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翌日…

瑠珠

杏美ー、昨日はごめんね

瑠珠

急に抜け出しちゃったりして

杏美

いいよ、別に

杏美

星海に手伝ってもらったもん

瑠珠

えっ、また?

杏美

うん

瑠珠

なんでそんな手伝ってくれるの?

瑠珠

杏美だけのために

杏美

私もすごく、いいよって抵抗したんだけど

杏美

するするって

杏美

でも、私的には嬉しかったんだけどね

瑠珠

恋愛的に?

杏美

えっ?

瑠珠

友達の好きな人奪ってカッコいい人ゲットみたいな?

杏美

そういうんじゃなくて

瑠珠

じゃあ何よ

杏美

そんなに不満なら昨日、嘘つかなかったら良かったじゃん

瑠珠

はー?誰が嘘なんかついてんのよ

瑠珠

ちゃんと用事があったんですぅ

杏美

どんな?

杏美

何をするために?

瑠珠

それは…

瑠珠

杏美

答えてよ

瑠珠

だからさ…

杏美

答えれないんじゃん!

杏美

やっぱり嘘じゃんか!

杏美

そんな、仕事をサボった人にどうのこうの言われたくないよ!

瑠珠

だってそんなの聞かなかったんだもん!!

杏美

もう言い訳なんて聞きたくないよ!

杏美

いつも仕事してる人からしたら本当にやめてほしいの!

星海

おっはよー

杏美

大体、瑠珠が、サボらなかったら星海だって手伝わなかったかもよ?

杏美

そんなこと、考えなかったの?

瑠珠

ちょっとは考えたよ!

杏美

考えたんならサボらないでよ!

星海

おーい

瑠珠

えっ、嘘っ!

瑠珠

杏美!ストップ!

杏美

星海が好きならもっとちゃんと考えてよ!!

星海

えっ?

瑠珠

杏美!!!

杏美

あっ…

杏美

星海くん…

星海

えっ、誰が俺の事好きって?

瑠珠

いやっ、それは…

瑠珠

どうでもよくって

瑠珠

その…

瑠珠

友達関係として好きだよぉって?

杏美

ご、ごめん…

杏美

ごめん!

タッタッタッ…

星海

おい!待てよ!

タッタッタッ…

奏楓

おっは…

バンッ

杏美

ごめんなさい!

タッタッタッ…

奏楓

杏美ちゃん!

星海

おい!

奏楓

星海…

星海

待て!!

タッタッタッ…

奏楓

おいおい!

タッタッタッ…

タッタッタッ…

杏美

うわっ!

バンッ!

杏美

いてて…

星海

待てったら

杏美

ごめん…

星海

何で逃げるんだよ

星海

意味わかんねーよ

杏美

ごめんね

星海

いいけどさ…

杏美

私、さいっていなことした

星海

どんなことだよ

杏美

瑠珠に…最低なこと…

星海

どんなことだって

杏美

それは言えない!

杏美

ごめん

タッタッタッ…

奏楓

どうしたんすか…

奏楓

走んないでよいきなり…

星海

付いてくんなよ

奏楓

だって、気になるじゃないですか!

瑠珠

もういいよ!

杏美

瑠珠…

瑠珠

気安く話しかけないで

杏美

…!ごめん…

星海

おいおい、そんな言い方ないだろ

瑠珠

もう私、杏美とは絶交したもん

杏美

瑠珠………

瑠珠

名前で呼ばないで

星海

何で絶交すんだよ

奏楓

そうだよ

瑠珠

最低なやつだから

瑠珠

裏切り者だから

瑠珠

私の敵だよ

杏美

うん、分かってる…

瑠珠

分かってんならなんであんなことすんのよ!!!

星海

なんだよ!それは!

星海

杏美が何をしたっていうんだよ!

瑠珠

瑠珠

私の…

杏美

瑠珠!

瑠珠

す…

瑠珠

好きな人を…

瑠珠

好きな人をバラシてきたの!!

星海

あー、だから…

瑠珠

もうこんな奴とは絶交だよ

星海

ごめんな

瑠珠

えっ?

星海

その気持ちには答えらんねーや

瑠珠

瑠珠

わかってる

瑠珠

星海は杏美が好きだもんね

星海

星海

なんでそう思うんだ?

瑠珠

行動見たらわかるよ

杏美

えっ、そうなの?

星海

うん…

杏美

(えっ、嘘…)

杏美

本当なの?

星海

うん…

星海

おれ、いつの間にか好きになってたかも

杏美

いつから?!

杏美

えっ?

奏楓

これはぁ、俺は邪魔だなぁ…

瑠珠

いて(小声)

奏楓

まじかよ?!(小声)

杏美

返事は…

杏美

また今度!!

タッタッタッ…

星海

あっ…

瑠珠

行っちゃったね

星海

部活時…

涼也先輩

なあ、杏美

杏美

はい

涼也先輩

今日、放課後残れ

杏美

はい

奏楓

杏美ぃー

奏楓

あっ、先輩

涼也先輩

よっ

奏楓

うっす

涼也先輩

頑張れよ

涼也先輩

奏楓

奏楓

はい!

