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一行は森の入り口にたどり着いた。

冬は雪で白一色になるこの場所も、今の季節はみずみずしい緑色を見せている。

ノルウェー

この辺の地形に関しては、私が一番詳しいと思います

ノルウェー

私先頭で行きましょう

アイスランド

お姉様、頼りにしています!

フィンランド

ああ、よろしく頼む。

フィンランド

俺は最後尾で警戒してるから安心して探索して欲しい

デンマーク

さすが最強スナイパー!

フィンランド

……クソ兄貴に負けてるんだから最強じゃないだろ

スウェーデン

ねーねー、早く行こうよ

スウェーデン

あの声の主気になる〜

ノルウェー

全く、スウェーデンったら

ノルウェー

いつまでも子供っぽい……

「そのこと」に気がついたのは、フィンランドとデンマークだけだった。

フィンランド

……!

フィンランド

ノルウェー、伏せろ!!

次の瞬間、フィンランドは発砲した。

ノルウェーのすぐそばまで迫っていた熊の体を、銃弾が貫いた。

ノルウェー

えっ?

デンマーク

やああっ!

そのままデンマークが剣を熊の体奥深くまで突き刺した。

スウェーデン

もう、姉ちゃんったら……

ノルウェー

スウェーデンも気づいてなかったでしょう

アイスランド

お姉様、大丈夫でしたか?!

ノルウェー

うん、私は大丈夫よ

デンマーク

とにかく、ここには危ない生き物もいそうだね

フィンランド

ああ。気をつけて進まなくてはな

……だいぶ奥までやってきた。

太陽は沈みかけている。

スウェーデン

ふああ、眠いな

アイスランド

眠気は注意力を低下させてしまいます

アイスランド

今日はこのまま野営したらどうでしょうか?

デンマーク

うんうん、いいと思うよ!

スウェーデン

テントを建てるのは僕に任せて

ノルウェー

私は木をとってきますね

フィンランド

じゃあ、俺が周囲を警戒してる

フィンランド

二人とも気をつけろ

ノルウェー

了解です!

ノルウェー

……ふう、必要なものはこのくらいでしょうか

スウェーデン

うん、サイズを考えれば十分だと__!

バキッ!!

ノルウェー

い、今の音は?!

突然、何かが割れる音がした。

スウェーデン

ああ、悪かったな

スウェーデン

殻のある動物が走ってきてたんだよ

ノルウェー

ありがとうございます……

ノルウェー

私は守られてばかりですね、

スウェーデン

いーや、そんなこともないんじゃない?

ノルウェー

え、?

スウェーデン

姉ちゃんは注意力に欠けてるところもある

スウェーデン

でも、それ以上に

スウェーデン

みんなのことを思ってるんだよ

スウェーデン

だから、自分の周りのことが見えなくなってしまう

スウェーデン

……違うかな?

ノルウェー

全くその通りですね

スウェーデン

もうちょっと、自分を大切にしたら?

ノルウェー

はい、そうしてみます!

フィンランド

遅かったな

デンマーク

大丈夫だった?

ノルウェー

うん、ちゃんと木集めてきたよ

ノルウェー

途中、何かにまた襲われそうになってたみたいで

スウェーデン

で、そこを僕が助けてやったと

アイスランド

スウェーデン様かっこいいです!

フィンランド

流石だな

ノルウェー

で、その後いろいろ話してて

ノルウェー

少し気持ちが軽くなりました!

デンマーク

気持ちが軽くなったって、何か悩んでたの?

スウェーデン

母さん、もう解決したことなんだ

スウェーデン

あんまり深掘りしない方がいいと僕は思うよ

デンマーク

た、確かにそうだね

フィンランド

皆、早く野営地建てるぞ

アイスランド

はーい!

その夜は、近くの川でとれた魚を食べた。 美しい星々を眺めながら、5人は眠りについたのであった。

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コメント

1

ユーザー

空絶対綺麗じゃん…

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