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12件
フォローとブクマ失礼します!
ブクマ失礼しますm(*_ _)m
フォロー&ブクマ失礼します🙇🏻
こくん
勇気をだして君の背中に問いかける
さくん
僕の言葉は簡単に 跳ね返されてしまう
こくん
いつからか君とは 目も合わなくなって
いったい君は誰を見てるの
付き合いたての時は 抱きしめ合って眠っていたのに
最近はおやすみさえなくなって
近くにいるはずなのに 君の心はどこか遠くにあって
振り返るはずのない君を 僕はただ見つめていることしか出来ない
朝がきて僕は目を覚ました
案の定僕の隣には 君の姿はなかった
その代わりにスマホには 君からのメッセージが1件
〝友達と出掛けてくる〟
たった一言が僕の心臓を 突き刺して
こくん
痛む心を撫でて もう一度眠りにつこうとすると
スマホが音を立てた
るぅとくんからの着信だった
るくん
こくん
るくん
電話の向こうにはるぅとくん以外に誰かがいるらしく、何か相談していた
るくん
こくん
るくん
こくん
ツー、ツー
電話は切られてしまった
こくん
文句を呟きながら部屋を片付ける
でも、正直な話をするとさとみくんのこともあり寂しかったから丁度良かった
とりあえずリビングを片づけ ソファで一息ついた
ふと、机の下を見ると何か落ちていた
こくん
拾って見るとピアスだった
こくん
僕が1年記念日に渡した物だ
無邪気に喜んでいたさとみくんの笑顔が脳裏によぎる
こくん
さとみくんが僕に笑顔を 向けることはなくなった
僕が好きだったさとみくんは もうどこにも居ない
ピンポーン
ぼーっと考えていると 玄関のチャイムが鳴り 僕は急いで鍵を開けに行った
るくん
なくん
ジくん
こくん
ジェルくんは持っていた袋を 僕に渡した
るくん
なくん
ジくん
靴を脱ぎ、 3人はぞろぞろと部屋に入ってくる
るくん
こくん
るくん
るぅとくんはケラケラ笑いながら 買ってきたケーキをお皿に移す
こくん
ケーキは4つしか入っていなかった
るくん
こくん
なくん
ジくん
それぞれ好きなケーキを選んで 僕たちはケーキを頬張った
こくん
るくん
るぅとくんは慌てて口を塞いだ
こくん
なくん
ジくん
楽しかった雰囲気が 急に暗くなった
なんとなく察しがついた気がする
ケーキは4つしかなく、まるでさとみくんがいないことを知っているようだった
なくん
なーくんは優しくるぅとくんに 問いかけるとるぅとくんは頷いて
重たそうに口を開く
るくん
るくん
さとみくんと一緒だ
るくん
こくん
るくん
るくん
心臓が何かを察したように 大きな音を立てて動き出す
るくん
こくん
自分でも驚く程に 平然としていた
心のどこかでそんな気はしていた
でも、聞いてしまったら 関係が終わってしまうのが分かる
まだ終わりを告げる勇気はなかった
こくん
こくん
こくん
るくん
そっと僕の背中を撫でて 頑張ったね、とみんなが褒めてくれた
なくん
こくん
家にちゃんと帰ってくる日なんて たまにしかない
深夜にこっそり帰ってきて お昼に起きることばかりだ
同じ家にいるのに 別々の部屋にいることも多く 顔を合わせない日もある
撮影しているさとみくんの声を聞いて隣の部屋で涙を流すこともあった
なくん
ジくん
るくん
普段は甘えたりしないるぅとくんだが今は相当弱っているのだろう
即答で家に泊まると言った
ジくん
るくん
なくん
こくん
食器を片付け荷物をまとめる
荷物をまとめて リビングに戻ろうとすると
るくん
丁度御手洗を済ませた るぅとくんが出てきた
こくん
いつもならさとみくんが 手伝ってくれてたのになぁ...
さとみくんを思い出して 寂しくなる
いつからさとみくんのことを考えることが苦しくなったんだろう
昔はさとみくんのこと考えてる時間さえ、愛おしかったのにな
なんてくだらないことを 考えていると
るくん
るくん
僕の表情をみて察したのか るぅとくんは僕の今の状況を 口にした
こくん
こくん
視界が涙でぼやけていく
気づいたら僕は子どものように泣きじゃくっていた
あの後、僕はひたすら泣いて 3人に励まされながら ジェルくんの家に向かった
こくん
ジェルくんの家に着き、 ソファに座ると
ジくん
るくん
そう言ってキッチンに立ち 2人は鼻歌交じりで 紅茶の準備を始めた
なくん
なーくんが僕の隣に腰掛け 優しく声を掛けてくる
こくん
服の裾をぎゅっと掴んで 滲んだ涙をこらえた
なくん
僕の手を優しく包みながら 息を深く吸って慎重に話し出した
なくん
こくん
なくん
なくん
確かに言われてみればそうだ
何年も一緒にいるからこそ、浮気する人ではないという自信がある
だからこそ、浮気されたことを受け入れられていないのも事実だ
なくん
なくん
こくん
こくん
もしかしたら、ただ自分に都合のいい解釈をしようとしているのかもしれないけど
信じていたかった
るくん
ジくん
キッチンで楽しそうにしている るぅとくんも同じ気持ちなのかな
ジくん
2人は4人分のティーカップを 持ってソファに座った
夜になり、ご飯を食べて るぅとくんとジェルくんは ゲームをして、なーくんは 仕事をしていた
僕は、先にお風呂を借りることにした
こくん
1人になると 色々なことが頭に浮かぶ
そういえば、僕はまだ 別れを告げられた訳ではない
でもこんな曖昧な関係は いつか終わりを迎えるはずだ
それならば、 せめて僕から別れを告げよう
そう思ってどれくらい経っただろう
何度も何度も別れようと決断しても さとみくんの顔を見たら 何も言えなくなってしまっていた
いつかまた笑い合える気がして 手放せなかった
このシャワーと共に この気持ちも洗い流せればいいのに
お風呂から出て服を着て 髪を乾かす
すると、携帯の画面が明るくなる
こくん
もう言うなら今だ
僕はそう思い、電話をかけた
さくん
こくん
まさか出るとは思わなかった
いつもより優しい気がする声
こくん
僕の頭は真っ白で 変なことを口にしてしまった
さくん
さとみくんの声はか細くなる
たった一言伝えて切ろうと 思っていたのに 上手く言葉に出来ず 涙が溢れ出す
こくん
さくん
きっと平然を装っているつもりなのだろうけど、さとみくんの声は震えていた
こくん
こくん
声に出して僕は泣いた
でも泣いていたのは僕だけじゃなかった
さくん
さくん
こくん
こくん
なんでさとみくんが泣くんだよ
僕はさとみくんがいたら それだけで幸せだったのに
こくん
せめて僕の気持ちは伝えておこう
さくん
こくん
ツー、ツー
電話は切れてしまった
最後にさとみくんは 僕のこと好きって言った...??
頭が混乱していたが ひとつだけ確かなことが分かった
こくん