~公園~
猫船
木陰の下に 設置された椅子に 四葉が座っていた。
四葉
猫船
小鳥さんが
来てるんですね!
彼の肩には 1匹の小鳥が乗っている。
四葉
四葉
来たんだ。
猫船
猫船
弁当食べていいですか?
四葉
四葉
話してもらっても
大丈夫だよ。
猫船
そうする!
第28話
『知らぬが仏』
猫船
猫船は四葉の隣に座り、 弁当を食べ始めた。
猫船
猫船
四葉
美味しそうだね。
猫船
もらってるんだ。
猫船
一緒に住んでてね、
猫船
苦手なんだよね。
猫船
私が作らな
きゃけないね💧)
猫船
何時に起きてる?
四葉
四葉
ゆっくり本を読むのが
日課になってるんだ。
猫船
猫船
頑張ってみようかな?)
猫船
そういえば四葉は
お昼食べた?
四葉
四葉
四葉
梅干しとかつお。
猫船
チュンチュンッ
四葉は肩に乗った小鳥の頭を 右の人差し指で撫でた。
猫船
猫船
猫船がその様子を 見ていると、 ふと右手首に視線がいく。
彼の手首には 包帯が巻かれている。
猫船
四葉君怪我したの?
四葉
四葉
かすり傷だから
大丈夫だよ。
猫船
猫船
首と眼も
怪我してるね…
猫船
四葉
四葉
見ると驚いちゃうから
隠してるんだ。
猫船
四葉
昔の傷を隠してて
四葉
四葉は少し言葉を 詰まらせながら 眼帯をそっとずらす。
猫船
猫船
色が違う!)
彼の左目は 右と異なる緑色の目だった。
四葉
左右の色が
違うと怖いかな。
猫船
猫船
かっこいい✨
(´。✪ω✪。`)
猫船
四葉
猫船
目に不思議な力が
宿ってて、
猫船
おかしくできるんだ!
四葉
猫船
何かある?
四葉
四葉
猫船
四葉
光が出てるのが
見えるんだ。
猫船
四葉
何の光か分からなくて…
四葉
皆それぞれ違うんだ。
猫船
四葉
かなり出てるね。
猫船
猫船
四葉
ふんわりした光が…
猫船
四葉
四葉
一人に1つなんだけど…
四葉
憑いてる感じだね。
四葉
猫船
猫船
四葉
出来ないけど…
猫船
(こ、怖い…)
…それ、幽霊じゃなくて 私じゃないの?
猫船
(わぁっ!?)
今、取り憑いてるの 私しかいないわよ。
猫船
今は闇桜いたね。)
猫船
猫船
起きてるの?)
…どんな話してるのか 気になってね。
猫船
四葉
猫船
なんでもないよ!
猫船
四葉君は
どんな光なの?
四葉
四葉は自分の手を 見始めた。
四葉
猫船
四葉
猫船
四葉は肩の小鳥を見る。
すると、 彼のは驚いた表情をし、 固まる。
猫船
四葉
光だよ。
猫船
四葉は左目を 眼帯で隠した。
猫船
猫船
どんなんだろう?)
猫船
猫船
猫船
四葉の方を見ると、 彼の表情は少し 悲しいそうであった。
猫船
四葉
もあるかも…
猫船
四葉
隠してる理由。
四葉
それを変えることは
できない。
四葉
四葉
苦しいし、悲しい。
猫船
四葉
なんでもない。
四葉
今日は帰るね。
猫船
四葉はベンチを立ち、 足早に公園を去っていった。
猫船
猫船
猫船
猫船
変えることができない。)
猫船
猫船
闇桜
良かった。』って
事ね。
猫船
闇桜
いつの間にか 闇桜が隣に座り、 自分のお弁当を食べている。
猫船
闇桜
思ってね、
猫船
猫船
猫船
夜桜が作った弁当?
闇桜
闇桜
夜桜の負担になるからね。
猫船
悲しそう顔で
帰っちゃった。
闇桜
猫船
その理由分かる?
闇桜
闇桜
良かった。』
猫船
猫船
凄いことでしょ?
闇桜
違うのよ。
闇桜
いいこともある。
猫船
闇桜
桜が読心の力があり、
闇桜
興味本意で読んだら、
闇桜
嫌ってると
知ってしまった。
猫船
(° 口°'I|') ガーン
猫船
闇桜
闇桜
悲しむことは
ならなかった。
猫船
猫船
四葉君は何を
知ったのかな?
闇桜
答えれないわ。
闇桜
本人に聞くしかないわね。
猫船
猫船
なのかな?)
猫船
四葉君が悲しい
ままは嫌だね。)
猫船
猫船
会ったら聞いてみる!
闇桜
後悔するかもよ?
猫船
知りたい!
猫船
元気にしないと!
闇桜
闇桜
彼を責めたりしたら
駄目よ?
猫船
猫船
四葉君に
会えるかな?)
猫船
闇桜
言うべきかしら?)
闇桜
確定できないけど…)
闇桜
彼を警戒して
おかないとね。)