テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
372
もちくさ
800
なおいつものめだか
16,777
藍色のパイナップル
815
第十五話 「黒花に手を伸ばしたのは誰か」
静かな会議室に、福岡の低い声が響く。
福岡
福岡
福岡
部下が驚く。
部下
福岡は小さく首を振る。
福岡
福岡
福岡
部下
福岡
画面に、HYDRANGEAに届いていた無名の脅迫状が映し出される。
送り主は記されていないが、印だけが──
『花弁に混じる、黒い水滴』
東京は書庫の奥、創設当初の会議記録を読み返していた。
『第八枠選出時、愛知に確定する以前、“山梨”が一度、候補に上がっていた』
『が、他都市との“協調性”の問題から却下された』
東京の目が鋭くなる。
東京
東京
《福岡より連絡。山梨の動向、追跡開始》
花が毒を含み、誰かがすでにその根元にいた。
HYDRANGEA七都市のうち――誰かが、山梨と通じていた。
疑念の輪が一気に狭まり始める、第十六話。
次回
第十六話 「一輪、赤く滲む」
next→♡370
宮城の元に、福岡からの報告が届く。
部下
部下
宮城はメモをめくる。
宮城
宮城
宮城
宮城
宮城
部下が問いかける。
部下
宮城は小さく笑った。
宮城
宮城
宮城
大阪の元に、連絡が入る。
「狙撃者の出どころが、長野経由のルートで入ってきたことが判明。つまり、“中央山岳部”が起点です」
大阪が眉をひそめる。
大阪
大阪
大阪
大阪
部下が問う。
部下
大阪
傷ついた北海道は、病室で静かに寝ている……かに見えた。
だが、その瞳は開いていた。
北海道
隣にいた幹部が、動揺を見せる。
幹部
北海道
北海道
北海道
愛知の元に、ある小包が届く。
中には、割れた風鈴の破片と、もうひとつ──
『“あなたの場所はもう割れています。逃げないでください。”』
それは、かつて愛知が幼少期に使っていた風鈴の一部だった。
愛知
愛知
愛知は、風鈴の残骸をゆっくりと握った。
愛知
愛知
広島が開いた古い帳簿の中、焦げた文書があった。
『第九枠・山梨。特例不承認』
『提案者:東京、福岡』
『理由:暴発的思想の拡散防止』
広島の目が一瞬だけ細められる。
広島
広島
小さく呟いた。
広島
広島
広島
コメント
2件
最後の愛知かっけぇ……((( 山梨と誰かが通じていただと…?誰だ…… 続き楽しみ💕