紫
………近年幻想入りする人間の数が増えてきている
紫
対処こそしているけれど、このままだと幻想郷も時間の問題
紫
……そうね
幽々子
……あら、紫じゃないの。どうしたの?
紫
幽々子、少し協力してくれないかしら?
幽々子
協力?何するの?
紫
外の世界に組織を作るの
幽々子
……外の世界に?
紫
えぇ、そうよ
紫
もちろん私もあなたも生きていられるようにするし、仕事もちゃんとできるようにするわ
幽々子
そう。ならいいわ
紫
なら決まりね
紫
あと5人集めてしまいましょうか
幽々子
待って、あと五人!?
紫
えぇ、二人じゃ足りないからね
幽々子
そう
紫
私は人を誘ってくるわね
幽々子
わかったわ
紫
いるかしら、龍
龍
急に現れるのは心臓に悪いな。どうした?
紫
ふふ、ごめんなさいね
紫
今日は龍にある相談をしに来たの
龍
相談?
紫
外の世界に作る組織に協力して欲しいの
龍
……ふむ
紫
仕事や生命活動は大丈夫にするから!お願い!
龍
……はぁ、わかった
龍
それと、一人は私が手配しよう
紫
あら、いいの?
龍
あぁ、任せっきりはあれだしな
龍
……少々骨は折れるだろうが
紫
ふふ、ならお任せするわ
紫
私は次の所へ行くわね
龍
あぁ
紫
余程の生活のようね。輝夜
輝夜
あら、紫
輝夜
今日はどうしたのかしら?
紫
ある話を持ってきたのよ
輝夜
話?
紫
外の世界に組織を作るから、あなたもどうかしら?
輝夜
……ふふ、えぇ、いいわよ
輝夜
ちょっとばかり暇してたからね
紫
永遠亭の仕事はどうしたのよ
輝夜
永琳も鈴仙も、私に仕事を回してくれないの
輝夜
だから私は暇なのよ
紫
なるほどね
紫
なら私は次の場所へ行くわ
輝夜
えぇ、行ってらっしゃい
紫
……さて、どうかしら、霊琥
霊琥
神社の私の部屋に来て早々その言葉とは……どういう了見かしら?
紫
失礼。外の世界で組織を作るのだけど、あなたもどうかしらと思ってね
霊琥
組織?
紫
えぇ、あなたも七つの大罪は知っているでしょう?
霊琥
えぇ、外の世界の宗教。キリスト教とやらが考えたものですよね
紫
えぇ、私はその七つの大罪に沿った組織を作る
紫
あなたには是非、憤怒として来て欲しいわ
霊琥
……いいでしょう。霊夢も十分大きくなっている。世代も交代していますからね
紫
えぇ、ありがとう。霊琥
霊琥
誘ってるのは誰なの?
紫
えっと、幽々子と龍、輝夜とあとはあなただけね。一人は龍が手配するって
霊琥
なら、あと一人ね
霊琥
……そうだ。魔理沙なんてどうかしら?
紫
魔理沙?
霊琥
彼女は火力を求めてはいるが、根本にあるのは霊夢への嫉妬
霊琥
嫉妬の称号ならば、与えられるんじゃないか?
紫
……それはいいの?あなたの娘の親友を、奪うと同義なのよ?
霊琥
これもまた、霊夢にとっての試練さ
紫
そう。わかったわ。魔理沙はあなたが手配してちょうだい
霊琥
承った
紫
で、組織になるのが
幽々子
私と
龍
私と
輝夜
私と
霊琥
私と
魔理沙
私と
尤魔
私だな
紫
……まさか龍の手配した人が饕餮尤魔だったなんて
紫
まぁいいわ。これより、外の世界への赴く。幻想郷への帰還は可能
紫
さぁ、行くわよ!
外の世界の組織……
……"罪業"へと!