私はエツト・ダイ。最近、ダイエットを始めた。食事制限はもちろんのこと、運動もきっちり行い、やっせやせになってやるんだ!
エツト・ダイは、張り切りすぎていた。今、彼女はランニング中であった。
エツト・ダイ
はぁっ…はぁっ。(頑張らなきゃ!行け私!)

高坂
おーい!そこのおねえさーん!

エツト・ダイ
えっ?…はぁっはぁっ。(走ってんだから途中で話しかけんな誰か!)

高坂
やっほー!

エツト・ダイ
うわっ!(後ろから急に!?気配なんてなかったし…、この人、だいぶ遠い場所から走って?体力分けろよ!)

高坂
やっと止まってくれましたか!

エツト・ダイ
はぁ!?なんなんですかあなた!はぁっ…はぁっ。(私にまた太れってかぁ!?)

高坂
あなた、一気に物事片付けちゃうタイプなんじゃないですか?

エツト・ダイ
えっ?(いや、まぁ自覚はあるけど…。)

高坂
やっぱりね。俺にはわかる!

エツト・ダイ
は?急に他人に対して何言ってるんですか?

高坂
え?いやいや!こんだけ会話が長続きしている時点で俺らはもうマイフレンド、そうだろう?

エツト・ダイ
…。さよなら。(変人だと察した。)

高坂
まっ!待って!君にあげたいものがあるんだ!

エツト・ダイ
はぁ!?なんなんですか!?

高坂
君、多分もうちょっとで倒れちゃうよ?

エツト・ダイ
は?何言って…。(あれ?なんか、くらくらする…?)うわっ!

高坂
あぁ、危なかったね。よし、あそこのベンチにでも座ろうぜBABY。

エツト・ダイ
は?BABY?は?(なんやこいつ…。)

高坂
よいしょっと。

エツト・ダイ
あっ、あのー、助けてくれてありがとうございました(?)

高坂
いやぁ、俺は別に助けてなんかないよ。ただ、君にこれを渡したくてね。

エツト・ダイ
はぁ?どれだけ私に渡したいんですか?何をかは知らんけど…。

高坂
ほら!これだよ!じゃーん!

エツト・ダイ
えっ?ハンバーグ!?ちよっ!私だめですっ!ほんとにっ!だって!私ダイエッ

高坂
君、いつもこの辺走ってるよね?すごい速さで。一生懸命。だからね、そんな君にプレゼントだよ!

エツト・ダイ
いやいらねーよ!私ダイエットしてんだっつーの!

高坂
あーそうだったんだね。まぁ、たまにはのご褒美としてさぁ!ほらほら!

エツト・ダイ
食べません!

高坂
えー?でも、体調悪そうだよ?

エツト・ダイ
関係ありません!

高坂
…。

エツト・ダイ
目潤ませても無駄だから!

高坂
…。

エツト・ダイ
だからっ!ほんとにいいってっ…。(あっ、やばいっ…、これっ…倒れっ…。)

高坂
…、倒れちゃった…、完全にこれは食事制限のしすぎだね。はぁ、このハンバーグは豆腐でできてるって言おうか迷ったけど、言った方が良かったのかなぁ…、でも言わなかったら、ほんとに肉を食べているように感じて、少しでもご褒美を味わえたり…、って思ったんだけどなぁ…。

エツト・ダイ
…、あれ?あ、いつの間にか夕方?

高坂
あ!良かった!目を覚ましたんだね!

エツト・ダイ
あっ、変な人…、すいません、もう、帰ります。本当に助かりました…。変だったけど…。

高坂
あ!待って帰る前に!このハンバーグね!豆腐でできてるんだ!

エツト・ダイ
え?豆腐で?嘘つかないでくださいよぉ!

高坂
あぁ待って!あ!わかった!ヤホーで調べてみて!出てくるから!

エツト・ダイ
え?あ、はい。わかりました。それじゃっ

高坂
あぁ!あともう1つ!

エツト・ダイ
?なんですか?

高坂
この豆腐ハンバーグみたいにね、低カロリーのものだけで作れる料理もたくさんあるんだ。だから、それを作って食べるといいよ。

エツト・ダイ
あー、はい、ありがとうございました。それじゃあっ

高坂
あぁ!あともう1つ!

エツト・ダイ
はぁ!?1つといいながら2つじゃねーか!

高坂
ごめんよー!すっかり忘れてたよー!えっとねー、君は知っているのかもしれないけど、食事ってとった分だけ必ず太るってわけじゃないんだよ。

エツト・ダイ
えっ!?そうなんですか!?

高坂
うん、だから、ダイエットをする上で…、というか…、普通に日常生活をする上でそうなんだけど、結局1番いい食事とは、バランスのとれた食事なんだよ。

エツト・ダイ
知らなかった!ありがとうございます!勉強になりました!それじゃあ今度こそさよなっ

高坂
あぁ待ってあと一つ!

エツト・ダイ
お前まじでざけんなよ!

高坂
ごめんよ!あとほんとに最後の1つ!

エツト・ダイ
…、なんですか?

高坂
ダイエット、頑張ってね!

エツト・ダイ
…、ありがとうございます…。(こいつ、変なやつだけど良い奴だ。よし!頑張ろう!)

高坂
うん!じゃあね!

エツト・ダイ
はい!ほんとに私のためにありがとう!

高坂
うん!ん?あれ?別にあの人のためじゃなくて、俺がただ最近覚えたうんちくを誰かに言いたかっただけなんだけどなぁ…。まぁあの人が笑顔になってくれたから、良かったな。へへっ。

エツト・ダイは、こうして高坂に教えて貰ったうんちくを使用したおかげもあってか、ダイエットに成功することが出来たのであった。
因みに、地味に『こう』して『こう』坂に教えて貰った…って、ダジャレじゃね!?まぁ、そんなところで読んでくれてセンキューでした!ᕕ( ᐛ )ᕗ