生徒会室/ナワーブside
黒いスーツを見に纏った男はゆっくりとこちらに歩みよってくる。
RABBIT 幹部
意味深なことを呟き始めたと思えば、上着に手を入れ何かを取りだした。 銃だ。 それと同時に足音が近づいてくる。
ナワーブ
同じように黒いスーツを見に纏った男らが周りを囲み、俺らに銃を向ける。 元からこのつもりだったのか、馬鹿だったな。 自嘲気味に、乾いた笑い声をだす。
ドンッ
後方のドアから鈍い音が聞こえ、すぐさま振り向く。
陰キャ組
〇〇
〇〇の手に持たれた所々赤に染った金属バットに光が反射され眩しい。
イライ
イソップ
イライとイソップが、焦り気味に問いただす。
〇〇
それに〇〇は笑顔で応える。
RABBIT 幹部
ノートン
ナワーブ
にやにやと気味の悪い笑みを浮かべる男に構える
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〇〇side
しばらくの間攻防戦が続いていた。
〇〇
RABBIT 幹部
いつの間にかイソップさんの前に男が立ち銃を向けていた。
ノートン
ナワーブ
イライ
バンッ
乾いた銃声音が広い部屋に反響する。
〇〇
イソップ
諦めついたかのように瞼を閉じていたイソップは音がしても痛まない自分の体 に驚き目を開いた。
目の前に腹を抑えながら呻き声をあげる〇〇に状況を飲み込めなくなり、 ぼーっと眺めた。鮮血がどんどん地面に流れ辺りを赤く染めてしまった。
イソップ
RABBIT 幹部
甲高い笑い声と共に手を大きく叩く。
RABBIT 幹部
ナワーブ
怒りに身を任せ殴りかかろうとする、ナワーブの足に力の弱い手がまとわりつく。
〇〇
RABBIT 幹部
〇〇はよろよろとした足で立ち上がった。立っているのがやっとなのだろう。
RABBIT 幹部
〇〇
グシャ
RABBIT 幹部
手に隠し持っていたナイフで男の奥まで突き刺した。 ナイフと〇〇の白い手はみるみる汚い赤に埋まってしまう。
〇〇
男が意識をなくしたのを見届けると〇〇は足の力が抜けたように床に 倒れ込んだ。
4人は男なんか気にもせず〇〇の元にかけよる。
イソップ
イライ
ノートン
ナワーブ
〇〇
〇〇
盾ですから
あぁ……意識が遠のいていく、こんな感じなんだ。 なんか、暗いな。
遠のく意識の中で4人の必死な声が脳内に響いた。
コメント
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え…〇〇ちゃん…? タヒなないよね?