mfmfさん誕生日記念！

昨日の夜、また時雨桜として盗みに 入って、寝不足だったからなぁ……

……ここ、どこ？？

誰かにユサユサと体を揺すられる

こんなことする人といえば……

突っ伏していた机から顔を上げて、 犯人であろう天ちゃんを見る

けど、そこに天ちゃんはいなくて、 代わりに、赤い髪の知らない子がいた

それによく見れば、知らない制服に 知らない教室と、全くもって よく分からない状況にいた

思い当たる節なんて何もないし、 本当に何も分からないんだけど……

そうだ、ボクはたしか、 教室で居眠りしちゃってたはず

昨日、カナタさんと一緒にゲームを してて、夜更かししちゃったんたよね

知らない子に返事をして、 ついていくことにした

う、うわぁ、誰が誰だか 全然分かんないや……

あの黒髪の人、カナタさんにそっくり ……っていうか、同じ顔じゃない？

ボクは今、何故か知らない教室に いて、知らない制服を着てる

な、何なんだこれ……！？

えっ、こ、この子誰……？

茶髪に茶目で、 赤いニット帽を被ってる

こんな知り合い、 いなかったはずだけど……

この子も“先輩”も知らないけど、 とりあえず答えておく

何とか切り抜けて、ここがどこ なのかとか、ボクが置かれてる状況を 知りたいんだけど……

強引に腕を引っ張られて、 教室の外に出てくる

普通の学校の廊下とは思えない、 煌びやかな装飾

“先輩” を見つけたらしく、 その方に走っていく赤ニット帽の子

しっかり腕を掴まれてるから、 当然ボクもついていくことになる

って、“かなた”……？

聞き覚えのある名前を聞いて、 そう呼ばれた人の方を向く

短くそれだけ返事をした人

藍色の髪に黄色と紫のオッドアイと、 普通ならありえない色をしている

けど、顔は間違いなく……

ボソリと何かを呟いた、 兄さんみたいな人

ぞろぞろと6人で学校から歩いて、 駅前のカラオケに入った

部屋に入ると、既に人が来ていた らしく、また違う知らない制服を 着た知らない2人がいた

みんな高校生のはずなのに、 話が物騒すぎない……！？

ほんとに何の集まりなんだ…… っていうか、何の夢なの、これ？

よく分からないまま、知らない4人と 廊下を歩いて、とある部屋に入る

全体を見回すと、部屋のあちこちで、 生徒らしき人達がゲームをしていた

でも、ただのゲームじゃない

もしかして、ギャンブルを する為にここに……？

ここはファントム絡みの悪党の アジトで、ボクはそこに誘拐された？

それで、ボクを惑わす為に、 友達みたいに接してきて……

一先ず、何も知らないフリをしておく

なんかボク参加することに なってるんですけど！？

「出せるよね」……？

ボクそんなお金 一切持ってないんですけどぉ！？

〜なんやかんやあって〜

100万円分のチップを、赤の場に置く

よく分からないままやってるけど、 たまに当たったり外したりして、 ボクの賭け金は2000万まで減った

イーブンはたしか、偶数賭けだっけ？

……勝てるかどうかは別として

ストリートは、 3つの数字に賭けるやつ

賭けたのは……16、17、18だ

木之下さん、序盤からかなりの 額を賭けてるから、いつの間にか 追い込まれてる……

ボクと“先輩”の賭け金が、 2倍になって帰ってくる

って、この人、これで持ち金ゼロだ

捨て台詞のようなものを吐き捨てて、 スタスタと去ってしまった木之下さん

2100万のボクに比べて、 4600万のこの人

渋々チップをベットする

ちなみにオッドは、奇数賭け

そういえばボク、なんで冬真って 呼ばれてるんだろう

ストレートアップって、 1つの数字に賭けるやつ！？

しかも、31に全賭け……！？

ボクらが驚いている間に、 ディーラーがルーレットを回し始める

ボールは……

4600万の、36倍だから……

お、億って何、億って……？？w

今まで盗んできたものに億越えの ものはたまにあったけど、 それでも数億だし……

当てた記念、というわけで、 ボクらはカラオケに来ていた

ここで何かをするんだろうか

曲送信用のタブレットを手に取って、 何かを入力し始めた先輩

突然、テレビの画面が切り替わる

画面が白く光って、思わず目を瞑る

そして、気づいた時には──

しばらくみんなが雑談しているのを 見ていたボク

そういう設定で演じながら話して 遊んでるのか、真面目に話してるのか 分からなくて、さらに混乱する

番号送信？　1018？ 何しようとしてるの……？

テレビの画面が切り替わって、 “参加を許可します” と映し出される

突然画面が白く光出して、目を瞑る

って……

ボクがいる……？？

さっき一緒にいた人達がいる…… けど、いつもの3人もいる

〜かくかくしかじか…〜

それって、さっき 送信してた番号じゃ……

10月18日…… ボクの誕生日？

みんな、ボクらを祝う為に してくれてたってこと？

誕生日──

ピピピピ、ピピピピ……

目が覚めると、自分の部屋の ベッドの上だった

何だか、不思議な夢だったなぁ……

布団から身体を起こして、部屋を出る

それから、リビングに来──

パーンッ！

突然、クラッカーの音が鳴り響く

そう言うと、うらたさんが 何かに目を向ける

天ちゃんとさかたんが持ってるのは、 少し不細工だけど、生クリームが たっぷり塗られたケーキだった

僕に何かあった時の為に、 何人かには渡してるけど……

びっくりしたけど、みんな僕の為に 来てくれて、ケーキを作って くれたんだって思うと、嬉しくなる

誕生日おめでとう！

まふまふさん、 誕生日おめでとうございます！ まふくんが活動を休止してから かなりの時間が経って、気づけば まふくんがいない毎日が当たり前の ようになってしまいました でも、どうしても喪失感は消えなくて いつも、何か足りないな、 つまらないなと思いながら 過ごしています ライブに行ったのは表が初めてでした だから、まだまだ行き足りないし、 もっとまふくんの歌を、曲を、 放送だって沢山聞きたいです だからまたいつか、私達の前に 戻って来てください タイミングはいつでもいい しっかり休んで、沢山好きなことを して、ちゃんとご飯も食べて、 最強になって帰って来てください！ まふくんにとってこの一年が、 素敵な年になりますように！