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─天馬司。 入学時から変人だと有名だった彼。
自撮りもフォロワー四桁いるし、顔が可愛いのは自負しているけど、まさかこんなことになんなんて。
絵名
なんだか、ツイてない。
結局あの後断ったのはいいものの、天馬司という有名人に告白された女だと私まで注目を浴びてしまった。
告白。それも廊下で。 人目につく中のいきなりの告白だったから、隠すことの出来ない出来事が生まれてしまった。
A
絵名
おまけにクラスメイトにもからかわれるし、五月という高校の始めから大変なことに巻き込まれてしまった。
A
B
絵名
絵名
─キーンコーンカーンコーン…
チャイムが鳴った。 よかった、授業が始まるみたいだ。
あれから特に何かあるわけでもなく、授業も全て終わり、私は部活動へ行こうとしていた。その時──
司
絵名
うるさい声で私の名を呼ぶ天馬司。さり気なく下の名前にもなっているし…。
司
絵名
司
絵名
司
絵名
絵名
司
絵名
司
絵名
絵名
しかし、そんな願望は二つの意味で打ち砕かれる。
司
A
いきなり割り込んできたクラスメイト。ニヤニヤしながらそんなことを言っている。こいつ、楽しんでるな。
司
絵名
この状況で、嫌なんてことも言えない。
司
さらさらとキャンパスに絵を描いていく。
真面目な部員なんて私くらいで、先輩も全く来ていない。
司
絵名
司
それ以降彼は黙って、私の絵をただ見続けていた。
結局クラスメイトの押し付けもあって、彼と二人で帰ることになった。
ただ礼儀はしっかりしていたので、そこは見直した。案外真面目なのかもしれない。
絵名
司
絵名
司
こんなこと、言うつもりは無かった。けど、気付いたら口から漏れていた。
司
絵名
司
私の目を見てはっきりと断言する彼。その態度が少し嬉しかった。
絵名
司
絵名
司
私は彼の顔を見ずに早歩きする。
司
私をなだめるように追いかけてくる彼。私はそんな彼の顔を見て、言葉を放つ。
絵名
司
─案外良い人なのかも。 そう、思った。
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