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8月31日 僕は明日の為に日記をつけることにした。 特に意味は無い でもしいて言うなら『 』 今日は友人が足を怪我したらしい 別にそんなのどうでもいい 僕は帰りたい 家に帰っても親がいる だから夜しか一人になれない その夜でも経った数時間だけ 僕は一人になりたい 今日も夜が終わる前に 視界を暗くする 9月1日 今日は全国で自殺者が多いらしい どうやら夏休み終わってしまうからという理由みたい 僕も 死ぬことは出来ない 学校で自殺者が出た 彼は僕の兄だった ただ一人の兄だった 兄が僕の名前を呼ぶのが好きだ 兄の歌声が好きだ 綺麗で驚くほど丁寧な歌声の兄が死んでしまうなんて 驚きもしなかった 実は心覚えがあるから 僕の帰り道は無くて 進む道しか無いんだよ その場にうずくまっても皆は進んだり 逃げて消え去るだけ 僕だけが止まってるのかな 僕はある新聞を読んだ そこには僕の名前があった 僕は僕はどうやらシノ一歩手前だったようだ。
葵。
葵。
葵。
葵。
葵。