コメント
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なるほど全て先輩が言ったことでこんな誤解が生まれたのか...これは...悲しすぎる(´;ω;`)この先輩がぁぁぁぁぁぁぁぁっ まふくんの過去が分かりました(冷静( ˙-˙ )
あああ……っ!!!!!!! ひとつの誤解がまさかこんなことに なってしまうなんて……先輩のせいだ… その先輩ってまさか…っ!!!!!! まふくんにはそんな過去があったんだね… ううう…悲しい…苦しい…うわぁぁぁあん… 続き楽しみに待ってます(*^^*)
ぬぁぁぁぁ、分かってた分かってたよぉ…… まふくんが親を殺ったのには理由があるって… まふくんのお母様ぁぁぁぁぁぁ(泣)お父様ぁぁぁぁぁぁ(泣) まふくんは今元気ですよぉぉぉぉぉ(((((( …やばい、目から水が((()
かえで
かえで
かえで
かえで
かえで
かえで
かえで
かえで
元々僕は、裏の世界なんて知らない ただの高校生だった
両親と僕、そして1匹の猫の、 ただの普通な家族で、平穏な毎日を 暮らしていて
だけど、それが全て壊れたのが、 あの人との出会い
僕が通っていた高校に、ある日 転校生がやって来た
彼の名前は“青葉翔琉”、 僕の一つ上の先輩
僕はひょんなことから関わる ようになって、見る見るうちに 先輩と仲良くなっていった
家族ぐるみの仲にもなって、 楽しい毎日を送っていたのに……
翔琉
真冬
翔琉
真冬
翔琉
お前を売ろうと話しているのを
真冬
真冬
翔琉
真冬
真冬
翔琉
先輩が言うには、うちにはすごい 借金があって、もうどうにもならない ところまで来てしまっているらしい
それで、最終手段として、僕のことを 裏の組織の人に売ろうとしているって
翔琉
翔琉
真冬
翔琉
真冬
真冬
両親に勧められて、ピアノを 習い始めたのがきっかけで、 音楽に興味を持って
将来は作曲家になりたいと夢見て、 毎日ギターの練習を頑張ってた
真冬
真冬
翔琉
真冬
家に帰ると、そこには誰もいなくて
真冬
いと
真冬
リビングには、猫のいとが1匹だけ
ラガマフィンのメスの三毛猫で、 僕の何時かの誕生日に、うちに来た子
真冬
いと
うちの親は共働きだから、こうして いとしかいない日も多々あった
真冬
真冬
それから数日後
いつも通り、翔琉先輩と 一緒に帰っていた
翔琉
真冬
翔琉
真冬
真冬
翔琉
翔琉
真冬
翔琉
真冬
翔琉
真冬
真冬
翔琉
真冬
家に帰って来て、リビングの 扉の前まで来る
父親
母親
真冬
真冬
恐る恐る、聞き耳を立ててみる
父親
母親
父親
真冬
所々、音が小さくて聞こえない
真冬
真冬
怖くなって、玄関から家を飛び出した
ガチャッ
母親
父親
父親
母親
真冬
真冬
真冬
必死になって、先輩に電話をかける
翔琉
真冬
真冬
翔琉
真冬
真冬
翔琉
真冬
翔琉
真冬
真冬
翔琉
翔琉
翔琉
真冬
そんな……まさか先輩のところも……
真冬
次の日の放課後
僕らは無事校舎裏に集まった
真冬
翔琉
真冬
真冬
先輩が、持っていた鞄から とあるものを取り出す
翔琉
真冬
翔琉
翔琉
真冬
真冬
翔琉
翔琉
真冬
翔琉
翔琉
真冬
真っ黒な拳銃を受け取って、 自分の鞄の中へ入れる
簡単に、人の命を奪えてしまうもの
真冬
真冬
いつも通り家に帰ると、 珍しく2人が揃っていた
父親
母親
真冬
真冬
父親
母親
真冬
逃げてダメなら、殺すしかない
真冬
母親
父親
真冬
父親
母親
真冬
鞄を下ろして、両手で構える
父親
真冬
真冬
真冬
真冬
真冬
母親
父親
真冬
真冬
真冬
真冬
真冬
父親
入っていた弾を全て撃って、 バタッとその場に座り込む
真冬
真冬
いと
真冬
真冬
真冬
少し震えながら近づいて来たいとを、 優しく撫でてやる
真冬
いとを抱きかかえて、立ち上がる
真冬
ふと、リビングの机に何か袋が 置いてあるのが見えた
真冬
一旦いとを床に放して、 袋の封を開ける
真冬
それは、新品のギターだった
真冬
さらに、メッセージカードの ようなものを見つける
真冬へ 誕生日おめでとう 夢を叶える為に使ってください 幸せ溢れる一年になりますように 父さん、母さんより
真冬
真冬
そういえば、今まで忘れてたけど、 今日は僕の誕生日だ
真冬
真冬
2人は僕のことを 売ろうとしたんじゃないの?
借金があるから、僕をお金に しようとしたんじゃないの?
真冬
真冬
真冬
真冬
何をどれだけ聞いても、 2人は何も言わない
……もう、全部分かった
取り返しのつかないことをしたのも、 全部僕の勘違いだったってことも
真冬
真冬
真冬