この世界の生物は
直に枯れ
跡形もなくなってしまう
そんな世界に
枯れ続けても生きる
それが芽生えた
さて
生きる生物である
人間はどうであろうか
朝日が眩しく照らしている
色黒で夏毛が長い
女の子の様な顔立ち
この少年は
夜魔と言う
彼もまさしく
枯れ続けた
親から見捨てられ
施設で育った
友達は居なく
ひっそりと生きてきた
その彼は今高校生
早めに自立し
独り暮らし
夜魔
夜魔
夜魔
夜魔
夜魔
夜魔
「がらがら」と引き戸の開く音
教室は少しひんやりしている
夜魔
夜魔
ふと校庭に目をやる
人に賑わいも増え
話し声が響く
蓮
大和
夜魔
夜魔
蓮
大和
夜魔
蓮
大和
夜魔
杏
夜魔
蓮
夜魔
大和
杏
夜魔
夜魔
杏
夜魔
杏
夜魔
杏
杏
夜魔
杏
夜魔
杏
夜魔
杏
杏
杏
夜魔
杏
夜魔
夜魔
杏
杏
夜魔
杏
夜魔
杏
夜魔
杏
夜魔
杏
このなぞの少女に逢ってから
気が歯車の様に狂いだした
夜魔は少女と話してるつもりでいた
少女と話す時間は
自然と少女を好きにさせるのであった
夜魔
拓海
夜魔
大和
夜魔
拓海
拓海
夜魔
夜魔
蓮
大和
大和
拓海
夜魔
杏
夜魔
杏
杏
夜魔
杏
夜魔
夜魔
夜魔
杏
杏
夜魔
夜魔
杏
夜魔
夜魔
杏
杏
杏
杏
杏
夜魔
杏
夜魔
杏
夜魔
夜魔
夜魔
年月がたち
少年は会社を引き起こし
立派な社長になった
にもかかわらず
身寄りがいなかった
夜魔
夜魔
二人が初めてあった日
コメント
6件
おお…むなしい…