主
主
主
主
主
主
私達は今、職員室に向かっている
もう1日の仕事が終わるので最後の振り返りみたいな物をするからだ
アリス先生
サリン先生
すまない先生
サリン先生
サリン先生
すまない先生
サリン先生
すまない先生
アリス先生
すまない先生
アリス先生
サリン先生
私はアリスとすまないとは反対方向の通路へ向かった
重症棟は患者が部屋に入らないように厳重に管理されているから普通棟と重症棟は真反対なのだ
重症棟への廊下は何回来ても怖く感じそうだ
私でも怖いのだからきっとレッドやブルーはもっと怖いだろう
早く病気を治す為に私達は絶対諦めずに研究を続けようと思う
サリン先生
サリン先生
サリン先生
私は防護服を来て、すまないから預かった防火性のボタンをポケットにしまいレッドの部屋の扉開ける
サリン先生
扉を開けるととても熱い熱気が部屋の中に立ち込めている
防護服なしでは命の危険だ
Mrレッド(発火病)
Mrレッド(発火病)
サリン先生
精密な機械が多く置かれているレッドの部屋
早く奇病を直して外に出させてあげたいものだ
寿命と言う火が消える前に
サリン先生
Mrレッド(発火病)
レッドは首を傾げて問いかける
サリン先生
サリン先生
Mrレッド(発火病)
ピョンッ、とベッドからレッドは飛び降り床に寝っ転がった
Mrレッド(発火病)
サリン先生
レッドの体に私達が触れると大火傷してしまうがレッド自身はとても寒いらしい
だからとても熱い床の温度が丁度いいんだろう
サリン先生
すまないからボタンの設置の仕方を教えてもらい、初めてでも楽に設置することが出来た
Mrレッド(発火病)
Mrレッド(発火病)
サリン先生
私はレッドが分かりやすいように、1からボタンの説明をした
サリン先生
Mrレッド(発火病)
レッドはベッドの上に戻り、ボタンをじーっと眺めている
サリン先生
Mrレッド(発火病)
相変わらずボタンを眺めているレッドを後に次はブルーの部屋に向かった
サリン先生
ブルーの部屋はレッドの部屋とは違い、とても寒い
防護服無しでは吐く息も凍り、最終的には身体全部が凍り付いてしまうだろう
サリン先生
サリン先生
ブルーが私を恐れる事を警戒しながらベッドへ向かう
サリン先生
Mrブルー(結晶病)
明らかに私を見て怖がっている
無理もないだろう、勝手に知らない人が病室に入ってたんだから
サリン先生
Mrブルー(結晶病)
サリン先生
サリン先生
Mrブルー(結晶病)
サリン先生
やはりまだ少し警戒している
これから絆を深めていければいいのだが…
サリン先生
Mrブルー(結晶病)
サリン先生
Mrブルー(結晶病)
先程のレッドとは違い、ベッドから慎重に降りていくブルー
結晶病…これは体が基本的には脆くなっていく病気
ベッドから飛び降りただけで骨折もあり得るのだろう
Mrブルー(結晶病)
サリン先生
私は少し怯えているブルーには何も話さず黙々とボタンを取り付けた
サリン先生
Mrブルー(結晶病)
ボタンの説明をしたあと、私はドアの取手をつかみ、ブルーへ1言伝えた
サリン先生
サリン先生
Mrブルー(結晶病)
扉越しではっきりと見えなかったが、ブルーの顔が少しは私の警戒を解いてくれたような顔をしていた気がする
サリン先生
サリン先生
防護服を脱いだあとの快感は唯一無二だ
サウナ上がりの感覚に似ているかもしれない
サリン先生
私は自分の部屋へのんびりと向かった
サリン先生
サリン先生
色々と終わって後は寝るだけ
ベッドの上に座り、布団を被ろうとした時に__
コンコン
サリン先生
突然ドアのノック音が聞こえた
サリン先生
私はすぐさまドアへ向かった
サリン先生
アリス先生
ドアの前には部屋着姿のアリスの姿が
アリス先生
サリン先生
サリン先生
アリスは腕を組み、ドャァという効果音が聞こえてきそうな顔をして口を開いた
アリス先生
サリン先生
アリス先生
事情を聞くと、どうやら女子の患者達から女子専用の部屋を作って恋バナとかお話したい!という要望がでたらしい
そこで、すまないとアリスで考えた所、空いている部屋があるという事なのでそこを秘密の部屋にしたと
そして勿論男子専用部屋もあるらしい
しかし女子部屋とは真反対の所に
女子から、男子は絶対うるさい、できれば真反対の所にして欲しい、という要望があったからだそう
サリン先生
アリス先生
サリン先生
患者とこうやって話せる時など、そうないだろう
私は二つ返事で承諾した
アリス先生
私は内心ドキドキしながら秘密の部屋へと向かった
扉を開けると女子達が全員集まっていた
ピクシー(蝶々病)
ノエル(天使病)
マロ(花吐き病)
ミーシャ(猫化病)
皆私達が来るのを待ち望んでいたそう
女子達の目は光り輝いている
アリス先生
サリン先生
女子達(患者のみ)
そうして私達女子の秘密の会話が始まった
ピクシー(蝶々病)
最初に話題を出したのはイタズラ好きなピクシー
アリス先生
サリン先生
マロ(花吐き病)
サリン先生
サリン先生
あの恐怖の瞬間は忘れようとしても忘れられない
サリン先生
アリス先生
ミーシャ(猫化病)
マロ(花吐き病)
ノエル(天使病)
ん?1人年齢には合わない発言してる人いなかった?
