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最近飼い始めた家畜

6 - 「その反応は…期待してええ奴??」

♥

260

2024年03月10日

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nmmn注意 irxs様関一切関係ありません 𝖼𝗉→Ⅰ×Ⅲ Ⅱ×VI Ⅴ×IV 暴力表現 主従関係 女体化要素を含みます 苦手な方地雷な方は自衛お願いします

啜り泣く声が聞こえる

涙の湿っぽい香りがした

Ⅵ﹣🦁

…っ、け、?

Ⅱ﹣💎

悠くんっ、!!おはようっ、っ!!

Ⅵ﹣🦁

どうかした、??ほとけ??
なんか怖い夢でも見た??

Ⅱ﹣💎

…ぅぅん…悠くんが起きないから
…心配してただけ〜

Ⅵ﹣🦁

…力強いから痛い

Ⅱ﹣💎

あ、っ、ごめんね
安心してつい…

Ⅵ﹣🦁

ふぅ〜ん。安心しとる所ごめんやけど
ボクはまだ寝るよ…ふぁぁ…

布団を被り再び眠りにつこうと 枕の位置を直す

暑かったのか毛布を蹴っていて ベッドは散らかっていた

Ⅱ﹣💎

悠くん…寝ないでぇ〜!!
僕を1人にしないでぇ…

Ⅵ﹣🦁

…ボクはここに居るから
落ち着きぃや

Ⅱ﹣💎

…だ、だってぇ!!っ、ぅぅ…っ、く

Ⅵ﹣🦁

ほとけ…!!落ち着け!!

混乱しているほとけに どう接したら良いだろうか

Ⅵ﹣🦁

(大丈夫って言っても…無理よな?)

Ⅵ﹣🦁

ほとけ!!落ち着け!!

Ⅱ﹣💎

…っ、

ぎこちなく抱擁すると 戸惑った声が聞こえた

抱き締められると 思っていなかったのだろう

Ⅵ﹣🦁

ボクは居るから…此処に居るよ

Ⅱ﹣💎

っ、うん…そぅだ、ったね…
取り乱して…ごめんね

Ⅵ﹣🦁

ボクも混乱させるようなこと
言ってたみたいやから
あんま気にせんといて

Ⅱ﹣💎

ありがとう…

Ⅵ﹣🦁

安心したら喉乾かへん??
ボク水入れてくるな

Ⅱ﹣💎

…!!だ、め…此処に居て

Ⅵ﹣🦁

寝る…からおやすみ

諦めてベッドに 寝転がり毛布を被った

Ⅱ﹣💎

っ、ご飯食べてからにしようよぉ〜
ねぇ〜悠くん〜

Ⅵ﹣🦁

ほとけ料理とか出来るん??

Ⅱ﹣💎

っふふ〜!!出来るよぉ〜
自炊歴は長いから!!

Ⅵ﹣🦁

…楽しみにしとく

痛くなるお腹を抑えながら ベッドから上半身を起こす

Ⅱ﹣💎

悠くん…お腹痛い??

Ⅵ﹣🦁

う、うんっ…大丈夫

Ⅱ﹣💎

ほんと、?

Ⅵ﹣🦁

ッッ…大丈夫〜

Ⅱ﹣💎

無理しないようにね、??
痛かったら僕に言ってね

Ⅵ﹣🦁

っ、う、ん…

Ⅰ﹣🐤

っ、ふふ〜初兎ちゃん美味しい?

Ⅲ﹣🐇

っ、ん。美味しいよ

Ⅰ﹣🐤

食べすぎないようにね

Ⅲ﹣🐇

っ、うん!!りうちゃんも食べる??

Ⅰ﹣🐤

りうらは良いよ〜
初兎ちゃんが食べてる姿好きだから
沢山食べて〜

Ⅲ﹣🐇

…っっ//りうちゃ、ん…

Ⅰ﹣🐤

…??どうかした?

