sn
ほぉらほら。覚えてさえいなぁい

sn
まぁ、クロノアさんにとっては、その程度のお遊びだったんだろうねぇ

sn
僕はあの日、あなたが来ると信じて。

sn
もちろん、それはそれで酷い裏切りだけれど

sn
今は違うと思ってる。お前はあの日、来たんだよ

sn
でも、隠れてたんだ

sn
……本当は来てたんですよね?クロノアさん?

kr
何の話か、わからないっ

sn
来てたんだよ、お前は。

sn
そして、めちゃくちゃ殴られて、ついには雨まで降り出して

sn
それでも僕は待ち続けて…

kr
何の話かわからないって言ってるだろッ

sn
僕がボロボロになっても、うずくまって待ち続けるのを見て、

sn
ニヤニヤ笑ってたんだ!!

kr
俺がそんなことする訳ないだろッ!!

sn
じゃあ、やっぱ来なかったんだッ。

sn
僕を約束しておいて、お前は来なかったんだ!!

kr
俺がしにがみくんと約束した?なのに来なかったって?!

kr
ある訳ない!

sn
あったんだよッ!!

sn
それを忘れてるのも気に入らねぇやぁ!!

kr
俺は忘れない!何事も記憶に留めてるッ。絶対にッ!

sn
じゃあ、記憶の引き出しがなかなか開かないんですかねぇ?

sn
じゃあ、開くかどうか、鍵を差して回してみますかぁ?

kr
やってみろよ、何をどうしたら、

kr
俺が記憶にありもしない何かを思い出すのか!

kr
試してみろよッ!

sn
いいよ。試してあげます。

sn
お前は絶対に覚えてる。そして思い出す

sn
それでこそ僕はッ、よくやく!

sn
お前を心の底から詰ることが出来る……!!

しにがみは、クロノアの耳元に近付き、……それを囁く。
kr
…………え……、

sn
いじめっ子復讐大作戦…

kr
……………

kr
…………………

kr
……………………………

sn
ねぇ。……思い出しました?

sn
思い出してますよね?

sn
……記憶にないフリを、してるんですよね……?

kr
………………

sn
思い出してくれたんですね。

sn
嬉しいです、クロノアさん

sn
思い出してくれなかったら、この場で殺してましたよ

kr
……そこまで恨む程のことだったの

kr
お前は翌日、親の権力で、いじめっ子を黙らせてたじゃん

kr
そして、みんなにそのことを小躍りしながら報告してたよね

kr
あれだけ大喜びしてたのに?

kr
それ以来、小学校卒業までは、いじめっ子の話なんか口にもしなくなったのに?

kr
それなのに、ずーっとずっと根に持ってるんだ?

kr
ははッ、どんだけ恨めしいの、お前

sn
ああぁッ?!

sn
……テメェ、何つッた?!

sn
今、何て言ったんだよッ?!?!

kr
結局、俺が約束守らなくても、いじめっ子を成敗出来たじゃん

kr
その時の俺にも、きっと何か止むを得ない事情があったんだろうね。

kr
そして、それを謝り損ねていたのかもしれない

kr
だけど、お前は結局、いじめっ子に復讐出来たじゃん。

kr
失ったものは何?

kr
せいぜい、空き地で、待ちぼうけで失った時間と、

kr
殴られた傷くらいでしょッ

kr
その程度のことでネチネチと、何年間も……!!

sn
その程度のことッ?!ことぉああぁ?!

sn
テメェだけには言われたくねぇええぇッ!!!

kr
その程度のことなんだよ。

kr
あぁ、くだらない。本当にくだらないなっ

kr
これだけ長い間、恨み続けるからには、

kr
やぞ凄まじい何かがあったんだろうなって思っていたら!

sn
そうですね、そうかもしれませんね!!

sn
小学生の頃の下らない恨みかもしれないッ

sn
でも、でもでもでもッ!!!

sn
あの時のあの気持ちはッ、

sn
生涯ッ、忘れられないッ、許せねぇんだよぉおおぁああぁあああッ!!

その時、床下から噴き出す青い炎が、一斉にその強さを増した。
tr
落ち着いてッ…。2人ともッ

tr
今はこんな状況だから、2人ともつい言葉が荒々しくなっただけッ

sn
<断罪者>は僕とトラゾーさんでしたよね?

sn
クロノアさんとぺいんとさん。

sn
どっちを犠牲にするか、決めることなると思うけど

sn
僕。……ぺいんとさんを<死刑囚>にするなら、一切、仕事しないんで

kr
……しにがみくん……、そこまで……、

kr
そこまで俺が嫌いかよぉッ!!?

sn
クロノアさんとぺいんとさん。どちらが好きって聞かれたら

sn
僕はぺいんとさんが大好きですよ。

sn
……僕がいつもいじめられている時、いつも助けてくれた、ぺいんとさんが

sn
だから安心してください。

sn
ぺいんとさんが犠牲になるようなことは、絶対に僕が許しません

pn
……し、……しにがみ………

<断罪者>の2人はそれぞれ、"有罪"宣告と、拷問レバーの操作の役割を受け持つ。
どちらがそれをボイコットすれば、拷問は行われない。即ち、脱出は出来ない。
tr
……それを、言うなら……

tr
俺だって、クロノアさんを犠牲にするような選択が行われるなら、

tr
……仕事をするつもりはない
