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2年前
私が小5のとき…あ、今は中1なんだけど
私はまだ天姬(あまひめ)だった
天姬は私の名前ね
そして、家族もいなかった
児童養護施設
ソラ
セイ姉
エン兄
これが、セイ姉たちとの出会いだった
その後、私は二人に引き取られた
セイ姉
そう言われた家は、木製で、落ち着いた雰囲気の家だった
エン兄
ソラ
私は、言われるがままにドアを開けた
ソラ
セイ姉
エン兄
そう
セイ姉たちも親がいなかったのだ
そしてその時
私は何故か二人に仲間意識が芽生えた
エン兄
セイ姉
セイ姉
ソラ
エン兄
ソラ
エン兄
ソラ
私が思わず笑ってしまったら
セイ姉
……ってセイ姉も笑ってくれた
たったそれだけのことなのに
私はすごく嬉しかった
しばらくして、
私は家の近くの学校に転校した
先生
先生
ガラッ
教室に入ると、ザワザワとした空気に包まれた
ソラ
ソラ
男子A
ソラ
男子A
ソラ
その時に初めて知った
私の名前がおかしいってことに
男子B
女子A
女子B
先生
先生がそう注意しても悪口はとまらない
ソラ
先生
ソラ
ソラ
先生
そう言われたときに
先生への信頼はほとんど失っていた
次の日
学校に行くと上履きがなかった
そして察した
ソラ
でも、まだ我慢ができた
1週間後
今度は教科書がなくなった
ソラ
そしてコソッと言われた
女子A
涙が溢れそうになった
でも
我慢した
2週間後
屋上に呼び出された
気の強そうな女子と
スポーツ万能そうな女子と
少しオドオドした女子
ソラ
女子A
ソラ
女子B
ソラ
女子A
ガシャン!
女子A
網に押し付けられながら
そう言われた
ソラ
ウザい………?
女子B
栄華、そう呼ばれたのはさっきのオドオドした女子のことだ
栄華
栄華
その言葉が
トドメの一撃になった
こんな子にもそう思われてたんだ
…………ってね
キーンコーンカーンコーン
女子B
女子A
ソラ
そう言い捨てて、3人は行ってしまった
ガクッ
足の力が抜けて、思わず倒れ込んた
ソラ
遅れて涙が出てくる
ソラ
気づいたら、足は家に向かっていた
ソラ
ソラ
ピーンポーン
……チャイムを鳴らしても
もちろん誰も出てこない
ソラ
エン兄は小6
セイ姉は中1
ソラ
……そう思ったけど
今はどうでもいい
ソラ
??
ソラ
誰かの叫ぶ声が聞こえる
エン兄
ソラ
ソラ
エン兄
エン兄
エン兄
ソラ
ソラ
エン兄
ソラ
エン兄
家族………!
ソラ
安心したら、自然と涙が出てくる
エン兄
泣きじゃくる私を
エン兄は、優しく頭をなでてくれる
そしてこのとき
初めて家族の大切さを知った
シホナ
シホナ
シホナ