テラーノベルの小説コンテスト第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

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糸遣いの元ポートマフィアさん

第4話 - 暴走

2022年01月30日

#文豪ストレイドッグス夢小説

#芥川龍之介落ち

𝓢/咲奈🍀*゜#響鬼

長谷川時雨

真逆もう怪しい組織が動き出してるなんてねー...。

中島敦

うーん、そうだね。

芥川龍之介

....、

泉鏡花

謎メンツ...

長谷川時雨

確かに！

中島敦

これも太宰さんの計画だよ。きっと。

芥川龍之介

あの人は何を考えている？

長谷川時雨

でも、此処に居るのは間違いないよ。

長谷川時雨

なんか、気配がする。

泉鏡花

私も、そう思う...

中島敦

人気がないしね...

芥川龍之介

人気がないのは夜中だということもある。

中島敦

でも、なんでこんな夜中に？

長谷川時雨

んー、出てきやすいとか？

芥川龍之介

あるかもな。

敵組織A

はっ、間抜けな奴らだぜ。

と、突然でてきたその男は。

ナイフを、

あれ？自分に刺した...？

芥川龍之介

何....！？

敵組織A

グハッ...俺の...い...のうりょく....

敵組織A

傷が...深ければ....深いほど....

敵組織A

あっははははっ！！！！

敵組織A

身体能力は上がり、覚醒する！

長谷川時雨

うえ、気持ち悪。

敵組織A

あァ？手前...巫山戯んじゃねェぞ。

敵組織A

コロしてやろうか？

長谷川時雨

私をそんな簡単にコロせるとでもお思い！？

長谷川時雨

あー、なんか違うなこのキャラ

中島敦

なんで今更キャラ設定してるの！？

泉鏡花

本当...時雨って意味わからない。

芥川龍之介

....、

敵組織A

ﾁｯ...完全に舐めやがって。

敵組織A

なら、そこの着物の嬢ちゃんから...やるって云ったらお前は怒るか？

泉鏡花

....ｯ、

中島敦

鏡花ちゃんは...僕が守る！

長谷川時雨

鏡花に手出したら...御前の息の根マジで止めるよ？

芥川龍之介

同じく。

敵組織A

けっ...気持ち悪ぃ。
セコムだらけじゃねぇか。

敵組織A

まぁ、いいさ。

敵組織A

こっちから行かせてもらうぜ！

長谷川時雨

ｯ...！

中島敦

え！？時雨！？

長谷川時雨

ふふっ、異能力【糸操沼】！

敵組織A

！？

私の糸操沼は、

糸を操り相手を抜け出す事が困難な沼へ引きずり込む。

実際抜け出した人は数人らしい。

長谷川時雨

さぁ、君は抜け出すことが出来るかな？

敵組織A

はっ、そんな糸で俺に勝てるとでも思ってるのか？

敵組織A

こんな糸切れば....って、は？

長谷川時雨

ざんねーん！！

長谷川時雨

その糸は簡単に切れないんだー！

敵組織A

うわっ...！？くそっ、！！

長谷川時雨

じゃあ、一気に行っちゃいますかー！

芥川龍之介

その糸に捕まれば最後、誰もが死ぬ。

敵組織A

ｯ.....！

中島敦

凄いな...、

泉鏡花

何時見ても恐ろしい。

長谷川時雨

鏡花ー、聞こえてるよ。

泉鏡花

な、何も云ってない。

中島敦

ふふっ、鏡花ちゃんでもそんな事云うんだね。

泉鏡花

こんな事云うのは時雨だけ。

芥川龍之介

鏡花、

泉鏡花

....？

芥川龍之介

彼奴が沼に浸かった瞬間、夜叉で刻め。

中島敦

芥川がやればいいじゃないか。

芥川龍之介

これも太宰さんからだ。

中島敦

太宰さんが...？

泉鏡花

太宰さんは何て...？

芥川龍之介

時雨の攻撃の後は必ず鏡花、人虎の攻撃の後は必ず僕...だそうだ。

中島敦

つまり...最初に攻撃する人物は僕と時雨で...後に攻撃するのは鏡花ちゃんと芥川...

芥川龍之介

それにも何らかの意味があるのだろう。

長谷川時雨

鏡花ー、お願い！

敵組織A

ｯ....や、やめろ！降参だ！

芥川龍之介

鏡花、やれ。

中島敦

...鏡花ちゃん...。

泉鏡花

大丈夫、探偵社のコロしと、マフィアのコロしは別。違うから。

泉鏡花

【夜叉白雪】！！

と、夜叉が沼にはまった敵を刻んだ。

長谷川時雨

ふーっ！ナイスー！

芥川龍之介

よくやったな、鏡花。

中島敦

凄いよ、鏡花ちゃん！

泉鏡花

...。（照れ）

長谷川時雨

え、ねぇ！私は！？

芥川龍之介

貴様は突っ込んで行った故、危なっかしかったぞ。

中島敦

そうだよ、怪我しても与謝野さん此処に居ないんだから！

長谷川時雨

褒めてくれてもいいじゃん...