Ⅲ﹣🐇

…好きとか気軽に
言ったら駄目ですよ…

Ⅰ﹣🐤

…っえ〜ほんとに思ってるのに…

Ⅲ﹣🐇

自分は恥ずかしいです…

Ⅰ﹣🐤

それでも好きだよ…

髪に触れると赤かった 初兎ちゃんの頬は先程より赤くなった

Ⅲ﹣🐇

…っ、だめですから!!

Ⅰ﹣🐤

はぁ〜い…

Ⅲ﹣🐇

んぬぬ…

Ⅰ﹣🐤

頬張りすぎてリスみたいになってて可愛い…

Ⅲ﹣🐇

っ、だーかーらーぁ!!
駄目です

Ⅰ﹣🐤

可愛いって言うのも駄目なの?

Ⅲ﹣🐇

駄目です

Ⅰ﹣🐤

っ、ん…酷ぃぃ…

拗ねながら手を付けていなかった ケーキを頬張る

甘ったるくて… 食べれる気がしないけど ケーキを無理矢理飲み込んだ

Ⅲ﹣🐇

りうちゃんのタルト
美味しそう…や、ね

Ⅰ﹣🐤

食べる?はいどーぞ

Ⅲ﹣🐇

…っ、ぐ、っ!!

喋っている初兎ちゃんの 口に無理矢理ケーキを押し込んだ

Ⅲ﹣🐇

…っ、…ん…

Ⅰ﹣🐤

美味しい??

Ⅲ﹣🐇

…っ、…っ、…んっ…美味しい…

Ⅰ﹣🐤

もっと食べる??
りうらもう要らないから

Ⅲ﹣🐇

要らない…っ、
りうちゃんが食べえや

Ⅰ﹣🐤

…甘ったるいの嫌いだから初兎ちゃんが食べて

Ⅲ﹣🐇

…ありがとうございま、す

Ⅰ﹣🐤

あっ、敬語使った〜!

Ⅲ﹣🐇

まだ慣れないだけです

Ⅰ﹣🐤

ほんとかな〜??

Ⅲ﹣🐇

ほんとで、す

Ⅰ﹣🐤

さっきまでタメ口だったじゃん…

Ⅲ﹣🐇

慣れないだけです

Ⅰ﹣🐤

そう、??

Ⅲ﹣🐇

慣れるまで我慢して下さいよ

Ⅰ﹣🐤

…っ、ん…分かった

Ⅲ﹣🐇

りうちゃんも食べえよ…はい

Ⅰ﹣🐤

んっ!っ、急に口に入れないで…

Ⅲ﹣🐇

ふふっ〜仕返し〜

Ⅰ﹣🐤

っも〜やったなぁ〜??

Ⅲ﹣🐇

…っふふ〜お互い様やろ、??

Ⅰ﹣🐤

…あ〜あ、もうキレた…
調子乗ってさぁ〜

Ⅲ﹣🐇

乗ってません

Ⅰ﹣🐤

…ご馳走様…

Ⅲ﹣🐇

ま、待ってください!!

Ⅰ﹣🐤

待ってるから帽子落とさないようにね

Ⅲ﹣🐇

…りうちゃ、ん…怒ってへんの?

Ⅰ﹣🐤

…俺は怒ってるよ

Ⅲ﹣🐇

…躾は、??

悪いことをしたら罰を受けるくらいは 覚えているようだ

Ⅰ﹣🐤

なに〜??今此処でされたいの〜??

Ⅰ﹣🐤

初兎って意外と…ど、え…

最後まで言い切る前に 初兎の声に遮られた

Ⅲ﹣🐇

違うっ!!ないちゃんの口癖やから…

Ⅰ﹣🐤

ないこの事
良く話すけど好きなの??

Ⅲ﹣🐇

っ…//

Ⅰ﹣🐤

ごめ、ん…からかっただけで…ほんとに好きとか知らなくて…

Ⅲ﹣🐇

…っ、好きで悪い//?

顔を隠し恥ずかしそうに手を引く 恋してる初兎の瞳は輝いている

Ⅰ﹣🐤

悪くないけど…
そっか。そこまで、好きなんだ……

Ⅲ﹣🐇

あ、でも…ないちゃんに
伝える気は無いですよ

Ⅰ﹣🐤

はっ、??なんで?

