TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

そのコンビニ店員に恋をする

一覧ページ

「そのコンビニ店員に恋をする」のメインビジュアル

そのコンビニ店員に恋をする

1 - 行きつけのコンビニ

♥

1,111

2024年03月25日

シェアするシェアする
報告する

冬弥

…こんな所にコンビニなんてあったんですね。

ああ!俺の行きつけなんだ!

冬弥

流石司先輩、何でもご存知なんですね!

ふっふっふ!まぁな!

冬弥

けど…先輩がコンビニって、なんか意外です。

ん…まぁ、本来ならば利用せんが…

冬弥

何か別の理由があるんですか?

ああ…ちょっと、な。

まぁ行けばわかる!

🎶ミクミクミク〜ミクミクミ〜

東雲

いらっしゃいませー

東雲

あれ、お友達っすか?

ああ、大学の後輩なんだ。

冬弥

こんにちは…?

東雲

こんにちはー。あんた友達いたんですね。

失礼すぎじゃないか??

東雲

あははwまぁゆっくりしてって下さい

冬弥

先輩、あの店員さんと知り合いなんですか?

知り合いというか…利用しすぎて覚えられたってところだ。

冬弥

ああ、なるほど…

冬弥も何か買ってくか?奢るぞ。

冬弥

あ、いえ。大丈夫です、自分で払います。

冬弥

丁度五線譜が売ってたので、それとコーヒーでも買おうと思って、

五線譜か、俺も買っておこうかな。

これお願いします。

東雲

はーい。

あ、あとタバコも

東雲

いつものっすか?程々にした方がいいっすよ〜

東雲

この間だって、俺の親父がタバコ吸いすぎて病院に…

神代

東雲くん、後ろにお客様待ってるじゃないか。

東雲

あっ、すみません!

神代

後ろのお客様、こちらへどうぞ。

冬弥

えっ、あ、はい。

神代

お待たせして申し訳ありません。

冬弥

いえ、全然……

冬弥

(綺麗な人だ…)

神代

合計325円になります。

冬弥

カードでお願いします。

神代

かしこまりました。差し込みかタッチどちらにされますか?

冬弥

差し込みでお願いします

神代

かしこまりました。ではそこに差し込みお願いします。

神代

…はい。お買い上げありがとうございました。

神代

ふふ、またのお越しをお待ちしております。

冬弥

あっ、はい、ありがとうございます…

さ、帰るか。今日はあと課題やって…

冬弥

先輩……あの、このコンビニに来るのって店員さん目当てですか?

うお…

え、あ……まぁ、そんな所だ

それよりほら!帰って課題やるぞ!

冬弥

はい。

神代

ふふ、東雲くん気に入られてるね。

東雲

え?あー、天馬さんっすか?

神代

あの人、ほぼ毎日来てくれるじゃないか。決まってレジは君の方に行くし。

東雲

んー、そっすかねぇ…

東雲

あ、さっき先輩が対応してた人、天馬さんの後輩らしいっすよ。

神代

おや、そうなのかい?

神代

へぇ、また来てくれると嬉しいな。

東雲

店長もそっちのが喜びますもんねー

東雲

あーあ。給料アップされないかなー

神代

フフ、どうだろうねぇ。

冬弥

(さっきの店員さん、綺麗な人だったな…)

冬弥

(名前……あ、名札見るの忘れた、)

冬弥

(いやいや、俺は何考えて…)

おーい、冬弥?どうした?

冬弥

あっ、

冬弥

いえ……なんでもないです。

手が止まってるが…分からなかったか?

冬弥

いや、えっと……

冬弥

先輩、あのコンビニよく行くんですよね?

ああ。近いからほぼ毎日な。

冬弥

なら…次もご一緒していいですか?

む、構わんぞ!

しかし…珍しいな。お前も普段コンビニなんか利用せんだろう。

冬弥

ええ…けど、なんと言うか、

冬弥

もう1回…行きたいなって、

ほう、そうか。

(あそこのコーヒーが気に入ったのか…?)

🎶ミクミクミク〜ミクミクミ〜

神代

いらっしゃいませ

冬弥

(あっ、いた…)

神代

あ、また来てくださったんですね!

神代

えっと、天馬さんの後輩…ですよね?

冬弥

あっ、はい!青柳です…

神代

青柳さん!ふふ、また来てくれてありがとうございます。

冬弥

ドキッ

冬弥

(名札…神代って書いてある、)

東雲

あー、天馬さんこんちわー

仕事中にスマホをいじるのはどうかと思うぞ…

東雲

休憩です〜

東雲

あー、天馬さんまたタバコですか?

