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主
日帝
主
日帝
主
主
主
主
日帝
主
日帝
主
ナチス
アメリカ
主
ロシア
フィンランド
イタ王
イタリア
主はあらかじめ買ってきていたピッツアをイタリアとイタ王に差し出す。
ドイツ
日本
日帝
日本
日帝
主
主は台本を置いて、脱兎のごとく逃げ出した。
日帝
ナチス
日帝
日帝は恨めしそうに、主が去って行った方を見ながら舌打ちした。
にゃぽん
にゃぽんは主が説得を面倒くさがて、呼ばれなかった。
ナチス
ナチスは昨日、日帝から急に呼び出され、『好き』だと告白を受けた。日帝はそっけない態度を貫いていたので、ナチスは自分が告白を受けるだなんて、考えてもみなかった。
日帝
見上げてくる日帝が、手を伸ばせば直ぐに届く距離にいるという事実が、ナチスにとって酷く現実味がなかった。まるで、夢の中にいるようだ。
ナチス
日帝
季節は春だった。ちょうど桜の蕾が膨らみはじめ、ぽつりぽつりと咲き始めている。
ナチス
日帝
日帝は走り去っていくナチスに寂しげな表情を向けていた。
ナチス
ナチスは自分の頬を思いっきり、つねった。
ナチス
ロシア
ロシアは片手にウオッカを持ている。赤ら顔で明らかに酔っていた。
ナチス
ロシア
ナチス
ロシア
ナチス
ロシア
ナチス
ロシア
ナチス
ロシア
ロシアは桜にウオッカをかけようとする。
ナチス
ロシア
ナチス
ロシア
ナチス
ロシアは満足げにニヤっと笑うと、ナチスの顎をつかんでウオッカを流し込む。
ナチス
ロシア
ナチスはロシアから逃げることも考えたが、桜にかけられては、せっかくの花見が台無しだと思い、甘んじて受け入れた。
ナチス
ナチスの口の端からウオッカの水滴が垂れて、首筋を濡らす。ナチスはヒヤリとした冷たさに肩を震わせた。
ロシア
ロシアは懐から次のウオッカを取り出して、ナチスに飲ませた。ナチスはウオッカを一気に飲み干して、頭がクラクラしていた為、ロクに抵抗できずに飲まされ続けた。
ナチス
ソ連
ロシア
ロシアの言葉をさえぎって、ソ連が叫んだ。
ソ連
ロシア
ソ連とロシアは喧嘩を始めた。ロシアはウオッカの空き瓶を武器に、ソ連は国旗の象徴でもあるクワを武器にして、攻防戦を繰り広げた。
ナチス
時間は日帝がナチスと分かれた直後に、さかのぼる。
日帝
日帝は考え込んでいた。
日本
日帝
日本
日帝
日帝は、はにかんだように微笑んだ。しかし、その表情とは裏腹に声には優しげな、幸せに満ちた色が浮かんでいた。
日本
日帝
日本
日帝
日本
日帝
日本
日帝
日本はギリリと歯を噛み締め、日帝を睨みつけた。
日本
日本は日帝に背を向けて走り出した。
日帝
日帝は、一瞬呆然と立ちすくんでいたが、慌てて日本を追いかけ始めた。
しばらくして、ナチスが公園に戻ってきた
ナチス
日本
日帝
ずっと走り続け、息も絶え絶えの日本に向かって、日帝は気遣うように言った。
日本は、やがて立ち止まった。しかし、日帝にはずっと背を向けている。しかし、それでも漏れている嗚咽から、日本が泣いている事が日帝には分かった。
日帝
