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あの事件から数ヶ月のある夕方、探偵が事務所を閉めようとしている時、依頼人が焦って彼の元へとやってきた。

あまりにも慌ただしい様子だった為、仕方なくその依頼を聞くだけに済ませようと、彼を事務所へ入れた。

財閥

すみません、こんな時間帯に来てしまって…

🇬🇧(探偵)

大丈夫ですよ。それで、依頼はなんですか?

財閥

じ、実は……このような紙が私の元にあって……

🇬🇧(探偵)

ん?……

その紙は、あの仮面の魔術師の予告状……と言うより、予告と探偵への挑戦状が書かれていた。

🇬🇧(探偵)

「明日の夜、解除不可能の金庫にある「幻の時計」を頂きにいきます」……

🇬🇧(探偵)

「そして、これを読んでいる探偵さんへ……「幻の時計」を盗まれる前に私を止めてみてください」

🇬🇧(探偵)

「…仮面の魔術師」……か

その後、探偵はふとその依頼人の顔を見た。その時の彼は、俯いて、少し不安気で目が少し震えているようにも見えていた……

🇬🇧(探偵)

あ、あの……大丈夫ですか?

財閥

え、あ……大丈夫です大丈夫です

🇬🇧(探偵)

(怪盗に盗まれるのが怖いのか……それとも……?)

🇬🇧(探偵)

(いや、ここで疑えば真相が分からなくなる……)

🇬🇧(探偵)

(とりあえず、証拠を見つけながら…あの怪盗を……)

🇬🇧(探偵)

不安にもなりますよね……

🇬🇧(探偵)

でも、私が何とかしてあの怪盗を捕まえますので、安心してください。

財閥

あ、ありがとうございます!

財閥

では、明日お願いします!

🇬🇧(探偵)

はい😊

そして、依頼人は事務所に来る前よりも少し明るくなりながら、その場を後にした……

🇬🇧(探偵)

……ん?あの人何処かで見た事が……

🇬🇧(探偵)

確か……新聞のニュースで出てきたような……

そう思った探偵は、その新聞を探しその依頼人について調べた……

🇬🇧(探偵)

あ、あったあった……

🇬🇧(探偵)

やはり、あの方はこの街で有名な財閥……

🇬🇧(探偵)

それに、最近解除不可能である金庫を作ってもらったとか……

🇬🇧(探偵)

その財閥では昔の祖先が異国の地から贈られた懐中時計があり……

🇬🇧(探偵)

現代では再現できないとされているゆえ、「幻の時計」と呼ばれている……

🇬🇧(探偵)

そりゃ、あのような人も狙うだろうし、それに……

🇬🇧(探偵)

あの挑戦状も送るのも当然……

🇬🇧(探偵)

……引き受けてあげますよ、貴方の挑戦状。

翌日の夜、探偵は依頼人の元へ行きその解除不可能である金庫のもとへと案内して貰った。

財閥

ここです、その解除不可能と言われている金庫です。

🇬🇧(探偵)

なるほど……

🇬🇧(探偵)

ん?……2重にして守ってるみたいですね……

🇬🇧(探偵)

一つ目はその金庫、もうひとつはその金庫を守っているレーザーの柵……

🇬🇧(探偵)

手型での解除……みたいですね……

🇬🇧(探偵)

金庫の高さは約20cm……それに、解除する通りは……

🇬🇧(探偵)

…………見積もって1万は超え……

🇬🇧(探偵)

そりゃ、解除不可能と言われても当然……って感じですか……

探偵が金庫の詳細を1人で調べていると、ある人物がその2人の元へとやってきた。

財閥の妻

あなた、警察の方達が来たわよ……って、貴方は、あの名探偵さん?

🇬🇧(探偵)

まさか、私が名探偵と呼ばれるとは

財閥の妻

呼ばれて当然ですよ!

