赤
え、 なぁに ?
黄
赤 って 人狼じゃないですよね、?
赤
えっ
疑うような 視線を向けてくる 黄 ちゃん 。
そうか、 最初から 俺を 詮索するつもりで...
赤
違うけど...
赤
黄 ちゃんは どうなの?
黄
僕 ?
赤
うん、っ
黄 ちゃんは 驚いたように目を見開く 。
けれど 一瞬でその顔は崩れ、 怖い笑みに変わってゆく
黄
どう、 だと思います ?
赤
え、 どうって ..
黄
僕 が 人狼だったら?
赤
えぇ っ 、?
真顔で そう呟く 黄 ちゃん 。
その表情からは いつもの 優しさは感じられない 。
まさに 人の心をわすれた
狼 の ような ───── 。
紫
皆、そろそろ時間だからね 、
黄
ええ、分かってます ..
橙
...
赤
...
あれから 数時間 。
ついに 投票時間の 5分前になった 。
かち、 かち ...
時計の針の音がする度に 敏感に反応する 体 。
いつか、いつか と 手汗が止まらない 。
ざー、ザザ 、 ..
青
... ッ 、 !
桃
来たな 、 ..
「 投票の時間になりました 。 」
「 その前に 10分間の 話し合いを行ってもらいます 。」
話し合い 、 か 。
どれだけ 話をしても かならず誰かが死ぬ 。
空気がどっしりと重くなる 。
それだけの 命の重大さに 皆共々気づいたのだ 。
紫
話し合い 、 どうする、
橙
どうするって ... ?
紫
その... 今日投票する人、
そう言った瞬間、紫 ~ くん の顔は もちろん 、
全員 の 顔が 曇る 。
そんな中 、
橙
... なぁ 、
橙
赤 、 俺は お前が怪しいと思うんやけど、
赤
──── え 。
続 く .