日帝は優しく日本を抱きしめた。日本の肩がビクリと震えると、嗚咽の声がだんだん大きくなり、やがて泣き声へと変わった。
やがて、日本は落ち着いた。背中を優しくさする日帝に気恥ずかしさと同時に、日本は嬉しさを感じていた。
日本
日帝
日本
日帝
日本
日帝
日本
日帝
日本
日本は立ち上がった。
日本
日帝
日帝は安心したようにフッと息をついた。
日本
にゃぽん
日帝
にゃぽん
日帝
にゃぽん
日本
日帝
にゃぽん
日帝
にゃぽん
日本
にゃぽん
にゃぽんは、べーっと舌先を出して、顔をしかめる。
日帝
にゃぽん
にゃぽんが席を立つ。
日本
にゃぽん
にゃぽんは冷蔵庫からアイスを取り出すと、ドタバタと走って自室に行った。
日本
日本が日帝の湯呑みにお茶を注いだ
日帝
日帝はお茶を飲んだ。
日本
日帝
日本
日帝
日本
日帝
日帝は大きな欠伸をした。
日本
オムライスを食べ終わった日本が立ち上がる。
日帝
いつもなら自分で布団を引いていたが、とても眠かったので日帝は日本に任せることにした。残っているオムライに手をつけようとしたが、なかなか手が進まない。
日帝
日本
日帝は、声を出すのも億劫で首を上下させた。日本に手を引かれてフラフラとベットの上で横になると、直ぐに意識は落ちていった。
日本
日帝
気がつくと、日帝は見覚えのない部屋にいた。上体を起こそうとしたが出来ず。代りにジャラリという金属音が聞こえた。
日帝
日帝は両手足を手錠で拘束されてていた。その先はベットの 柵につながっている。
日本
日帝の隣で眠っていた日本が欠伸をしながら上半身を起こす。
日帝
日本
日帝
日本
日帝
日帝の声をさえぎって、日本がフッと吹き出した。
日本
日本は心底おかしそうに笑った。笑いすぎて、目尻には涙が浮かんでいる。その笑みは、普段の控えめなものとは違い、大きく口を開けてひどく楽しそうに笑っていた。
日帝
日帝は普段と様子の異なる日本を見て、違和感を感じた。体が自然と強張る。
日本
日帝は自分を閉じ込めたのが、眼の前の日本だと理解した。しかし感情がそれを否定する。
日帝
日本がスッと目を細めた。
日本
日帝
日本
日帝
日本
日本は日帝に向かって、腹の底から叫んだ。心からの叫びだった。日帝に、恋人として愛されたい、と。
日帝
日帝は呆然としていた。今まで自分が日本へ注いでいた愛情が全て否定された気がした。そして日本の感情へ気付けなかった自分の不甲斐なさに、歯噛みした。
日本
日本は泣きながら日帝にギュッと抱きついた。日帝が痛みを感じるほどに、強く強く抱きしめる。しかし、その肩は震えていた。日本は、こんな事をしても日帝に愛されないと分かっていた。それでも、このままナチスに取られることだけは、耐えられなかったのだ。
日帝
日帝は、優しく日本の背中に腕を回し、子供をあやすように、ポンポンと背中を叩く。
日本
日帝
日帝が日本に監禁されて、3日が過ぎた
日本
日帝
日帝は口元にスプーンを運ばれ、恥ずかしそうに食べる。
日帝
日本
日帝
日本
日本は日帝の手枷足枷を解いた。
日本
日帝
日本
日本が捨てられた子犬のような瞳で悲しげに日帝を見つめる。
日帝
日帝は、これは敵わないと音をあげた。
日本
日帝
ガタンッーーー!!!