Ⅲ﹣🐇

…ないちゃんは
恋とか知らへん子やし…
伝えてたとしても迷惑やから…

Ⅰ﹣🐤

そう。初兎が思うならそれで良いけど…
失った後に後悔すんなよ

年上のもう1人の人格として 初兎を正しい道に導かせる

それが“俺“の役割で 産まれた理由

Ⅲ﹣🐇

っ…は、っ、い…

Ⅰ﹣🐤

…会計済ませてくるから
初兎は…涙拭いといて

Ⅲ﹣🐇

…っ、ありがとうございます

Ⅰ﹣🐤

…少し連絡したら戻るから
気持ちの整理しててね

Ⅲ﹣🐇

…っ、ん…

Ⅰ﹣🐤

…もしもし…

Ⅰ﹣🐤

嗚呼、りうらだ
今からそっち行くから
駅前のベンチで待っててくれる?

Ⅰ﹣🐤

…なんで、って
…うちのが会いたがってるからって
理由じゃ駄目か?

伝えたいことを言い終え 携帯を鞄にしまい初兎の元に戻った

Ⅰ﹣🐤

お待たせ…

Ⅲ﹣🐇

っ、歩けますよ

Ⅰ﹣🐤

そ、無理しないでね…
無理したら“りうら“が心配するから

Ⅰ﹣🐤

初兎は笑顔で居てくれ…
“りうら“の為にもお願いだ。

縋るような思いを気持ちも 全部押し付けてしまった

独断で決めた事への罪悪感と喪失感は 消えることは無い

IV﹣🍣

…つ、疲れた〜

Ⅴ﹣🥂

まぁ…歩いたからな
少し休憩しよか

IV﹣🍣

は、はいっ
…そこのベンチに座りましょうか

Ⅴ﹣🥂

ん〜

腕を組みながらベンチに腰掛けると 相手は直ぐに姿を見せた

Ⅰ﹣🐤

…よぉ、まろとないこ

Ⅴ﹣🥂

…りうくんの方が来たんか…
で?ないこに何の用?

Ⅰ﹣🐤

電話でも言ったけど
うちのが会いたがってたから
俺は連れてきただけ

Ⅴ﹣🥂

やって…ないこ…
初兎のとこ行っておいで

IV﹣🍣

…っ、はい…

俺がそういうとないこは心配な表情で初兎の元に行った

IV﹣🍣

初兎ちゃん…?泣いてた、の?
目元腫れてるよ

Ⅲ﹣🐇

…っ、…何でもないよ
ないちゃんには関係あらへんし

IV﹣🍣

…関係あります〜
私は初兎ちゃんと六花の保護者だもん

IV﹣🍣

可愛い2人の為なら
私は何でも頑張れるから
私で良かったら話聞くよ、?

Ⅲ﹣🐇

大丈夫やから…ホンマに大丈夫!

IV﹣🍣

強がるのは初兎ちゃんの悪い所だよ
私にもっと頼ってよ

Ⅴ﹣🥂

…りうくんは2人の事どう思っとるん??

Ⅰ﹣🐤

…俺は…

Ⅰ﹣🐤

何も思わない…

Ⅴ﹣🥂

そうよなぁ…りうくんは
そういうんに興味無いもんな

Ⅰ﹣🐤

無いな。他人の事なんてどうでもいい

Ⅴ﹣🥂

俺からしたらさ
…ないこが初兎のこと気にし過ぎな気がするんよ

Ⅴ﹣🥂

初兎の事が大切なんは分かるけど…
初兎も面倒見られる程小さないやろ…

Ⅰ﹣🐤

…別に良いんじゃない。ないこが大切に思ってるんだから好きにさせたら良い

Ⅰ﹣🐤

共依存なのも今に始まったことじゃないだろうし

淡々と話すりうくんは、興味が無いと言いつつも、初兎のことをずっと見ている

Ⅲ﹣🐇

自分は、世話見られる程小さない!!ないちゃんはお節介!!