まあそんな考えは置いておいて私達は恋バナを進める
ミーシャ(猫化病)
ミーシャはしっぽを左右に揺らしながら辺りを見回す
ミーシャ(猫化病)
ミーシャのエメラルド色の瞳と目が合ってしまった
サリン先生
サリン先生
女子達(患者のみ)
サリン先生
アリス先生
ピクシー(蝶々病)
サリン先生
ピクシー(蝶々病)
ノエル(天使病)
ノエルが右の人差し指をくるりと時計回りに回す
女子達(患者のみ)
サリン先生
アリス先生
マロ(花吐き病)
マロ(花吐き病)
女子達(患者のみ)
部屋中に黄色い声が響き渡った
アリス先生
サリン先生
ピクシー(蝶々病)
マロ(花吐き病)
マロ(花吐き病)
マロ(花吐き病)
ノエル(天使病)
マロ(花吐き病)
マロ(花吐き病)
ミーシャ(猫化病)
女子達は勿論、私もアリスも思わず口角が上がってしまう
ノエル(天使病)
マロ(花吐き病)
サリン先生
マロが患っているのは花吐き病
意中の相手と両思いになれば病気は治る
それはマロも知っているはず
だからアピールは早めにしてもいいとは思うが、もし失敗したら死んでしまう
アピールをした方がいいのかしない方がいいのか…私の心の中は複雑な感情が入り混じっている
これをマロに伝えるべきか…
アリスをちらっと見る
アリス先生
目が合った
おそらくアリスも同じ事を考えているのだろう
アリス先生
首を横に振っている
「言わないで」と言うことだろう
サリン先生
私は無言で首を縦に振った
マロ(花吐き病)
ミーシャ(猫化病)
また恋バナを続けていく
ミーシャ、アリス、ピクシーは好きな人が居ないらしい
そして最後はノエルの番…
アリス先生
ノエル(天使病)
ノエルの頬が少し赤くなる
この反応はもしや…
他の女子もそれを感じ取ったようで、期待で目がキラキラしている
アリス先生
ノエル(天使病)
アリスの1言でノエルの顔が茹でられたタコのような色になった
これは確定の反応だね
女子達(患者のみ)
再び黄色の声が部屋中に響いた
ピクシー(蝶々病)
ノエル(天使病)
ノエル(天使病)
蚊のような声
だけどシンとしているこの部屋で聞くには十分な声の大きさだった
女子達(患者のみ)
皆心底驚いたような顔をしている
マロ(花吐き病)
ノエル(天使病)
ミーシャ(猫化病)
ノエル(天使病)
ノエル(天使病)
ノエル(天使病)
女子達(患者のみ)
また黄色の声
中々接点のない2人だが、文通をしてて恋に落ちるというパターンがあって私も驚いた
マロ(花吐き病)
マロ(花吐き病)
ノエル(天使病)
ノエル(天使病)
ノエル(天使病)
もう全て話す気になったのだろうか?先程よりよく話すようになった
ミーシャ(猫化病)
ノエル(天使病)
アリス先生
アリスが時計を見て叫ぶ
確かに今は夜の11時
サリン先生
女子達(患者のみ)
私達はそれぞれの場所に戻っていった
一方、男子群は___
すまない先生
ドンッ💥
Mr赤ちゃん(怪力病)
ボフッ💥
Mr銀さん(ガラス病)
バンッ💥
Mrマネー(無彩病)
ドスッ💥
Mrバナナ(月光病)
Mrバナナ(月光病)
Mrバナナ(月光病)
ドゴォン💥
Mrマネー(無彩病)
Mr銀さん(ガラス病)
Mrブラック(悪魔病)
ブラックが呆れながらすまない先生達の方を見ている中、すまない先生達は枕投げ大会をしているのであった
アリス先生
サリン先生
アリス先生
サリン先生
私とアリスも少し話してから部屋に戻った
どうして彼奴等は笑顔なの
どうして彼奴等だけ大切にされるの
どうして…どうして!!!
______あんなに気持ち悪い奴らなのに
コメント
8件
すまない先生はどこでもすまない先生だなぁw 患者達と枕投げwwwまた派手にwww それとまた最後に謎の声……一体誰なんだ???
わー!!めっちゃ楽しそう!男子部屋とか女子部屋とか修学旅行っぽくて最高じゃん! 女子の方は恋バナか〜…良いね✨ (とか言ってるけどこいつ恋バナ苦手です) 奇病とか変わってるところもあるのか…教えたは教えたで大変そうだね… 奇病が治ってこんな事も自由にできるようになって欲しいな… 男子!(笑)やっぱり修学旅行かぁぁぁ!?!? 盛大に枕投げしとりますねぇ…元気現金! また最後に…声の主は一体誰!?
初コメ失礼します! 最後のやつなんなんでしょうかね⋯?