玄関の扉が大きな音を立てて、吹き飛ばされた。
ナチス
日帝はご飯を食べようと口をぽっかり開けたまま、一瞬呆然としていたが、直ぐに気がついて口を閉じた。
日帝
ナチス
日帝
ナチス
日本
ナチス
日本
ナチス
日本
ナチス
日帝
日帝は意味が分かっていないようだ。
日本
ナチス
日本
日本は見下したように笑った。
ナチス
日帝
ナチス
日本
日本
ナチス
日帝
日本
日本は、おはなし、というフワッとした意味の言葉を使った。
ナチス
日帝とナチスは、ナチスの家に来ていた。今、ドイツは仕事中でいない。
ナチス
日帝
ナチス
日帝
日帝は呆れたように笑った。
ナチス
日帝
日帝は立上がる
日帝
ナチス
日帝
日帝は家に帰って行った。
ナチス
恋愛初心者のナチスは頭を抱えるばかりだった。
日帝とナチスは遊園地に来た
日帝
ナチス
日帝
日帝はあきらかに気落ちした様子だった。
ナチス
日帝
ナチス
ナチスと日帝はジェットコースターに乗り込んだ。
ガタゴト…ガタゴト…と、だんだんと高さが上がっていく
ナチス
ナチスが日帝を見ると、楽しそうにしていた。
日帝
ナチス
ガタッ
ジェットコースターが頂上で止まった、次の瞬間
ナチス
日帝
ジェットコースターが急落下した。そのまま、上昇と下降を何度も繰り返し、やがてジェットコースターは止まった。
ナチス
日帝
ナチス
ナチスは魂が抜けてしまったような、様子で答えた。
カフェに入った。内装はファンシーで愛らしい雰囲気だった。日帝は、少し居心地の悪さを感じた。
日帝
ナチス
しばらくすると、コーヒーが運ばれてきた。二人はコーヒーを無言で飲んだ。
日帝
コーヒを飲み終わった日帝が、カップの縁をなでながら言った。どことなく、様子の違う日帝に、ナチスは不思議に思い、ソファーへもたれきっていた姿勢を正す。
ナチス
日帝
ナチス
日帝
ナチス
日帝
日帝はナチスの持っているメニューを覗き込んで、呆然とする。『お一人様、スイーツとドリンク一つをご注文下さい』という文字が目に入ったのだ。
日帝
ナチス
日帝
ナチス
日帝
日帝は断固とした口調で告げた。
ナチス
ナチスがパフェを注文すると、しばらくして、パフェが2つ運ばれてきた。一つは、ジャッンボマロンパフェ、一つはジャンボマスクメロンパフェだ。日帝は、ナチスがパフェを食べている間、追加で注文したコーヒーをずっとしかめっ面で飲んでいた。
ナチス
日帝
ナチス
ナチス
日帝
日帝は渋い顔をする。
ナチス
日帝
二人はお化け屋敷にやってきた。
店員
日帝
店員
ナチス
日帝
ナチス
店員
日帝
ナチス
ナチスは甘美な言葉を噛み締めた。
店員
日帝
ナチス
日帝とナチスは怪しい?館の中へ足を踏み入れた。
お化け
ナチス
日帝
お化け
日帝
ナチス
日帝
ナチス
ドンガラガッシャーン!!!
ナチス
日帝
日帝
ナチス
細い通路を通っていくと、だんだんと暗さが増していき、やがて眼の前が完全に真っ暗になった。狭い道なので、手で壁を探ることでやっと歩ける状態だ。
日帝
そう思ったが、ナチスの方から手を差し出してくる気配はなかった。ナチスは怖くないのだろう、と日帝は思った。
ナチス
日帝
日帝が声を上げると同時に『うおっ』という、別の誰かの声が’聞こえた。
アメリカ
アメリカは暗闇の中で、日帝の腰を抱いて支える。
日帝
アメリカ
ナチス
アメリカ
ナチス
アメリカ
日帝
アメリカ
日帝
ナチス
アメリカ
日帝は、アメリカの腕が震えている事に気がついた。
ナチス
日帝がナチスの言葉をさえぎった。