む、そうだが。

東雲

ダメっすよ〜。昨日も買ってたし!

店員なら普通売り込むだろw

東雲

これは個人的な意見です〜。肺炎なってもしりませんよ。

む…まぁ、なら今日はやめとくか。

東雲

代わりにこの飴ちゃんオススメしときます。

む、飴か。

東雲

これ美味しいんですよ〜。しかもタバコより安いし。

…なら、これを今日は頂こう。

東雲

はーい。お買い上げありがとうございます。

冬弥

お願いします、

神代

はい。えっと、コーヒー1点、クッキー1点、パン1点…

神代

合計で526円になります。

冬弥

カードでお願いします。

神代

かしこまりました。差し込みですか?

冬弥

はい。

神代

じゃあそこに差し込んでもらって…

神代

…はい、お買い上げありがとうございました。

神代

コーヒー好きなんですか?

冬弥

えっ?あ、はい…

神代

ふふ、前回もお買い上げされてたので。このコーヒー美味しいですよね。僕も好きなんです。

冬弥

あっ、そ、そうなんですか…!

冬弥

("僕"…)

神代

またのお越しをお待ちしていますね。

冬弥

は、はい。ありがとうございました。

冬弥

…あれ、先輩今日は飴ですか?

ああ。タバコはやめとけと言われてな。代わりに勧められたんだ。

冬弥

へぇ…たしかに、飴のがいいと思いますよ。禁煙してみたらどうですか?

うっ……で、出来たらな…

む、そのコーヒー気に入ったのか?

冬弥

え?いや、別に……

冬弥

……いえ、少し気に入ったかもしれません。

おお!良かったな!

冬弥

(また…来ようかな)

○○音楽大学

冬弥

(今日も帰りに寄ろう…)

冬弥!昼一緒にいいか?

冬弥

あ、はい!ぜひ!

よいしょ、っと。

冬弥

先輩、作曲の課題できました?

あー、いや、全然。

冬弥

ですよね…

いやぁ、だってテーマがなぁ…

冬弥

「愛」ですもんね…

そりゃ、昔の音楽家は「愛」を題材にした曲もたくさん作ってはいたが…

冬弥

あの先生が「愛」の曲好きだかららしいですよ。

めちゃくちゃ私的な理由じゃないか!

「愛」なんかなぁ…恋愛した事もないような俺たちには無縁だろう…

冬弥

先輩なら家族への愛でもいいんじゃないですか?

あー、それなぁ…たしかにそうだな。

冬弥は…

冬弥

俺は……ちょっと分かりません。

提出期限っていつだったか覚えてるか?

冬弥

たしか、あと2週間ですね。

うぉ…まぁまぁ時間ないな…

んー!!また帰ったら考えるかぁ。

冬弥

ですね。

🎶ミクミクミク〜ミクミクミ〜

神代

いらっしゃいませ

神代

あ、青柳さん!また来てくださったんですね。

冬弥

あ、はい。こんにちは。

神代

学校帰りですか?

冬弥

はい。コーヒーと夕食を調達しようと思って。

神代

そうなんですね。ふふ、お疲れ様です。

冬弥

(可愛い…)

神代

お買い上げありがとうございました。

神代

ふふ、是非また来てくださいね。

冬弥

は、はい。ありがとうございます…

冬弥

……

冬弥

…可愛かったな、

冬弥

いやいや!そういう意味じゃなくて…

冬弥

……

冬弥

…このコーヒー、美味しいな、

神代

(今日はもうお客さん来ないかな…)

東雲

あ、先輩お疲れ様でーす

神代

あれ、今日上がるの早いね。

東雲

ちょっと親父の病院行かなきゃいけなくて。

神代

ああ……お大事にね。

東雲

うす。てことでお先に失礼します!

神代

気をつけてね〜

続く

知っておいた方がいいキャラ紹介!

冬弥

青柳冬弥 (20)
音楽大学に通う1年生。
父親が有名な音楽家で兄二人も有名な演奏者である。
コンビニ店員さんがちょっと気になる。

天馬司(21)
音楽大学に通う2年生で冬弥の先輩。
幼い頃からピアノで賞を数多く受賞している実力者。
コンビニ店員さんを気に入っている。
実はタバコはそんな好きじゃない。

東雲

東雲彰人(?)
コンビニ店員。
父親が肺炎で入院中。
喋るのが好きで天馬と話すのは楽しいと思っている。

神代

神代類(?)
コンビニ店員で彰人の先輩。
仕事が出来るため店長から信頼されている。

終わり👋

そのコンビニ店員に恋をする

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

1,111

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