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2033年夏休み前
奨太
奨太
担任
担任
担任
奨太
担任
担任
僕はどうしても柳原高校に行きたかった
去年
僕は生まれて初めてずっと疎遠になっていたひい祖父ちゃんに会った
そしてその時、一緒にいた明日夢さんを紹介された
この頃、明日夢さんはちょっとした有名人で
明日夢さんが被害に遭った謎の事件は
暴行事件なのかひき逃げ事件なのか全くわからず
犯人の特定も全くできていないと
連日のニュースやワイドショーで取り上げられていた
まさかそんな有名人が実家の隣に住んでいるとは思わず
僕は驚きを隠せなかった
それと同時に気になることがあった
明日夢さんは警察の取り調べや取材などでも
事件のことは覚えていないと言い続けていた
でも本当は覚えていることがあるんじゃないか?
そう思って明日夢さんに訪ねると
明日夢さんの口から驚くべき真実を聞かされた
明日夢さんはひい祖父ちゃんの作ったタイムマシーンで過去に飛び
自身の母、愛紗さんを庇って大型のトラックと衝突
その後、瀕死の状態で未来に戻るも
庇ったはずの愛紗さんは眠り続けたままだった
しかし
本来なら一度も目を覚ますはずのなかった愛紗さんは
わずか10日間だけだったが目を覚まし
明日夢さんに手紙を残した
この嘘のような話を信じる人はそういないだろう
でも僕は明日夢さんが嘘をついているとは思えなかった
それからも何度か明日夢さんと会って話をするうちに
ひい祖父ちゃんのタイムマシーンに興味が湧いた
何度か地下室を見せて欲しいと頼んだけど断られ
作造
作造
作造
そう言われてしまった
それでも諦めきれなくて
僕は自力でタイムマシーンを開発してやろうと思い
機械工学などに強い大学への進学を希望
奨太
担任
担任
奨太
担任
担任
先生が止めるのも聞かず
志望校を明日夢さんの母校の柳原高校に決めた
それを聞き付けたひい祖父ちゃんが頼んでくれて
奨太
明日夢
みなみ
今年、柳原高校を卒業した明日夢さんと彼女さんが
デートの時間を俺のために割いてくれて
二人掛かりで勉強を見てくれた
明日夢
みなみ
明日夢
奨太
最初は凄く緊張したけれど
徐々にそれもなくなり
奨太
みなみ
みなみ
奨太
明日夢
みなみ
みなみ
みなみ
明日夢
明日夢
明日夢
奨太
奨太
明日夢
みなみ
時々、場所を変えながら
二人は僕のために……
その気持ちが嬉しくて……
明日夢
みなみ
奨太
奨太
涙が溢れて止まらなくなって
奨太
奨太
奨太
明日夢
明日夢
みなみ
奨太
明日夢
奨太
それからも僕は必死に勉強をして
少しずつ成績を上げていき……
2034年3月某日
迎えた合格発表当日
明日夢さんに付き添われて柳原高校へ
明日夢
奨太
明日夢
明日夢
奨太
奨太
奨太
担任の先生も無理だと言っていた柳原高校に見事合格
そこから更に勉強をして
念願だった柳大に行くことができた
最初は単なる興味本意で
ひい祖父ちゃんのタイムマシーンの研究をしたくて目指した大学で
僕は新たな夢を見つけた
ひい祖父ちゃんのタイムマシーンを復活させたい
そして明日夢さんのお母さんを今度こそ助けたい
だけど何度、説得しても
ひい祖父ちゃんは首を縦に振ってくれなかった
諦めかけた大学三年の頃
ひい祖父ちゃんが肺炎を起こし入院
そこで初めて
作造
ひい祖父ちゃんからOKが出た
奨太
奨太
奨太
ひい祖父ちゃんから預かった鍵で地下室へ
奨太
奨太
奨太
奨太
奨太
奨太
奨太
奨太
奨太
奨太
奨太
僕のために時間を割いて勉強に付き合ってくれた
明日夢さんと奥さんのために
絶対に成功させて恩返しする!!
研究仲間
研究仲間
奨太
研究仲間
研究仲間
研究仲間
奨太
いつか必ず……
過去へ……