角名side
治
光希
角名
なんで今俺たちがこんな会話をしているかと言うと
インターハイ予選が終わって数週間後
凛久が急に3日連続で学校に来ていないことが原因
極め付けに、音信不通
誰が連絡しても、返信はないし既読すらつけない
電話も出ないし
治
光希
角名
光希
治
角名
角名
光希
光希
治
角名
光希
角名
治
光希
光希
治
治
角名
角名
光希
角名
光希
角名
光希
光希
治
治
角名
治
光希
治
角名
光希
角名
角名
治
光希
角名
治
と言うことで、明日凛久が来なかったらみんなで家に凸りに行くことになった
内心、結構本気で心配してる
凛久って、何かと隠すし、1人で抱え込もうとする癖がある
自分は大丈夫って、言い聞かせて、本当の自分と向き合えてないって言うか
上手く表せないけど、とにかく凛久は秘密が多いし
人に頼ることをあまりしない
明日、元気できてくれることを願うしかできなかった
次の日
凛久が学校に来た
凛久
角名
光希
凛久
治
凛久
角名
治
治
光希
治
凛久
凛久
角名
凛久
角名
凛久
凛久
光希
治
凛久
治
凛久
光希
治
角名
気づいたのは、俺だけなのだろうか
凛久が、いつもの凛久じゃないことに
手が、ずっと震えてることに
目を合わせて話してくれないことに
風邪なんかじゃないことくらい、普通にわかってしまった
凛久は嘘をつく時、視線が右上に行きやすい
んで、今の視線はちょうど右上
多分、嘘なんだろうな
角名
凛久
角名
凛久
凛久
角名
角名
凛久
凛久
侑
侑
銀島
凛久
侑
侑
凛久
凛久
銀島
凛久
凛久
侑
銀島
北
北
凛久
北
凛久
北
凛久
凛久side 帰り道
なんとなく、わかる
角名が、一緒に帰ろって言った理由
私、多分、いつも通りにできてないから
角名が勘良く気づいたんだろうなって
自分でも、下手な演技だなって思った
でも、それ以上良い演技をできるほど
元気なくて
情けないけどさ
学校来るのでさえ、大変で
家に帰るのだって、キツくて
でも、それはみんなに関係ないからさ
迷惑かけたら、ダメだからさ
もう、ちゃんと学校来るし
家にも1人で帰るから
だからね
そんなに、心配した目で見なくていいよ
角名。
凛久
角名
角名
凛久
角名
凛久
角名
凛久
凛久
凛久
角名
角名
角名
凛久
角名
本当に、角名はデリカシー知らないよね
言いたくなかったって言ってるのに、なんで?って...
まぁ、知っててつるんでるから良いんだけど
凛久
角名
凛久
角名
凛久
角名
凛久
角名
角名
凛久
角名
凛久
凛久
角名
角名
凛久
凛久
角名
凛久
凛久
凛久
凛久
角名
凛久
角名
凛久
凛久
凛久
角名
凛久
角名
凛久
角名
凛久
角名
凛久
角名
自分の弱さが滲み出て、声が震える
話し始めたら、収拾つかなくなるってわかってるから
困らせるって、知ってたから
言いたくないし、言わないようにしてた
なのにさ
角名
優しくそう言うから
角名の優しさに、いつも何処かで甘えてしまうの
せっかく1日耐えきれたなって、思ったのに
彼を前にすると、気が緩む私がいて
でも、角名なら良いかなって
そう思ってしまうの
甘えてばかりでごめんね
角名
角名
角名
そう言って、角名は私の手を握って歩き出した
ゆっくり、私のペースに合わせて
公園に着いた私たちはベンチに腰を下ろした
辺りはもう真っ暗で人は滅多に見かけなかった
街灯が小さく光って、私たちを少しだけ照らしてくれている
角名
凛久
凛久
角名
角名
凛久
凛久
凛久
角名
凛久
角名
凛久
角名
凛久
凛久
角名
凛久
凛久
凛久
凛久
角名
角名
凛久
凛久
凛久
凛久
凛久
角名
凛久
たくさんの涙が急に溢れ出して、頬を濡らしてく
きっともう、話すことは不可能
ここまで話すのもやっとで、結構頑張ったんだよ
でも、「どうしよう、角名」なんて困らせる一言吐いちゃって
何やってんだろ、角名にどうにかできる問題じゃないって知ってるのに
角名
角名
角名
角名
角名
角名はそう言ってから、壊れ物を扱うようにそっと私を抱きしめた
角名
角名
角名
角名
角名
暖かな腕の中
安心できる声と、彼の優しさに
今日もまた、助けられてる
優しいよ
角名は優しい
バレー部のみんなも
光希も
みんな優しい
でもね、この14年間が終わるのを
どうしても受け入れることができなくて
ずっと、自分の部屋で泣いて
眠りについて
起きたら、また泣いて
とにかくずっとシロタのそばにいて
ごめんって繰り返して
現状が変わることのないことだってわかってはいるのに
シロタの隣から離れたら
ちょっと学校に行って、帰ってきたら
もうそこに、シロタがいなくなってるんじゃないかって
そう思うと、学校に行けなくて
でも、親が行けってうるさいから頑張ってきたの
でも、不安なんて消えなくてさ
いつも通りになんてできなくて
私、どうしたらいいんだろうって、今日ずっと考えてた
角名は優しいから、味方でいてくれるって言ってくれたけど
角名より、シロタが大事ってわけじゃないけど
大きな存在すぎて、耐えきれなくて
情けなくて、ごめん
1人じゃ何もできなくて、ごめん
でも
ありがとう、角名
角名
角名
角名
角名side
凛久が、自分のことを嫌いだと言う度
俺は
凛久のことが好きだと伝えよう
凛久が、寂しいと言う時
必ず俺が
隣で手を繋いでいよう
この気持ちが
上手く君に伝わらなくて
怖いとか、不安だとか、もう無理だとか
口にするたびにジクジクと痛む
自分の心に気づかないふりをして
今日も明日も
俺は笑おう
凛久が
明日も生きていてくれるなら。
なんでもない、
当たり前のような幸せな日が続くなら。
それを守る、精一杯を。
.....守ろうとすることを
どうか、許してください。
角名
主
主
主
主
主
主
主
ℕ𝔼𝕏𝕋
コメント
6件
コメント失礼します! しょっぱなから何つう爆弾んんん?!?!せっかく凛久ちゃんが多少なりとも幸せで有れたってときに何つうことを!?誰かぁぁぁ…シロタくんをっ、凛久ちゃんを助けてよ、誰か、たのむからあ"ぁぁ… 君だけが救いだよ角名ぁ…あと少しだけ二人が近づけたら…きっと…だから現状に甘んじないでぇぇ… 今回も咽び泣きながら読ませて頂きました!次回も気長に楽しみに待ってます♪
最高です👍🏻