いつも
俺は『不幸』だ
いつから
『それ』に気づいたのか
同級生の『彼女』に
『好き』
という気持ちを抱かれていた
勿論俺に恋愛感情は一切なし
それどころか誰とも恋愛をする気は無かったから
だからその気持ちが
引き金
だったのかもしれない
多分俺の恋愛の話に関してそれが学年中に広まったのは
リーダー格の女子が原因だった
俺はその事を漏らされてもどうにも思わなかったが
それを知りたくない人
が居るのは分かってた
でもそれで俺は諦めてもらえると思ってた
関わるつもりは無かった
呼び出されたから仕方なくと言う感じだった
でも俺は───
密かに彼女の事を想っていた
『好き』だった
でもその思いを一瞬で引き裂くように
俺の腹部に鋭いものが突き刺さった
彼女は酷いやつれた顔をして笑っていた
まるでこれが
『愛』
とでも言うように
これがきっと俺の最後の夜だ
星は四方八方に輝き続け
月もまた輝き続ける
俺自身は輝いていなかった
ただ、ひとつ輝いているとすれば───………
俺の腹部の
染まっていく
『歪んだ愛』
くらいで
最後の夜に
終わらせることはふたつ
俺の人生と
この恋を忘れる為に
この人生を終わらせる
コメント
8件
「この恋を終わらせる為に。」と「この恋を忘れる為に。」かぁ……。 凄い…2人の想いが複雑にすれ違っている感じが伝わってくる…。 男性の方は…本当は好きだけど、その気持ちを隠していたんだね…。歪んだアイ…やっぱり怖いね…。 続編も面白かったよ!!
あぁ……両思いだったのに。 ☆☆☆れちゃうなんて…… 切な( ´・ω・`)
どうも、ゆぴはなです! おまたせしました、続編です!(この恋を終わらせる為に。の続編です) こちらもイメージ通り暗い感じの物語になりました🙌 見て下さってありがとうございます🙇♂️