チャイム
6限目が始まった。 この授業が終われば、 和原くんと一緒に帰れる、 早く終わらないかな、
先生
えー、まじで
むりむり
急に言うなよ
先生
知らねぇよ
まじか最悪
クラスの声を聞き、 呼吸と鼓動が早くなる。 今すぐにここから逃げ出したい。
澪菜
私は首を横に振った。
澪菜
迷う。 気持ちはありがたいが 先生を呼ぶと、目立ってしまう。 結局首を、縦に振った、
先生
澪菜
先生
澪菜
澪菜付き添ってくれるんだ。 優しい、
賢一
澪菜
賢一
澪菜
賢一
澪菜
賢一
歩香
え、待って和原くんと行くの? テスト大丈夫なのかな?
そこ静かにー!
はい、はい、
はーうぜぇ
別のクラスの声が 廊下にまで聞こえてくる。
賢一
歩香
歩香
賢一
賢一
歩香
もしかして、名前呼ばれるの 嫌だった?、
賢一
賢一
歩香
え、賢一くんってこと、? 賢一くんって呼んでもいいの? 嬉しい!
賢一
歩香
歩香
賢一
賢一くんは、なぜか下を向いている。 もしかして、体調悪い?
歩香
賢一
歩香
賢一
歩香
賢一
歩香
賢一
賢一
ついに、ずっと思っていたことを 言ってしまった、
歩香
困惑している、 こういう所も可愛い 違う違う、 もう少し詳しく言わないとか、
賢一
賢一
い、言ってしまった。 引かれたか、 こんなこと言ったら 引かれちゃうよな、
歩香
い、いいのか? その返事は大丈夫なのか? でも、いいってことだよな、 嬉しいな、 呼ばれたい、
賢一
あー、こんなこと言ってる俺 キモすぎる、
歩香
歩香
まじか、 破壊力がヤバすぎる、 好きな人に名前を呼ばれると こんなにもやばいのか、 あ、ヤバい顔赤くなってきた。 俺は、赤くなった顔を 隠すために下をむいた、
賢一
歩香
え、何が? 俺なんかした? 歩香の一言で情緒が不安定になる。 恋とは情緒までも 変えてしまうものなのか、
賢一
歩香
賢一
え、どんだけ優しいんだよ! 好き!そういう所が好き!
歩香
賢一
言えないよ、 好きな人相手に あなたの事を、考えて 顔が赤くなったのを隠すために 下を向きました。 だなんて、
歩香
賢一
あー、また誤解されてしまう、 恋って難しいよ、
歩香
先生
歩香
先生
歩香
先生
賢一
先生
迎えか、 いや、今日は呼ばない、 今日は、賢一くんと帰るの!
歩香
先生
先生
歩香
賢一
あ、賢一くんだ。 一緒に帰らなきゃ
先生
賢一
先生
先生
歩香
先生
歩香
賢一
歩香
賢一
歩香
やった!ようやく一緒に帰れる! 何の話をしようかな? 一緒にいるだけで 幸せだな、 恋ってすごいな、
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