おーい!そこの
ヒマしてそうな
6番目くん!

???

ちょっと
こっちに来てよ〜!

りう❤

わ、わかった…?

俺は言われるがままに その人のところへと向かった。

???

なになに〜?
ないちゃんの脳みそを
もらったんだって?

???

そのくせ、びっくり
するぐらいしけた
顔してるね〜w

???

可愛い〜!

りう❤

え…?誰……?
6番目?3番目?

その人は次々と話しているが、 俺はその状況に追い付いていけなかった。

俺が動揺していると、 その人は笑顔で話し続けていた。

???

あはは!w
そんなの誰だって
いいじゃん!w

???

ねぇねぇ!
そんなことより6番目くんって
“かくれんぼ”って知ってる?

???

僕、さっきから
ヒマでヒマで
しょうがないんだよねw

???

一緒にしようよ〜!

りう❤

…僕、ママの声を
聞きに来たんだけど…

りう❤

キミは誰なの…?
僕より小さいね…?

???

あははっ!w
見た目だけで
判断しないでよ〜?

???

ほら、そんなことより
かくれんぼしようよ〜!

りう❤

えぇ…

俺が躊躇っていると、 その人はどんどん俺のことを煽った。

???

僕を見つけたら…
僕の正体、教えてあげる!

???

あ、もしかして
かくれんぼ知らない?w

りう❤

し、知ってるし!
キミは誰なのか
知らないけどね…

りう❤

そう言われると、
何かちょっといらつく!

りう❤

いいよ!
かくれんぼしよう!

???

いいねぇ!
そのムキになった
顔、好きだよ!

???

じゃあ、始めるよ!
6番目くんが鬼ね!

???

10秒数えたら
探してね〜!

???

はい、始め!

そう言ってあの人は、 俺の前から姿を消した。

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