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俺の家の近くには稲荷がある。 といっても、別にそこで霊現象が起こるわけでもない何てことのない稲荷だ
その日俺は高校から友達と帰宅していた。
俺
つっちゃん
俺
つっちゃん
俺
俺
つっちゃん
俺
と、俺は全く信じてなかった。 そりゃそうでしょ、体験した人もいなければ、おばちゃんしかそんなこと言ってないのだから
翌日
俺らはその日文化祭の練習で忙しく、 最後まで残り、気づけば10時を回っていた
俺
つっちゃん
俺
そして 俺らは高校近くのラーメン店に飯を食いに行った。 あーだこーだ話してるうちに気づくと11時前
俺
つっちゃん
俺とつっちゃんの家は隣同士で 高校から電車で30分最寄りから自宅までは徒歩10分という距離だ。 そのため、別にそこまで遠くもない
最寄りに着くと、こんな時間帯なのか 人通りはほとんどなかった。 携帯を見ると、時刻は11時27分
俺
つっちゃん
俺
つっちゃん
つっちゃんの様子がおかしかったのだ 電車の中では普通に話していたはずなのに、
俺
そこで俺はつっちゃんに話しかけるのをやめて、ただひたすら二人で無言で歩いていた
すると、いつもの帰り道から逸れて 稲荷に向かう道に入った
俺
つっちゃん
俺は違和感を覚えた。 普段明るい時間帯でも稲荷に入ることを嫌がるつっちゃんがなぜこんな時間帯になのか? とは思ったが、正直稲荷から抜ければ自宅までは目と鼻の距離だ この時俺はそう自分で自分を納得させた。
と、鳥居をくぐった途端だった
おじさん
野太い男の叫び声が聞こえた 見ると、軍服やもんぺを着た男女が 流れ込んできたのだ 彼らに呆気を取られていると いつのまにかつっちゃんの姿を見失ってしまった
おじさん
俺
おじさん
俺
おじさん
見ると、空は赤かった 夕方なのか?と思ったがそれは違った 飛行機のようなものが飛びながら 何かをばらまいている
おじさん
子ども
おじさん
俺はここでようやく分かった 鳥居をくぐった時点で戦時中に入ってしまい、もう2度と元に戻ることは出来ないと、 そう感じた時、恐怖と不安で動かなかった。 すると、
子ども
その子は俺の手を引っ張り、疎開道路まで走ってくれた
その時だった
つっちゃん
つっちゃんの声が聞こえた 我にかえってみると 俺は車が行き交う交差点を赤信号で渡ろうとしていた そこをつっちゃんにおさえられていたわけだ
つっちゃん
俺
つっちゃん
俺
つっちゃん
俺はことの経緯をつっちゃんに話した すると
つっちゃん
俺
つっちゃん
つっちゃん
俺
つっちゃん
つっちゃん
俺
つっちゃん家
つっちゃん
爺ちゃん
俺はつっちゃんのおじいちゃんに 経緯を話した 自分が体験し、見たもの全てを
爺ちゃん
爺ちゃん
俺
つっちゃん
爺ちゃん
爺ちゃん
爺ちゃん
爺ちゃん
爺ちゃん
俺
爺ちゃん
爺ちゃん
爺ちゃん
俺
爺ちゃん
爺ちゃん
爺ちゃん
爺ちゃん
俺
つっちゃん
爺ちゃん
爺ちゃん
俺
爺ちゃん
つっちゃん
爺ちゃん
俺
俺たちは翌日稲荷に花をたむけ、 手を合わせた
たしかに、悲しい話ではあるのだが 体験的には非常に怖かった 俺はこの日から2度とあの稲荷には近づいていない