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『うちらを否定する気?!』

そう言ったミスUの顔は苦しそうで寂しそうで辛そうな顔だった

『逃げたくても逃げられないのね』

その2つの言葉が頭から離れない

私はただ人間はおもちゃじゃないことを伝えたかった

それなのにどうしてこんなことになったんだろう・・・

ミスターXともミスUとも仲が悪くなるなんて思ってもいなかった

優來

ミスターX・・・

優來

ミスU・・・

私は

人間解剖係のことをわかっているつもりで、だけど何一つわかっていなかったのかもしれない

さくら

命を掛けてでも人を守れ

さくら

それが私達大嶺家に伝えられている言葉

優來

・・・さくら・・・ちゃん

優來

・・・人間解剖係なのに、そんな言葉が伝えられているの?

さくら

人間解剖係だからこそ

さくら

人を守るの

さくら

人を守り、自分達が解剖する人間をなるべく少なく済むようにね

優來

どうして人を守ることで解剖する人間を減らせるの?

さくら

・・・ミスターX、大事なこと何一つ話してないのね

さくら

あんた、何か勘違いしているようだけれど、私達は人間全てを解剖している訳ではない

さくら

死神に魂狩りをされそうな人間や、病気に苦しむ人間達を解剖しているの

優來

そうなの・・・?!

さくら

えぇ

さくら

本当に何も知らないのね

さくら

やっぱりミスターXは抜けが多すぎる・・・

さくら

恐らくミスUは

さくら

何も知らないあんたにイライラしたんだと思うわ

さくら

いけないのはミスターXなんだけどね・・・

さくら

あの人はね、昔から抜けが多い人なんだって香澄さんが言ってた

優來

・・・そっか

さくら

・・・自分を責める必要、今回は全くないんじゃない?

優來

・・・いや

私はミスターXと出会って直ぐに、過激な仕事をしなければならないと知った

それなのに・・・

優來

私は仕事について何も知ろうとしなかった

優來

人間解剖が私の仕事だとわかっても、何も知ろうとしなかった

優來

未熟な私がいけないんだよ・・・

そう言った私に、さくらちゃんが大声を挙げた

さくら

・・・馬鹿っ!!

さくら

そんなに冷静に行動できる人なんていないわよ!

さくら

それなのにどうして自分ばかり責めるの?

さくら

少しは人のせいにしたり、誰も悪くないと思うことは出来ないわけ?!

さくらちゃんは、私を慰めながら貶すような

そんな曖昧な怒り方をした

さくら

私はね・・・

さくら

人が好きよ

さくら

解剖するから、じゃなくて、人そのものの存在が好きよ

さくら

だけど・・・

さくら

あんたのことは、自分のことばかり責めるから嫌いっ!!

人が・・・好き?

優來

じゃあもし私が自分を責めるような人じゃなければ仲良くしてくれたの・・・?

さくら

・・・そうかもね

さくら

私は多分人間解剖係の中でも特に人間の事が好きだと思うわ

優來

どうして・・・そんなに人が好きなの・・・?

さくら

・・・人間は

さくら

色々な感情を持ってる

さくら

だから

さくら

色々な物語が産まれる

産まれたその瞬間から人間解剖係な者は

人間のようでありながら少しだけ人と違う

常に人を騙し、解剖する事が楽しくて仕方がないそうだ

それでもなお、人のことが好き

そう言えるさくらちゃんが

すごく尊く見えた

さくら

人って本当に素敵よね

さくら

特に愛し合う男女。

さくら

危険な目にあった時、守り合うのがすごく素敵

さくら

・・・香澄様もそうなの

さくら

だから大嶺家には

さくら

命を掛けてでも人を守れ

さくら

その言葉が伝えられているのよ

さくらちゃん・・・

さくら

だから

さくら

あんたも命を掛けてでもミスターXを守りなさいよっ・・・!

優來

・・・何から・・・?

さくら

・・・私は香澄様や大嶺家のためにあんた達のグループリーダー、ミスターXのことを大嶺家全員で攻めに行く

優來

え?!

さくら

だから・・・!

さくら

あんたはミスターXが私達に殺されないように命をかけて戦いなさい!!

優來

・・・うん

優來

負けないよ、さくらちゃん!

さくら

・・・期待してるわ

私はミスターXを守り抜くために

命を賭けることを心に誓った

呪われた運命のミスA

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