テラーノベル
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呑気と見える人々も、 心の底を叩いて見ると、 どこか悲しい音がする。
––– 夏目 漱石 『吾輩は猫である』
空き教室
天望
その時、廊下で鼻歌を歌う 彼女の姿があった。
天望
天望
天望
疑問に思いながらも あっしは廊下に飛び出していった。
廊下
天望
桃音
桃音
桃音
天望
桃音
桃音
桃音
天望
桃音
天望
桃音
天望
桃音
桃音
桃音
桃音
天望
桃音
桃音
桃音
桃音
桃音
桃音
桃音
桃音
桃音
天望
桃音
桃音
天望
あっしは思わず彼女に聞いた。
桃音
天望
桃音
桃音
天望
桃音
天望
桃音
天望
桃音
天望
天望
桃音
天望
桃音
桃音
天望
桃音
天望
桃音
天望
桃音
天望
桃音
天望
桃音
桃音
桃音
桃音
桃音
桃音
桃音
桃音
桃音
桃音
桃音
桃音
彼女は泣いていた。
今まで溜めていた思いを 吐き出すかのように。
そして...
桃音
天望
桃音
天望
桃音
天望
桃音
桃音
桃音
桃音
桃音
桃音
桃音
天望
あっしは言葉を言いかけて 思わず声を失った。
彼女が握った拳から 血が滲んでいたのだ。 恐らく強く握った際に爪が 皮膚を食い込んだのだろう。
桃音
彼女の声は震えていた。 薄っすら無理に口角の上がった 口元で笑おうとする 姿を見て、あっしは何も 言えなくなってしまった。
桃音
桃音
桃音
桃音
桃音
桃音
そう言い残すと 静かに歩いて彼女は屋上へ 向かって行った。
それから数分後、 地面に大きな“モノ”が 叩きつけられるような 破裂音が割れた窓から 廊下へと響き渡った。
天望
あっしは選択を間違えたのか?
幸せの定義って何だ?
生命の答えって何だ?
あっしは...あっしは...
天望
消えないモヤモヤを 抱えたまま、 あっしは次の目的地へと 歩みを進めていった。
次回作について
#神と修羅
鹿王院 琥珀
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