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Aルート

秋斗

うわああああ!!

俺は必死に逃げた

あの女は普通じゃない

化け物なんだ!!

秋斗

誰かーっ!!

秋斗

助けてくれええ!!

逃げながら助けを呼ぶ

しかし 遠くで車の走行音や人の声もするのに

誰も気付いてくれない

秋斗

くそ!くそ!

振り返らずにとにかく走った

秋斗

…はぁ…はぁ!!

秋斗

…もう、大丈夫か!?

秋斗

あいつは居ないのか!

後ろを見る

しかし あの女の姿はどこにもない

あのボロ家も もう見えなくなっていた

秋斗

助……かった?

秋斗

は、はは。

秋斗

ははははは!!助かったぞー!!

勝ち誇るように あの家がある方に向いて大声を出した

なんだ、何もないじゃないか

秋斗

驚かせやがって。

秋斗

よく考えれば、ただの人間かも知れないな。

秋斗

ちっ。本当、気持ち悪ぃな!

俺は前に向き直った

ヒュー、ヒュー

ヒュー、ヒュー

秋斗

あ、あぁ……なん、で。

そこには 先程のボロ家とあの女がまた現れていた

後ろを振り返るが やはり、また戻っている

秋斗

く、くそ!!

俺はまた逃げた

秋斗

もう、すぐ!!

秋斗

街に出るはずだ!!

しかし

秋斗

な、なんで……

気付けばまたあの家の前だ

ヒュー、ヒュー

ヒュー、ヒュー

女はあの うなずくようにしていた動きを さらに速くした

髪がうねりだす

階段がガタガタいっている

女はニヤニヤしている

秋斗

だ、だれかぁぁぁぁぁ!!!

走る

また戻る

走る

 ヒュー、ヒュー

走る

また戻る

走る……

 また戻る度に 女は少しずつ近づいてきている

逃げて逃げて逃げて

逃げるほどに 頭の振動も強くなり

今では 髪が上下に大きく舞っている

うねりうねり 乱れ乱れ

もう女は階段を降りている

走る

また戻る

走る……

秋斗

は、ははは。

秋斗

あはははははは!!!

ヒュー、ヒュー

ヒュー、ヒュー

俺は

また戻る

【選択肢で結末が変わる】ホラー短編集

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