芥川龍之介

まだ褒めるほどでは無い。

長谷川時雨

けち！

長谷川時雨

やっぱり私中也の方行きたかった。

芥川龍之介

何...！？

芥川龍之介

巫山戯るな...！

長谷川時雨

だって、そんなん云われたら...

長谷川時雨

もう、やる気なくなった。

芥川龍之介

自分勝手過ぎないか。

中島敦

あ、芥川...と、時雨。
落ち着いて、？

長谷川時雨

中也だったら...褒めてくれてたもん！

長谷川時雨

中也だったら...見逃してくれてたもん！

長谷川時雨

中也だったら....！

芥川龍之介

黙れｯ...！！

芥川龍之介

御前は何時もゞ中也さんの名前を僕の前で出して....ｯ！

長谷川時雨

は...？

長谷川時雨

仕方が無いじゃん。

長谷川時雨

私には...中也しか居ないんだもん！

長谷川時雨

私を闇から救い出してくれるのも...暴走した時止めてくれるのも...全部ゞ中也だった！！

長谷川時雨

中也は私の全てなの...！

芥川龍之介

五月蝿いｯ...！

太宰治

そこまでにし給え。

芥川龍之介

太宰さん...ｯ、？

中原中也

手前ら、何で仲間割れしてんだよ。

長谷川時雨

....、

中原中也

おい、時雨。
何があった？

長谷川時雨

誰も...私を認めてくれない。

中原中也

何が云いたい。

長谷川時雨

私のやり方を...理解してくれないの！

長谷川時雨

もう...疲れた。

太宰治

まずいな...

芥川龍之介

...？まずい...？

太宰治

また、暴走...するかもしれないね。

中原中也

取り敢えず落ち着け。
大丈夫、俺は御前のこと理解している。

長谷川時雨

中也に理解されても...他の人は解ってくれないの！

長谷川時雨

どうせ私の事面倒臭いとか思ってるんだもん！

長谷川時雨

もう、やだよー！！

長谷川時雨

嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ！！！！！！！！！！！！！！！！！！

太宰治

まずい....ｯ！皆離れるんだ！

中島敦

鏡花ちゃん...！

泉鏡花

うん、！

芥川龍之介

....僕が何をしたと云うんだ...ｯ！

太宰治

大丈夫、芥川君は悪くない。

中原中也

また暴走か...

長谷川時雨

誰も、認めてくれない。
私は何のために生きる？

何のために

何のために何のために何のために何のために何のために何のために何のために何のために何のために何のために何のために何のために何のために何のために何のために何のために何のために何のために何のために何のために何のために何のために何のために何のために何のために何のために何のために.......！！！！！！！

生きている？

中原中也

おい、太宰...どーするよ。

太宰治

取り敢えず、プランは何個か用意している。

太宰治

では、説明していくよ〜！♪

中原中也

早くしやがれ！！

太宰治

では、プランA！！

太宰治

中也が突っ込んで犠牲になる！

太宰治

そして私達が逃げる！

太宰治

解決☆！！

中原中也

却下に決まってるだろ、何が
解決☆！！
だ、しね！！

太宰治

うーん、駄目かぁ。

太宰治

じゃあ、次プランB！！

太宰治

皆で攻撃を仕掛けて、

太宰治

気絶状態にする！

中原中也

...それもありかもな。

太宰治

最悪死ぬよ？時雨。

中原中也

ｯ....。

中島敦

あ、あの...疑問なんですが、

太宰治

ん？どうしたんだい。敦君。

中島敦

太宰さんの異能は効かないのですか？

太宰治

それが、効かないのだよ。

太宰治

どうやら異能じゃないみたいでね。

芥川龍之介

時雨の他に人が！？

太宰治

嗚呼...彼奴だよ。

太宰治

異能が効かない原因。

凪沙

時雨傷つけたのだれー？

太宰治

誰も傷つけてないよ。

凪沙

あ、御前太宰じゃーん。

凪沙

僕にまた戦闘申し込むつもり〜？

凪沙

勝てないって、御前じゃ。

太宰治

嗚呼、勝てないのは分かってるよ。

太宰治

じゃあ、私以外だったらどうかな？

凪沙

は？どういうこと...？

太宰治

戦闘向けの異能ならどう？って話。

凪沙

ｯ....、

太宰治

中也。

中原中也

手前...真逆....

汚濁を遣う気か？

太宰治

そうだよ。

中原中也

.....、

中原中也

解った。

太宰治

流石中也♪

中島敦

汚濁...？なんですかそれ？

太宰治

見ていればわかるよ。離れてい給え、敦君、芥川君、鏡花ちゃん。

中島敦

解りました！

芥川龍之介

承知、

泉鏡花

うん...、

中原中也

【汝､陰鬱なる汚濁の許容よ
更めて我を目覚ますことなかれ】

中原中也【汚濁】

....ははっ、....！！

長谷川時雨

ちゅう...や...？

長谷川時雨

だ、ダメ....！凪沙...！

凪沙

はあ？何云って........、！？

中原中也【汚濁】

ははっ、....。

凪沙

何だあの...塊は....、

凪沙

かすっただけでも尋常じゃない痛さ...

