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仕事を終え、マンション前につくと、、 また見覚えのある車が止まっている…… もう会いたくないよ 車を通り越したいが、絶対止められる。 仕方なく、車の窓をコンコンと叩いた
元彼
桜井凪沙
桜井凪沙
冷たく話しかける
桜井凪沙
元彼
はぁ?何言ってんの?こいつ 自分から、振っておいて合鍵を返してきたくせに…… そんな言葉で、私の心が揺らぐと思ったか?
桜井凪沙
元彼
桜井凪沙
そう言って逃げようとすると…… ガシッ! 元彼が、私の腕をつかんできた……
桜井凪沙
元彼
最悪…… なんなの…これ… 怖い… 結局、「わかった」って都合よく言わなきゃいけないの? 私の気持ちは、どうでもいいんでしょ……? 私は、必死に涙を堪えた。 口を開こうとしたその時……
阿部亮平
えっ……「凪沙」? 今…凪沙って……呼んだよね…? ハッキリ聞こえた。 凪沙が、横をむくと、、 そこには、亮平さんが立っていた!
阿部亮平
桜井凪沙
元彼
阿部亮平
桜井凪沙
そう言うと、凪沙の手を握りしめ、マンションの方へ歩こうとしている。 元彼も、状況がわからず、ポカーンとして、凪沙の腕をつかんでいた手を離した。 亮平さんと手をつないだままマンションへ入った
エレベーターに乗り、10階へ向かった。 亮平さんは何も言わず、ずっとそばにいてくれた。 私は泣きそうになったが、今、泣くのは違う。 すると……
阿部亮平
と言われ… え…… 涙目になっているせいか? でも、顔を合わせてないのに…… 泣きそうなのがバレている。
桜井凪沙
エレベーターが10階に着くと…… 「貸して」と、私の荷物を持ち、、 鍵を開けて、リビングへ向かった
リビング
もう来ることないと思っていたのに。 また来てしまった。 今は、1人になるのは辛かった……
阿部亮平
前にも座ったソファーに座る
阿部亮平
桜井凪沙
なんて言えばいいかわからない……
阿部亮平
そうだよね。 1番困るのは、亮平さんだよね。 私が、話そうとした瞬間
阿部亮平
桜井凪沙
どストレートすぎる。 これも、優しさなのかな……って思ってしまう。
阿部亮平
桜井凪沙
桜井凪沙
阿部亮平
阿部亮平
桜井凪沙
どういう意味?
どういう意味?
阿部亮平
亮平さんの言葉で、どんどん話が進んでいく。
桜井凪沙
阿部亮平
桜井凪沙
阿部亮平
桜井凪沙
阿部亮平
桜井凪沙
阿部亮平
阿部亮平
桜井凪沙
こんなこと言いたくないけど、、、 思い返してみればそうだったかも……
阿部亮平
亮平さんは少し笑っていた。
桜井凪沙
阿部亮平
たしかに、思い返せば…… 頑なに、家に入れてくれない時があったり、誰かと楽しそうに話したりしていたから、誰?って聞いても、友達とか、わかりやすいウソをつかれていた……
思い当たることをすべて、亮平さんに話した。
阿部亮平
桜井凪沙
阿部亮平
その言葉が、グサッと刺さった。 ほんと何してんだろ?わたし……
桜井凪沙
彼を1回も疑わなかった。 私は、真面目過ぎた…… 全部……わたしのせいだ……
涙が溢れてきた…… 我慢していたはずなのに、耐えれなかった……
阿部亮平
桜井凪沙
泣き顔は見せたくなかったけど…… 亮平さんの顔を見た。 この人の言葉は、、 すぅーっと入ってくる……
阿部亮平
桜井凪沙
阿部亮平
桜井凪沙
桜井凪沙
私は、普通を知らなかった…… ただ真っ暗な未来しか見えない……
桜井凪沙
阿部亮平
亮平さんの時間を無駄にしてる…… 何してんだろ?わたし…… 最低だ……
桜井凪沙
阿部亮平
私は、鞄を持って、リビングのドアに手をかけた……
阿部亮平
桜井凪沙
もう、泣き顔は見せたくないよ 亮平さんを見た…… もう1人になりたいよ……
阿部亮平
桜井凪沙
見たことのない眼差しで、 その言葉が真っ直ぐわたしの胸に飛んできた
「俺が普通を教えてあげるよ!」
桜井凪沙
亮平さんがソファーから立ち上がり、私の方へ来た。
阿部亮平
何を言ってるのか、わからなかったが…… 亮平さんの目は真っ直ぐで本気だった
桜井凪沙
阿部亮平
気にかけてくれているのが伝わる 初めて会った時から、ずっと優しかった。
阿部亮平
阿部亮平
桜井凪沙
わからなくは無いけど…… 私は、この人とそんなことしていいのか。
阿部亮平
桜井凪沙
阿部亮平
嬉しかった…… でも…わたしには…… 必要ない…… しかも芸能人となんて考えられない……
桜井凪沙
阿部亮平
芸能人だから無理って断る方法しか見つからなかった…… こうでもしないと、亮平さんから離れられない気がした…… すると……
阿部亮平
桜井凪沙
すると……
阿部亮平
桜井凪沙
えっ…? そこは気にするとこでしょ!
阿部亮平
俺のファン? たしかに、仕事上で関係があるだけで、 ファンじゃない…… だから……
桜井凪沙
と言うしかなかった……
桜井凪沙
阿部亮平
全く理解ができない。 いや、ファンを家に入れないのはわかる。 でも、私が亮平さんのファンじゃないって……
阿部亮平
桜井凪沙
阿部亮平
あれ?また、わたし普通じゃない?
阿部亮平
阿部亮平
たしかに、ファンじゃないし、興味がある訳じゃない。
阿部亮平
桜井凪沙
阿部亮平
桜井凪沙
阿部亮平
契約なんて、結ぶ気はない! でも…… たくさん気になることがある…… それに、亮平さん多分…… わたしのこと知ってるよね……? 決めた!
桜井凪沙
この話に1回乗って見ることにした。