ユウト
なあ、アイナ。今日のメニュー、どうする?
アイナ
んー、昨日のバケツ水はウケたけど、そろそろ飽きてきたよねぇ
ユウト
じゃ、次は指、折ってみる?
アイナ
きゃっ♡それ最高~!体育倉庫の裏、カメラないし行こっか、レイくん♪
レイ
……やめて……やめてください……
ドンッ!! ユウトがレイを壁に叩きつけ、左手の指を乱暴に掴む。
ユウト
やめてくださいだってw ほら、お願いしてみろよ
お願いします、指を折らないで下さいって!
お願いします、指を折らないで下さいって!
レイ
……おね……がい、します……
ユウト
よーし、いい子だ。じゃ、いくぞ?
ボキィッ!!!
レイ
アアアアアアアアアアアアアアア!!!!
アイナ
うるさ~いw でも、いい声♡
ユウト
ははっ、どんな顔か鏡で見せてやりてぇわw
アイナ
ねぇ、それいいかも。こいつの家から拾った小さい手鏡、持ってきたの。ほら、見て?
レイ
(その鏡…母さんの…!)
アイナ
うふふ、壊しちゃおうか?
あ、そうだ…一緒に焼いてやろっか♡
あ、そうだ…一緒に焼いてやろっか♡
数日後
ユウト
お前の弁当、今日の具はゴキ入りの唐揚げだぞw
レイ
(ぐっ…うっ……)
アイナ
マジで食べたよw ほんとキモッ♡
レイ
(誰か助けて……って言葉、もう何百回も飲み込んだ。
そのたびに、僕の中の何かが消えていった)
そのたびに、僕の中の何かが消えていった)
アイナ
ねぇユウト、次はこいつの制服燃やそっか
中に思い出の写真とか入ってるんだって~!
中に思い出の写真とか入ってるんだって~!
ユウト
マジで?うっけるw じゃあ、卒業だな?
ゴォッ…… 制服が、手鏡ごと炎に包まれる。黒煙が、空に昇る。
アイナ
お前には生き地獄がお似合いだよ♡
レイ
僕の全てが燃えた。希望も、夢も、大切な人の形見も。
その炎を見て、あいつらは笑ってた)
その炎を見て、あいつらは笑ってた)
レイ
(でもいい、全部焼かれたからこそ、迷いがなくなった)
レイ
(僕はもう、生徒じゃない。
僕は先生として戻る。
お前たちに与える、最後の授業を始めるために)
僕は先生として戻る。
お前たちに与える、最後の授業を始めるために)