長谷川時雨

凪沙...戻って...来て。

凪沙

でも、御前の事を虐めたやつは....

長谷川時雨

私が...暴走して....中也が死ぬのは...嫌だもん...

凪沙

解った。

凪沙

おい、太宰。
中也を止めろ。

中原中也【汚濁】

はははっ、！！！

太宰治

はーい、中也。
お疲れ様、

中原中也【汚濁】

あぁ、....？

中原中也

ｯ......はぁっ！終わったか...？

太宰治

時雨が自分の意思でね。

中原中也

自分の意思...？

太宰治

矢張り中也の汚濁は時雨に効果的だよ♪

長谷川時雨

....、

泉鏡花

時雨....ｯ！

泉鏡花

ねぇ、...大丈夫？
目を覚まして.....時雨....ｯ！

太宰治

安心時雨に給え、鏡花ちゃん。
眠っているだけさ。

泉鏡花

なら...良かった。

中原中也

はぁ....久しぶりの暴走だったなぁ。

太宰治

矢張り芥川君とは昔から任務だと喧嘩しちゃうんだね。

芥川龍之介

済みません....

太宰治

好きなんだろう？時雨の事。(小声)

芥川龍之介

....！？何故それを...

太宰治

見ていれば解るさ♪

中島敦

....？

芥川龍之介

貴様には関係ないぞ...人虎....(赤面)

中島敦

顔が赤いぞ、熱でもあるのか？

芥川龍之介

き、気にするな...！

中原中也

成程な...芥川、あんまり時雨虐めんなよー？

太宰治

うーん、編成を変えた方がいいかな。

太宰治

時雨と入れ替わりに芥川君。
君の部下を投入しようか。

芥川龍之介

樋口...ですか？

太宰治

そうだ。その方がいいかな？

芥川龍之介

...僕は昔から時雨のやり方が気に入らない故...何時も喧嘩してしまう。

芥川龍之介

それを...直したいです。

太宰治

ならばこのままで行こうか。

中原中也

おーい、時雨起きろ〜。
俺だぞー？御前の大好きな中原中也が今目の前にいるぞー。

長谷川時雨

ｯ....､！

長谷川時雨

ちゅ...う..や？

中原中也

おー、やっと起きたか。

中原中也

ほら、落ち着くために先ずは来いよ。

と、中也が両手を広げてる。

これは...夢だろうか？

例え幻覚でも飛び込んでやる。

長谷川時雨

....、！！

幻覚じゃなかった。

長谷川時雨

中也....

中原中也

大丈夫だ、手前は悪くない。

中也の手、私からしたら凄く大きな手。

今、その手で撫でられてる。

私の...大好きな感覚。

長谷川時雨

...有難う。

中原中也

手前らしくねェな。

長谷川時雨

五月蝿い。

中原中也

悪ィゞ。(微笑)

太宰治

大丈夫かい？時雨。

長谷川時雨

太宰さん...御免なさい。

太宰治

謝らなくて大丈夫だ。
それより、チーム編成変えるかい？

長谷川時雨

大丈夫です、皆と...ちゃんと協力します。

長谷川時雨

自分のやり方は自分一人の時に、やります！

太宰治

うんうん、その意気だよ。

太宰治

芥川君、云いたい事あるんでしょ？

芥川龍之介

はい...、

長谷川時雨

....、？

芥川龍之介

あんな事云って済まなかった。
本当は...そう云う積もりじゃ無くて、唯単に心配がしたかった。

芥川龍之介

こんな不器用な僕で済まない...

長谷川時雨

私こそ云いすぎちゃって...御免ね。

芥川龍之介

時雨、もう一度僕らと闘ってくれるか？

長谷川時雨

勿論！宜しくね！

芥川龍之介

嗚呼...、！

中島敦

時雨、僕も御免ね。

長谷川時雨

大丈夫！

太宰治

はいはい、それじゃあどんどん倒していくよー！もう、本当に仲間割れしてる暇ないんだからね〜？

芥川龍之介

済みません...

長谷川時雨

御免なさい！

中島敦

じゃあ、頑張ろうか！

泉鏡花

うん、頑張ろう。

中原中也

派手に暴れるのは久しぶりだなァ。

太宰治

ふふっ、そうだね。

太宰治

双黒の力、見せてあげようよ。

太宰治

中也。

中原中也

嗚呼、派手にやってやろうじゃねェか。

中原中也

太宰。

芥川龍之介

判断を怠るな。慎重に確実に行こうでは無いか。

芥川龍之介

人虎。

中島敦

嗚呼、怪我人や死人を減らすためにも程々にな。

中島敦

芥川。

泉鏡花

絶対に無理とか...しちゃだめだよ。

泉鏡花

時雨。

長谷川時雨

私を誰だと思ってるの？元ポートマフィアの糸遣いだよ。

長谷川時雨

鏡花。

こうして、私の暴走は無事止まり、

他組織の排除が再開された。

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