高嶺(高校
あの日は、俺一人で家までの道を辿っていた
普段は双葉と家が近いせいもあってか、二人で下校してるが
この日は双葉は、男子生徒に呼ばれていた
高嶺(高校
特段変わったことはなく、いつものことだったから
俺も気にしていなかった
高嶺(高校
・ ・ ・
高嶺(高校
その日は珍しく双葉が学校を休んでいた
高嶺(高校
その時は、そのくらいにしか思っていなかった
でも‥‥それがいけなかったのかもしれない
俺がすぐに異変”に気付いていれば・・・・
高嶺(高校
双葉が学校に来なくなって1週間経った
高嶺(高校
そう思い始めた矢先
事件は起きた
高嶺(高校
放課後に、俺は担任教師に呼ばれていた
担任
担任が俺を呼ぶ
高嶺(高校
担任
担任
高嶺(高校
担任
担任
高嶺(高校
双葉
双葉
双葉
高嶺(高校
双葉
高嶺(高校
担任
嫌な予感が俺の頭を掠めた
高嶺(高校
担任
担任
俺は教師の声を無視し、屋上”へ向かった
高嶺(高校
高嶺(高校
屋上の扉を開けた俺の目に入ったのは
双葉
血塗れで横たわる‥‥双葉の姿だった
高嶺(高校
俺はゆっくりと双葉に近づく
高嶺(高校
双葉の体は、もう既に冷たくなっていた
高嶺(高校
高嶺(高校
双葉は胸を一突きにされていて…即死だった
高嶺(高校
担任
担任
高嶺(高校
それから、どれくらい時間が経ったかなんて覚えていない
でも、気が付いたら俺は自分の家に戻っていて
あの日から、俺が学校に行くことはなくなった__
高嶺(高校
学校に行かなくなって数ヵ月
気が付いたら、俺は線路の前に居った
高嶺(高校
カンカンカンカンッ
遮断機のベルがやけにうるさい
高嶺(高校
俺は遮断機のバーが下りる前に、線路内に侵入しようとした
高嶺(高校
そう呟いて、あと一歩で線路内に入れるときに
戸狩(昔
高嶺(高校
ガタンガタン、ガタンガタン
俺は誰かに腕を引っ張られて、遮断機の前で座り込んだ
戸狩(昔
戸狩(昔
高嶺(高校
それは、今の俺の同期の戸狩やった
戸狩(昔
高嶺(高校
俺はふらつきながらも、戸狩の前に立って
戸狩(昔
高嶺(高校
戸狩(昔
高嶺(高校
戸狩(昔
高嶺(高校
高嶺(高校
戸狩(昔
高嶺(高校
高嶺(高校
そう言って、俺がまた線路に近づこうとした時
戸狩(昔
高嶺(高校
戸狩(昔
高嶺(高校
戸狩(昔
戸狩(昔
高嶺(高校
俺は戸狩の兄貴の言葉にそんな返事をした
戸狩(昔
戸狩(昔
高嶺(高校
戸狩(昔
戸狩(昔
高嶺(高校
戸狩(昔
戸狩(昔
高嶺(高校
戸狩(昔
戸狩(昔
高嶺(高校
高嶺(高校
戸狩(昔
高嶺(高校
戸狩(昔
高嶺(高校
戸狩(昔
戸狩(昔
高嶺(高校
戸狩(昔
戸狩(昔
高嶺(高校
戸狩(昔
高嶺(高校
「可愛い」
たったその一言で
俺の心が少し・・・・救われたような気がした
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