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第十四話 「火花の先にあったもの」
白銀の雪に覆われた研究施設。
一瞬の静寂を切り裂くように、銃声が鳴った。
だがそれは、外からではない。
内部からだった。
北海道
北海道は肩を押さえながら、振り返る。
銃口を向けていたのは、かつての部下――
部下
部下
北海道の目が一瞬だけ揺れたが、即座に冷たくなる。
北海道
部下
部下
北海道
北海道
再び響いた銃声は、今度こそ一方的だった。
緊急回線が鳴り響く。
「北海道が……撃たれた。内部での反乱らしい」
愛知の手が止まる。
愛知
愛知
画面には、凍り付く研究室、血に染まった床。
静かな中に、恐ろしいまでの冷徹が漂っていた。
東京は、資料の中の旧花紋の記録を確認していた。
東京
東京
東京
東京
幹部が問う。
幹部
東京は一瞬、考えるふりをして微笑んだ。
東京
東京
宮城は、京西の残された回顧録を開いていた。
『我らが拒絶されしは、力のなさ故ではない』
『咲いてしまえば、他の花を枯らす強さがあったからだ』
宮城はページを閉じる。
宮城
部下が報告に入ってくる。
部下
宮城の瞳が揺れる。
宮城
宮城
福岡は机に置かれた“偽のHYDRANGEAコード”を睨む。
福岡
福岡
部下
福岡は、珍しく目を細めたまま答えた。
福岡
福岡
銃を取り上げ、ゆっくりと構える。
福岡
大阪は、銃のメンテナンスをしながら小さく笑った。
大阪
報告が入る。
「第九の構成員が、愛知に潜伏してる可能性あり」
大阪の笑みが止まる。
大阪
大阪
大阪
大阪
大阪
愛知は、静かに風鈴の音を聞いていた。
その音の裏に、かすかな“機械音”が混じっている。
愛知
数秒後、狙撃音が空を切った。
愛知
愛知は咄嗟に身体を倒す。
壁が砕け、火花が散る。
愛知
愛知
風鈴が落ちる。
その音は、まるで“戦争の鐘”のように響いた。
HYDRANGEA円卓。
今回は、北海道の席が空いていた。
東京はそれを見つめたまま、口を開かない。
広島が静かに呟いた。
広島
広島
愛知が立ち上がった。
愛知
宮城が鋭く言い放つ。
宮城
東京は言った。
東京
東京
次回
第十五話 「黒花に手を伸ばしたのは誰か」
おしらせ!
この作品…………。
25話で完結します!!
完結しても番外編とかはかくかも…?
完結してほしくない人……いる??((
その代わりとはいっちゃなんですが、
東西戦争だします!!!!
よかったら見てください!!!(圧)((
では、残り10話ぐらいかな、?
最後までご愛読よろしくお願いします!!
※それより前or後に完結することもあり
ではばあい~!
next→♡350
コメント
5件
完結までに1万いいねいきたいでs((
愛知さん大丈夫……!? 大阪さんの追うか追われるかかっちょいい((( 東西戦争楽しみにしとく!!((((