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木葉秋紀
しっかりしろ！
赤葦京治
っ保健室に運びましょう
木兎光太郎
俺が運ぶ！！！
赤葦京治
ちょ、木兎さ
木兎は日和をお姫様抱っこして 保健室に向かって走り出してしまった
ーバコーンッ！！とボールが床に 打ち付けられる音が響き渡るー
堀田日和
わあぁ〜！！
堀田日和
すごい！すごいね！！
？？
うん！ほんとすごい！！
？？
あたりまえだし
？？
だって、ぼくの……
なんだろ…昔の夢、？
堀田日和
んﾞーーー…？
目を擦ると天井が見える
堀田日和
(保健室…)
窓からは夕日が差し込み、 空はもうオレンジ色になっていた
堀田日和
(そんな寝ちゃってたのか…)
すると、バタンッと雑に 開かれるドアの音と、
ズンズンと早い足音
シャッとベッドのカーテンが開かれた
木兎光太郎
生きてるか！？
堀田日和
…ギリギリ生きてるよ
木兎…部活が終わってから すぐ来てくれたのだろう
堀田日和
(いつもなら、残って練習してるのに…)
木兎光太郎
…もう大丈夫なのか？
堀田日和
うん！
木兎光太郎
良かった…
はぁ〜〜〜としゃがむ木兎
堀田日和
どうしたの！？
木兎光太郎
お前に何かあったら…俺…
堀田日和
…？
ボソッと何かを言って顔をあげ、 私の瞳を捉える
木兎光太郎
あんま心配かけんな
堀田日和
っ
その眼差しになぜか胸がドキッとする
堀田日和
ご、ごめん…
木兎光太郎
ん！じゃあ帰んぞ！
堀田日和
え、バレーは？
木兎光太郎
日和優先に決まってんだろ！！
そう言いながら私のバッグを持つ
堀田日和
(優しいなぁ〜)
木兎光太郎
勝手に髪ほどいた
堀田日和
あ、本当だ
ガラガラッとドアを開けると、
木葉秋紀
！起きたか
赤葦京治
もう大丈夫なんですか？
丁度寄ろうとしてくれていたのか、 木葉たちとばったり遭遇した
堀田日和
うん！
堀田日和
マネージャーできなくて
ごめん…
ごめん…
赤葦京治
何言ってるんですか
小見春樹
怪我人は休む！
堀田日和
ありがとぉ〜〜(泣)
仲間の優しさに浸っていると、
いきなり後ろから腕が回ってきて グイッと後ろに引っ張られる
堀田日和
わっ！？
木兎光太郎
…
堀田日和
ぼっ、木兎…！？
赤葦京治
…実は木兎さん、ずっとソワソワしてたんですよ
赤葦京治
堀田さんのことが心配で
赤葦京治
ちなみに、運んだのも木兎さんです
堀田日和
えっっ！？
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