スタスタ…

杏美

(わざわざなんで残れなんて言ったんだろ…)

杏美

(いつも残ってるのに)

星海

杏美

杏美

あっ…

星海

ボール渡し、してくれないか?

杏美

うん…、あっ、はい!

星海

(笑)

杏美

精一杯やらしてもらいます!

杏美

はい

星海

よいしょー

杏美

はい

星海

よいしょー

………

杏美

(いちいち胸が…ドキドキする…)

そして、放課後…

涼也先輩

おっ、来たか

杏美

遅れてすみません

涼也先輩

いいよいいよ

涼也先輩

マネージャーの仕事は慣れた?

杏美

はい、大分慣れてきました

涼也先輩

そっか

杏美

それで、どうしたんですか?

涼也先輩

いや、実はな

涼也先輩

これだけは言っておこうと思って

杏美

はい…

涼也先輩

俺、多分だけど…

涼也先輩

君のこと好きになっちゃったかも

杏美

えっ?

涼也先輩

君が入った当初はそんなに気にしてなかったんだよ

涼也先輩

でも、一人で頑張ってるとことか見てると

涼也先輩

あー、今日も頑張ってるんだな、俺も頑張ろって

涼也先輩

気になれてさ

杏美

そうなんですか…

涼也先輩

だから、これだけは言っておきたかった

涼也先輩

俺もあと一ヶ月したら、退部だ

涼也先輩

そしたら、君と合う回数も減っちゃうだろう

涼也先輩

だけど、それまでにとは言わない

涼也先輩

別に、会いに行こうと思えば行けるんだから

涼也先輩

だから、伝えておいた

涼也先輩

返事はまた今度でいいよ

杏美

涼也先輩

じゃあね

杏美

…あっ、さよなら

キィー ガチャッ

杏美

どうしよ…

杏美

……!?

杏美

そうだ…

杏美

ただいまー

杏美の母

おかえりー

杏美の母

今日は早いのね

杏美

うん

杏美

…あ、の、さ

杏美の母

ん?どうしたの?

杏美

ちょっと相談したいことあるんだけど…

杏美の母

えっ?!もしかして好きな人できた?!

杏美

そういうことじゃなくって

杏美の母

どうしたの?

杏美

私さ…二人の人に告白されてて

杏美

それで困ってて

杏美の母

あー

杏美の母

そういうこと

杏美の母

それは、杏美が決めたらいいんじゃないの?

杏美

でも…

杏美の母

そんなことはお母さんにもわからない

杏美の母

自分が好きって思う方を選べばいいのよ

杏美

…そっか

杏美の母

そうよ

杏美の母

頑張りなさい

杏美

うん!わかった!

ピンポーン

杏美

星海からだ

星海

涼也先輩が杏美の連絡先ほしいって

杏美

えっ?どうして?

星海

追加したいってさ

杏美

えっ…

星海

教えてもいい?

杏美

いい…けど…

星海

オッケ

涼也先輩

やぁ!

杏美

先輩…

涼也先輩

何?

杏美

いや、なんでもないです

涼也先輩

いやー、今日のことまた今度でいいからね

杏美

はい…

涼也先輩

ね!今から電話できる?

杏美

えっ?

杏美

それはちょっと…

涼也先輩

だよねぇ

涼也先輩

まぁ、また今度!

杏美

はい…

奏楓

星海ー

奏楓

最近なんか変だよ

星海

お前も見たろ?

奏楓

まあ…

星海

気まずいんだよ

奏楓

だろうね

奏楓

あんな大胆な告り方w

星海

笑うな!

星海

あれでも一生懸命だったんだぞ!!

奏楓

ごめんごめん

杏美

おはよー

星海

おはよ!

奏楓

(普通に喋ってんじゃんw)

杏美

おはよ

杏美

おはよ、瑠珠

瑠珠

あっ?

瑠珠

何?

瑠珠

何のよう?

瑠珠

用がないなら喋りかけんな

杏美

ごめん…

スタスタ…

瑠珠

(あー、もう、うっとうしいなぁ)

瑠珠

何なのよ!

杏美

えっ?

瑠珠

何?どうしたの?

杏美

瑠珠…

瑠珠

はー、何?

杏美

ごめんね

瑠珠

は?

杏美

ごめん…ほんとにごめん…

杏美

ごめんなさい(泣)

瑠珠

なんでここで泣くのー!

瑠珠

私がなんかしたみたいじゃん!

杏美

何も…してないよ(泣)

ギュッ

瑠珠

ほら、泣かない

瑠珠

友達でいてあげるから

瑠珠

ほら、顔上げて

杏美

瑠珠ぃ…

瑠珠

味方でいてあげるから

瑠珠

泣かないで

杏美

瑠珠は本当に優しいね

瑠珠

ありがと

杏美

大好き

ギュッ

瑠珠

私もだよ

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