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清吾

さあ、今日も勉強がんばるか!

涼音

うん!

涼音

でも…

涼音

席、空いてないみたい

清吾

そうだな…

清吾

ファミレスだと、長居できないし…

涼音

どうしよう?

涼音

来年、受験なのに…

清吾

清吾

俺ん家で、勉強する?

涼音

いいの?

清吾

うん、近くだし

清吾

今日、親居ないから

涼音

…そう、なんだ

涼音

へぇー

涼音

ここが清吾の部屋か…

清吾

あんま見んなよ?

清吾

…散らかってるから

涼音

突然だったからね

涼音

まあ…勉強会、だし

清吾

そうそう

清吾

勉強しようか

涼音が床に座り

ノートを開いた

涼音

勉強、開始だね?

清吾

うん

と、思ったのだが…

涼音

……

清吾

(全然…)

清吾

(集中できない!)

下を向くたびに

サラサラと音を立て

流れ落ちる涼音の髪

涼音

ここは、この公式を使って…

真剣な横顔

清吾

……

涼音

ペン、借りるね?

清吾

あっ…

涼音

あ…ごめんね?

触れ合っては離れる

その手にドキドキする

清吾

(女の子って…)

清吾

(なんで、こんな)

清吾

(甘くて、いい匂いがするんだろう?)

シャンプーでも 香水でもない

涼音から漂う匂いが 胸を締めつける

涼音

どうしたの?

清吾

(いつも通りの)

清吾

(涼しい顔…)

清吾

清吾

あのさ…

清吾

(こんなにも、好きなのは)

清吾

(…俺だけ?)

清吾

俺のこと、好き?

涼音

もちろん

涼音

だって清吾は、私の…彼氏でしょ?

白い頬を赤く染め

涼音が恥ずかしげに答えた

清吾

(あー!このまま抱きしめたい!!)

清吾

涼音

涼音

なに?

清吾

清吾

キス、してもいい?

涼音

えっと…うん…

清吾

(涼音…)

両肩に手を乗せ

そっと唇を重ねる

初めてのキスは

甘くて、やわらかくて 気持ちよくて…

清吾

(気が…変になりそう)

涼音

んっ…

涼音の声があまりにも 可愛くて

もっと声を聞きたくて

触れたくて

口の中に舌を滑りこませる

涼音

…あっ

この部屋には2人だけ

両親は明日の朝まで 帰らない

頭の隅でそんな事を考える

涼音

せ…清吾…

涼音の背に手を回し

軽く体重をあずけると

華奢な体はあっけなく 後ろへと倒れた

涼音

きゃ…!

清吾

大丈夫?

声をかけると

涼音

…うん

潤んだ目が俺を 見上げていた

涼音

涼音

…いい、よ?

涼音

清吾…なら

聞き逃してしまうほど 小さな声

清吾

……っ

興奮を抑えながら

スカートの中へ 手を滑らせる

涼音

…ひゃ

吸いつくように柔らかい肌

涼音

はっ…はぁ…

小さくて荒い息を繰り返す 君に

もっと深く触れたくて

その声を聞きたくて

丸みを帯びた肌を 眺めたくて

清吾

(だけど…)

清吾

(傷つけたりしたくない)

手首を握りしめると

折れそうに細かった

清吾

細いな…

清吾

柔らかいし…

清吾

骨なんか、ないみたい

涼音

涼音

確かめて、みる?

清吾

清吾

…いいの?

涼音

…うん…

恥じらうように

涼音が目をそらす

清吾

ブラウスのボタンを 外しながら

涼音の頬にキスをする

清吾

好きだよ、涼音

涼音

わたし、も…

涼音の瞳が涙に濡れる

清吾

怖いの?

涼音

涼音

ううん

涼音

違うの…

涼音

ただ

涼音

涼音

幸せ…なの…

清吾

涼音…

清吾

(俺も、同じ気持ち)

口、首、肩、鎖骨…

感触を確かめるように ゆっくりと

丁寧に、口付ける

清吾

好きだよ…

自分を落ち着かせるために

清吾

愛してる…

涼音の緊張をほぐすために

何度も、何度も

愛の言葉を囁き続け

ゆっくりと

互いの体を重ね合った

この作品はいかがでしたか?

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