日帝
アメリカ
日帝
ナチス
ナチスは渋い表情で頷いたが、暗闇で日帝は気がつかなかった。
アメリカ
アメリカ
アメリカ
アメリカ
アメリカ
日帝
日帝は呆れた様子で言う。
アメリカ
日帝
ナチス
ナチスは日帝の手をつなぐだけで飽き足らず、ぎゅっと抱きついているアメリカに苛立っていた。しかし、アメリカを引き剥がせば日帝に嫌われてしまうだろう、と思うとナチスは歯噛みして見守るしかなかった。
お化け屋敷から脱出した
アメリカ
日帝
アメリカ
アメリカはまだ、ぷるぷると震えていた
ナチス
ナチスは完全にキレていた。
ナチス
ナチスがアメリカに抗議しようとした時だった。
アメリカ
日帝
アメリカは日帝をヒョイと姫抱きてして、カナダに向かって走っていく。ナチスはキレながらも、それを追いかけた。
カナダ
モブ
モブ
モブ
アメリカ
カナダ
イギリス
カナダ
イギリス
イギリスはニッコリと笑った。
モブ
イギリス
モブ
モブ
カナダ
カナダはアメリカたちに、特にアメリカと鬱憤の溜まっていたナチスによって、ボロ雑巾の様になるまでボコられた。
ナチス
日帝
ナチス
日帝
ナチス
日帝
日帝は嬉しそうだった。
ナチス
ナチスと日帝は観覧車に乗った。
日帝
ナチス
ナチスは外の景色を見ずに、日帝だけを見ている。二人は向かい合って座らずに隣り合っていたため、ナチスは心臓がドキドキとしていた。
ナチス
日帝
ナチス
日帝
日帝は子どものようにニッコリと笑った。心から出た無邪気な笑顔だった。
ナチス
ナチスは心臓をおさえた。ドクドクと手に心音が伝わる。日帝に聞こえなければ良いが…
日帝
日帝はナチスを見つめた。
ナチス
日帝の愛らしい顔に、ナチスは頭を抱えたくなった。緊張しすぎて、完全に固まっている。もう、指一本も動かせそうにない。
ナチス
日帝がゆっくりと瞳を閉じる
ナチス
ナチスは混乱の彼方にあった。
日帝
ナチス
日帝
結局、観覧車の中で二人はなにもせずに終わった。
こうして、特に進展もなく二人は帰ることになった。
日帝
ナチス
日帝
ナチス
ナチスは照れている。
二人は食事を取っていた。フルコースの料理は小盛りであり、長い間食べることを前提に作られているため、会話が多くなる。
日帝
ナチス
ナチスは感慨深くつぶやいた。色々とあったが、ナチスには日帝を傷つけるようなことは、絶対にしていないという自負があった。
日帝
日帝はそっとため息を吐き出して、ナチスを見つめた。日帝は、ナチスが好きだ。始めは全く意識していなかったが、情熱的にアプローチされる内にナチスが好きになっていた。しかし日帝は、まだ恋人らしいことが出来ていないと感じていた。
日帝
ナチス
日帝
ナチス
ナチスはおちゃらけたように、日帝にウインクを飛ばした。
日帝
日帝がふっとため息を吐き出したが、日帝に愛していると言われて、舞い上がっているナチスが気づくことはなかった。
ナチス
しばらくして、ワインを飲んだこともあり、日帝は酔がまわてきた。ただ、ナチスは酒が強いこともあり、まだシラフと大差ない。
日帝
ナチス
日帝はナチスの隣の席に座って、ナチスを見つめた。
日帝
日帝は機嫌良さそうだ。酒で酔っているため、頬がピンクに色づいている。それが、ナチスにはとても愛らしく映った。
ナチス
ナチスはあまりの可愛さに、額に手を当てて、参ったように、うつむいた。
日帝
日帝は自分の席に戻ると、ワインをグラスに継ぎ足して飲み始めた。
ナチス