財閥の妻

だって、あの大怪盗をあと少しで追い詰めたと言う大実績を貴方は成し遂げたのですから

🇬🇧(探偵)

いえいえ、逃がしたので大功績ではないですよ。

🇬🇧(探偵)

(布を被ってる……もしかしたら病気かそういう文化の生まれなのか……)

🇬🇧(探偵)

(まあ、女性に対してこの様な事を聞くのはあまり良くないですね。)

財閥の妻

あ、そうそう……警察の人が……

財閥

あぁ、分かった。

財閥

では、探偵さん……お願いします。

🇬🇧(探偵)

もちろん。

そして、夫婦揃ってその金庫のあった部屋から去って、探偵は金庫周辺を調べ回った……

🇬🇧(探偵)

…………

🇬🇧(探偵)

金庫の周りには何もなし……

🇬🇧(探偵)

いや、見えない仕掛けをしているだけなのかもしれない……

🇬🇧(探偵)

……調べたい所は調べ尽くしたし、一旦外にですか……

一旦部屋の外に出て、彼は位置をとる警備員一人一人を見ていた…

財閥

あの……探偵さん?

🇬🇧(探偵)

はい、なんでしょう?

財閥

な、なんか警備員を見ていらっしゃったので、何かあるのかと……

🇬🇧(探偵)

あぁ……変装ですよ

🇬🇧(探偵)

あの怪盗の変装は……まるでその人のような感じで見分けられないと言われてるほど再現度が高いとされているんです

🇬🇧(探偵)

もしかしたら……って思いまして。

財閥

なるほど。でも、全員初対面なのでそれはそれは分からないんじゃないですか?

🇬🇧(探偵)

でも、見破れますよ?

財閥

ほぉ!それはどうやって?

🇬🇧(探偵)

それは┈┈┈┈┈┈┈

と言いかけた瞬間、突如部屋が真っ暗になり、夫婦はパニックに陥り警備員は更に厳重な警備を取り始めた

🇬🇧(探偵)

来ましたね……

財閥の妻

こ、怖い……

財閥

大丈夫だ、私が付いている。

🇬🇧(探偵)

(この感じ、ブレーカーを落としましたね……)

🇬🇧(探偵)

(でも、もし仮にそうだったら地下にある金庫に行く際、バレてしまう……)

🇬🇧(探偵)

(それに、地下へと繋がってる階段は一つのみ……)

🇬🇧(探偵)

(……ここから導かれる答えは……変装……)

🇬🇧(探偵)

(とりあえず、二人を避難させないと)

🇬🇧(探偵)

皆さん、ここから離れましょう。

🇬🇧(探偵)

もしかしたら……怪盗がどこかに潜んでいるかもしれないので。

財閥

わ、分かった!

財閥

行くぞ!

財閥の妻

ま、待って!

財閥

ん?なんだ?

財閥の妻

「あの子」を置いて行けない……

🇬🇧(探偵)

ん?あの子……?

財閥

ペットのチワワの事です……

財閥の妻

名探偵さん、行ってもいいですか?

🇬🇧(探偵)

…………

🇬🇧(探偵)

私も同行すれば大丈夫です。

財閥の妻

あ……

🇬🇧(探偵)

何か問題でも?

財閥の妻

いや……問題と言う物ではないんですが……

財閥の妻

あの子、知らない人には警戒して、喩え私がいても隣りの人の事を警戒してしまうので……それで……

🇬🇧(探偵)

「1人で行かせてください」と……

財閥の妻

は、はい……

🇬🇧(探偵)

…………

財閥の妻

お願いします。名探偵さん!

🇬🇧(探偵)

…………分かりました、ただしすぐに戻ってきてくださいね?

財閥の妻

はい、ありがとうございます!

財閥

では、お願いします!

そして、その婦人はすぐさまチワワのいる所へと走り、その後その財閥も後を追うようにそこから走った

🇬🇧(探偵)

…………さて

🇬🇧(探偵)

こここからどうしましょうか……?

続く…… (あと、コメント欄で質問があるので良ければ答えて貰えると幸いです)

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