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夏休みの終わりを告げる花火だった。
明日からは学校。
そんな重たい空気を切り裂くような花火の音が頻繁になっていた。
別に学校も ×××××× と一緒に行けるなら嫌だとは思わなかった。
???
そう、彼女が言い掛けた時だった。
ドンッ!
さぁーもん
そんなところで目が覚めた。
嫌な夢を見た。
時計は8時を示していた。
いつもより一時間遅くに起きてしまったから一瞬焦ったけど、休日を認識して安心する。
__夢のことは、忘れよう。
お父さんは仕事熱心な人でもうずいぶん帰ってきていない。
どうせ不倫でもしてるんだろ__
お母さんは俺が小さい頃に他界して顔も覚えていない。
新しいお母さんはあたりが強い人で、ちょっと怖かった。
けど少し前に家出して、お父さん同様帰ってきていない。
凸もり
この人は凸さん。
義理の兄弟、いわば血のつながっていない家族だ。
さぁーもん
凸もり
凸さんはテーブルを指さして言った。
テーブルの上には少し崩れた目玉焼きや、パンなどが置かれていた。
さぁーもん
凸もり
凸さんは笑顔でリュックサックを背負って「行ってくる」と言った。
さぁーもん
さもさんは滅多に笑わない。
いや、笑おうとはしているんだろう。
さもさんと初めて会ったのは一年くらい前。
親が再婚したのが一年と半年嫌い前で、同居することになったのが一年くらい前だった。
初めて会ったときの印象はザ・引きこもりって感じで何かをひいきずってるって感じがする。
部員
凸もり
まあ、首の突っ込みすぎはよくないか、、、。
自分より遅れた部員がいないかまわりをみわたしていると、木の近くに人影が見えた。
けど瞬きするとすぐに消えた。
部員
凸もり
、、、気にしないでおこう。
???
???
???
××××さん。