ナチスは日帝をもっと、堪能していたらと少し後悔したが、心臓がもたないので離れてくれて、助かったと少しホッとした。
こうして、食事が終わり、帰る頃には、日帝は完全に酔ってしまっていた。
ナチス
日帝
日帝はフラフラとしている。
ナチス
日帝
ナチス
日帝
そういって、日帝はふらつきながらも走り去っていった。
ナチス
ナチスは日帝に、嫌い、と言われて呆然とした。日帝が走り去っていく背中を見つめることしか出来なかった。
ナチス
日帝とナチスはとある旅館に泊まっていた。
日帝
風浴衣姿で、肩にタオルをかけた日帝が言った。
ナチス
日帝
ナチス
まだ風呂に入っていない、ナチスは言葉に詰まる。この旅館には、部屋ごとに一つ露天風呂がついている。しかし、ナチスは直ぐ側で日帝の裸体を直視出来る気がしなかった。だから荷物の整理と理由をつけて風呂に入らなかったのだ。
日帝
日帝はリモコンの電源を押した。日帝はじっと、テレビを見続けている。
ナチス
日帝
日帝はテレビを見ながら言った。
ナチス
日帝
露天風呂からは、海が見えるようになっていた。眺めも素晴らしく、波の音がここまで聞こえてくるようだった。ナチスはシャワーを浴びた体が外気に触れると、肌寒さを感じたが、それも風呂に浸かるまでの一瞬の我慢だ。
ナチス
ナチスは自然と心地よさで、大きく息をついた。
ナチス
ナチスは日帝の喜ぶ顔が目に浮かぶようで、海を眺めながら、気分良く鼻歌を歌い始めた。
ナチス
…カラガラガラ…
扉が開く音がした。
ナチス
日帝
そう言って、日帝は風呂に入ろうとする。
ナチス
ナチスはなるべく日帝の裸体を直視しないようにして、日帝を押し返す。
日帝
ナチス
日帝
日帝ナチスの肩を押して、座らせようとするが、ナチスはそれを更に押し返そうとした。その時だった、
日帝
日帝がツルリと足を滑らせた。ナチスは咄嗟に日帝の腕を引いた。
バシャン!!!!
水しぶきとともに、日帝はナチスの上に倒れ込んだ。
ナチス
ナチスはもともと赤い顔を更に赤くして、口を金魚のようにパクパクとさせている。
日帝
日帝が呼び終わるよりも先に、バシャン!!と水しぶきの音がした。ナチスが風呂から出て行ったのだ。日帝は止める暇もなく、しばし呆然とした表情で、ナチスの背中が今も見えているように、扉を見つめていた。
日帝
日帝の小さなつぶやきは、湯けむりの中で霧散した。
ナチス
ナチスはうつむきながら、早足で歩いてた。頬はまだ赤く染まっている。
ナチス
ドン!!!
ナチス
ロシア
ナチスは曲がり角でロシアとぶつかった。
ナチス
ロシア
ロシアはナチスの腕をつかんだ
ナチス
ナチスは手を自分の腰へと滑らせるが、剣は無かった。急いで出て来たため、帯剣し忘れたのだ。ナチスは、なんとか、ロシアから逃げ出そうと抵抗する。
スチャッ…
ロシアはナチスの頭に銃口を突きつけた
ナチス
ロシア
ナチスはロシアの目が本気だと気づき、諦めたようにフッと深い溜め息をついた。
ナチス
ロシア
アメリカ
ソ連
カナダ
カナダはソ連に無理やりウオッカを押し込まれている。むせても、ソ連はお構いなしだ。
ロシア
ナチス
ロシア
ロシアはしかめっ面で答えた。
ロシア
そう言って、ロシアはナチスに銃口を向けた。
ナチス
ロシア
ナチス
ナチス
ロシア
ロシアは銃口を下ろした
ナチス
ロシア
ナチス
アメリカ
ソ連
カナダ
ナチス
ロシア
ロシアはアメリカをぶっ飛ばした。ちゃっかり、アメリカから奪ったウオッカをロシアは一気飲みする。
ソ連
ロシア
ロシアはソ連からウオッカを奪い取ろうとする。
ソ連
ゴン!!!
