あ、本当に直ぐ来たなw

はい!

これをあそことあそこに置いて_______

疲れた…(ヘナッ

ごめんな、初日から

いえいえ!大丈夫です!!

もうそろそろ来ると思うから、その辺に座って休憩してて良いよ

じゃあ、遠慮無く(ストンッ

にきー!

ご飯食べ来たー!!

お、いらっしゃい!

ニコニコ(手振

にきのご飯が1番楽しみだよ

もう二度と食べれなくなるからなぁ〜

ピクッ

僕は不審に思った。流石に言い過ぎではないかと思ったけど、そういう意味では無いらしい。
え、何かごめんってw

余計な事言うなよ!

美味しいからってw

また行く事に…

本読

猫宮さんはただひたすら本を読んでいる。
ぼーっと見ていると1人と目が合った。
ジーッ

ビクッ

ねえ、にきあの子は?

ピクッ

ああ、紹介してなかったなwおいで

トコトコ

稲荷 仏って言う子

皆さん初めまして(ニコッ

今日から家で働いてもらう

えーーー!

男?女?

男です!

弟思い出すなぁ

っ…

このくらいのかわいい弟が居るんだよなぁ元気かな…(ナデナデ

っ……もうそろそろ出ないと行けない時間だぞ

あ、本当だ

てか猫宮どうした?

え?

やけになんか……

何も無いけど、?

お前そんな話すっけ?w

それは思ったw

え無口なんですか?

うん、あんま話してるイメージが…w

お前っ…w普段から話せよww

え、まろ結構話すけど?

……ごめん

彼らはずっと笑顔で話す中、猫宮さんは1人暗い顔をする。
ほとけくんは可愛いなぁ

え///

男だけど、何処か可愛らしいよな

それは思った

お前恋人居ないからってw

………そろそろ出よう。

猫宮さんの一言で静けさが一気に出て、全員真剣な眼差しになった。
にき!改めてご報告があります!!

おう

本日未明に出撃致します!!

米軍艦を攻撃し、沈没させて見せます!

行ってらっしゃい(ニコッ

え………

彼らは❝ 特攻隊員 ❞である事を今はっきりと知った。
シュン

ほとけくんも、今日会ってくれてありがとう!(ニコッ

え、僕は何も…

君が居てくれたから大事な弟の事思い出せたよ(ニコッ

にきも毎回美味しいご飯作ってくれてありがとう!!

いつでも作るから(ニコッ

猫宮もいつか出撃出来る日が来たら良いな!(バシッ

痛ったw絶対出撃してみせるからw

今から死に向かうのに、笑顔の青年達を見て、僕は胸が苦しくなった。
ほとけ?どうした??

あ、、いえ……

笑顔で見送ってやらないと(ボソッ

え?

あの子達を見送れるのは俺らで最後だから(ボソッ

っ……

僕は笑顔になんてなれなかった。
今から死に逝くのに何で笑顔で見送りしなければならないのだろう。
(フラッ

ほとけっ!(ガシッ

あ、、う……

段々と意識が朦朧とし、倒れかけた僕を猫宮さんは直ぐに駆け寄って支えてくれた。
大丈夫か!

う…ぅ、、

ほとけくん大丈夫??

何で僕の心配なんてするんだろう。
自分の事で不安に思わないのだろうか。
猫宮、お前ここでほとけくんと居なよ

え、いや、、

心配だろ?俺達は良いから

俺は、、

心配しなくても俺がほとけのそば居るから、まろは行ってきな

ほっ……うん、見送りする

お前〜かわいいなぁー!

ちょ、やめろってw

さあ、行こうか

ビシッ

賑やかだった雰囲気は消え去り、
本当に兵隊らしく動く彼ら。
じゃ、また会える日まで。

行ってらっしゃい(ニコッ

ご武運を。

ごめん…なさい……

え?

笑顔になれなくて……

大丈夫、誰もそんな事気にしてなかったし

上手く笑えなくてごめんなさ……

あ……ぅぅ(ポロポロ

ほとけは優しいなぁ(ニコッ

(ポロポロ

大丈夫、彼らは憎んだりしないから(撫

うわぁぁぁ(泣

落ち着いた?

はい…//

(この歳にもなってこんなに泣くなんて恥ずかしすぎる…)
そういや、名前言ってなかったな…

ほとけの名前だけ聞いて自分言ってないってちょっと…w

獅子尾 悠佑!よろしくな(ニコッ

獅子尾さん…

じゃなくて、まろ達みたいに「あにき」って呼んで良いよw

じゃあ、、あにき!

よしよし(コクコク

あにきはどのくらいの兵士さんお見送りしたの、?

うーん…数え切れないくらい?

どうしてあんなにも笑顔で…

1人ほら弟思い出したって言ってる人居たやろ?

…うん

みんな家族とお別れして、ずっと会えずにひたすら訓練して…

正直、寂しいと思うんよ

僕もそれは思った…

だから、家が家族みたいな雰囲気出して、少しでも訓練の辛さを忘れられたら良いなって思ってずっと料理振舞って来たんよ

お別れも一緒。今まで笑顔だったのに急に暗い顔したら、ただでさえ家族に会えない彼らは苦しくなるやろ?だから、笑顔で見送るんよ

僕にはそれが出来るだろうか。
そんなにも大事な役割を。
………

あんまり重く考えなくても大丈夫wほとけは来たばっかりでなれないと思うし、

そもそも時代が違うのに理解するのは難しいと思うから、

無理強いはしないけど、出来るだけ、、

な!(ニコッ

分かりました…!

彼ら僕の事を信用して言ってくれているようで、少し気が楽になったような気がした。