IV﹣🍣

…っっ…!?ご、ごめんね

初兎がないこの頬を叩くのも、怒るのも頭では理解ができた

Ⅲ﹣🐇

…っ、ふぅ…ふぅっ!!

Ⅴ﹣🥂

りうくんの羊ってないこに手あげるんやなぁ

「お前は知っとった??」そういう意味を込めた視線を向けた

Ⅰ﹣🐤

俺も初めて見たっ…知ってるのは…穏やかで大人しそうな奴って事しか…分か、らなくて

Ⅴ﹣🥂

りうくん…落ち着けって…りうくん!!

Ⅰ﹣🐤

っ、…ぅ…

過呼吸症状を起こし、震えるりうくんの背中を撫でた

Ⅰ﹣🐤

…っ、…ごめん
…躾が行き届いて…無くて…

Ⅴ﹣🥂

会ったばっかであれだけ
躾とんのはええ方やと思うよ

IV﹣🍣

…っ、うん。私世話焼きでお節介だから…殴られるのも納得するもん

Ⅲ﹣🐇

…っ、っ、それでいつも傷付いとんのはないちゃんやろ!!

IV﹣🍣

…っふふ…そうだね。私はお姉さんだから2人を守らないと駄目だったの。

IV﹣🍣

私が守らないと初兎ちゃんと六花は…とっくに死んでる

柔らかい薔薇色の唇から、冷たく悲しい現実を告げた

Ⅲ﹣🐇

…自分は誰かを犠牲にして生きたくないのに…勝手に守らんといて、ぇや!!

IV﹣🍣

私お節介だからさ、傷付くのも嫌われるのも慣れてるもん

IV﹣🍣

私ね…初兎ちゃんがりうら様に懐いてるのを見て安心したんだ

Ⅲ﹣🐇

な、ないちゃ、ん??

IV﹣🍣

初兎ちゃんはもう私なんか要らないもん
頑張ってね。初兎ちゃん

頭を優しく撫で俺の元に、暗い表情で戻ってきた

IV﹣🍣

ご主人…お待たせしてすみません

Ⅴ﹣🥂

頬痛いけど我慢してな

IV﹣🍣

…?

IV﹣🍣

っ、んぅ…っ“、た“い…!!

Ⅴ﹣🥂

固いけどそれで冷やしとき

IV﹣🍣

…ハンカチで包まないと…冷たすぎますけど…お気遣いありがとうございます

Ⅴ﹣🥂

ないこ…お疲れ様

優しく抱き締めてないこを安心させたかった

IV﹣🍣

…っはは…私お節介なので叩かれて当然です

Ⅴ﹣🥂

無理して笑わんでええよ。誰も見いひんから

IV﹣🍣

っ、ぅ…ぁぁ…っ……!!

Ⅴ﹣🥂

お前の優しさは…2人に届いとるよ

Ⅴ﹣🥂

ないこは十分…2人を守れたよ

IV﹣🍣

…ぁぁ…っ、っ…っ、

Ⅲ﹣🐇

な、ないちゃん…叩いてごめん…

IV﹣🍣

…っ、全然大丈夫だよ。
私痛いのにはもう慣れたから

嗚呼。俺は…

Ⅲ﹣🐇

ないちゃんあのさ…こんなこと
自分に言う権利は無いけど…

Ⅲ﹣🐇

ないちゃんの事がずっと…

Ⅴ﹣🥂

ないこ…っ

IV﹣🍣

…//

口付けてはぁっと吐息を漏らす 頬が赤いないこの頬を撫でる

Ⅴ﹣🥂

今度は俺にその優しさくれへん??

IV﹣🍣

…っ、…

この幼気な優しい少女を…

Ⅴ﹣🥂

主人の我儘でごめんな。

Ⅴ﹣🥂

ないこが好きなんよ。初めて会った時から…ずっと好き

IV﹣🍣

…っ、っ…//

Ⅴ﹣🥂

その反応は…期待してええ奴??

守りたい

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