鈍い音した直後、ロシアが顔面から地面へ崩れ落ち、ピクリとも動かなくなった。ソ連がいつも持っている金色のハンマーでロシアを思いっきり殴ったのだ。
ナチス
カナダ
トイレから帰ってきて、少し顔色のマシになったカナダが、ナチスへ詰め寄った。
ナチス
カナダ
ナチスは一瞬迷ったが、自分一人で日帝に会いに行っても、風呂場での事を思い出して、ロクに目線も合わせられず緊張しそうだと思った。
ナチス
カナダ
ナチス
カナダ
カナダはふらついて、自分の足が絡まった。
ナチス
日帝
日帝は、ナチスが中々帰ってこないので探しに来ていた。
カナダ
ナチス
ナチスはポンポンとカナダの肩を叩いた。
日帝
日帝
日帝は、考え始めると止まらなかった。恋人らしい事ができていない、という事実が今、日帝に実態を持った不安として襲いかかったのだ。
ナチス
日帝
ナチス
ナチスは日帝に心配をかけたと気がついた。ナチスは自分の頬が段々と熱くなるのを感じて、視線を逸らす。やはり、日帝を直視できそうになかった。
日帝
日帝
ナチス
日帝
ナチス
日帝
ナチス
日帝は、ナチスに背を向けて去っていく。
ナチス
ナチスは逃げていく日帝を追いかけた。しかし、壁の曲がり角や飾ってある置物などを利用して、日帝はナチスを追いつかせずに部屋へと戻った。
ナチスはなんとか扉が閉まる前に入り込む事が出来た。
ドン!!!
日帝がナチスの両脇からサッと手を伸ばし、玄関の扉を締めると同時にナチスを扉へ押し付けた。いわゆる壁ドン、それよりも勢いがある。
ナチス
ナチスは日帝に押し付けられた勢いで背面を強く打ち付けた。
日帝
日帝は、ナチスを睨んで叫ぶ。
ナチス
ナチスは目を白黒させる。もはや、風呂のことは頭から吹き飛んできた。日帝は、しばらく沈黙したあと、海原を思わせる深く静かな声で言った。
日帝
ナチス
ナチスは日帝が何を言いたいのか、分からなかった
日帝
ナチス
ナチスは日帝の思わぬ発言に吹き出した。
ナチス
日帝
日帝
ナチスはやっと、日帝が言っていることの意味が理解できた。恋人らしい事をしたい、そう日帝は言っているのだ。
ナチス
日帝
日帝
日帝はゆっくりと腕を下ろして、寂しげに笑った。それは、気付けなかった自分を嘲笑しているようにも見えた。
ナチス
日帝
日帝は大声で怒鳴りつけた。
ナチス
日帝は、はぁ…と深い溜め息を付くと、
日帝
瞳を瞑り、ナチスの方へ顔を向ける。
ナチスは固唾を飲む。そして、こわごわと、まるで生まれたての赤ん坊を扱うように、そっと額へキスを落とした。
日帝
日帝は、口では悪態をついているものの瞳には涙がにじんでいた。
ナチスはゆっくりと日帝から顔を離した。しばし見つめ合った後、今度こそ唇へ優しいキスを落とした。
ナチス
ナチスは日帝へ深く口付けすると、歯と歯の間をなぞるように舌をヌルリと入れて、日帝の舌をやさしく包みこんだり、吸ったり、巧みに刺激を与える。
日帝
日帝は、肩をビクリと震わせると、段々ととろけた表情になる。
ナチス
ナチス
日帝
日帝は、熱に浮かされた顔でナチスを見上げる。
ナチスの中で、ブチリと何かが切れた音がした。
ナチスはサッと日帝を抱き上げると布団い押し倒した。スルスルと日帝の着物の帯を外しながら、舌で胸元から下へ下へと這うように舐めていく。
日帝
日帝は不思議そうな表情だった。
ナチス
日帝
やがて、日帝の着物を脱がし終えるとナチスは、その秘部へと手を伸ばした。
主
日帝
日帝は抜刀して主に斬り掛かった。
主
ナチス
日帝
ナチス
主
主
日帝
ナチス
日帝
主が日帝の声をさえぎった。
主
主
主はその場から消えた。
日帝
ナチス
日帝はナチスの言葉をさえぎった。
日帝
日帝の悲痛な叫びは、どこまでも響いていた。