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テラーノベル(Teller Novel)

矢継ぎ早に攻撃が来る

警察(鬼)

ガルアア、ガルアア、ガルアア

一つ一つの攻撃を丁寧に避け、 脇にそらす

しばらくの間、同じような攻撃が続いている

ミサキ

これなら耐えられる

ミサキ

?

ミサキ

(攻撃が止んだ)

警察(鬼)

シャアアアアア

鬼は突如、自身の後ろを振り返って威嚇を始めた

右足を軸に体を反転させ、左後ろに向かって回し蹴りを放つ

イブキ

うわ!?

ダン! 鬼の蹴りがイブキに当たる

イブキ

かはっ!!

ズドーン

イブキの体は飛び、電柱に背中を強打する

ミサキ

大丈夫!?

イブキ

せん......俺の......いいから......

警察(鬼)

シャアアアアア!!!

今度は私に向かって威嚇してくる

鬼が蹴りを放つタイミングで 素早く前に出る

すると、勢いがつく前に鬼の足が私の腕と脇の間に挟まる

ミサキ

覚悟して

懇親の力で鬼を投げ飛ばした

鬼はすぐに起き上がる

電柱に倒れるイブキと鬼の間に私が挟まれる状態になった

ミサキ

こっちの方が守りやすいからね

警察(鬼)

ガアアアアア!!

ミサキ

何を言ってるのかさっぱりわかんない

鬼は地面を蹴って接近してくる

ミサキ

どうにか決定打を入れたいところだけど

直後に襲ってきた爪での攻撃を手でそらす

ミサキ

(さっきから同じ攻撃ばかり)

ミサキ

(あれ、手応えがない)

ミサキ

(っていうことは、)

ミサキ

(おとり?)

いきなり鬼が視界から消えた

ミサキ

!?

いや、体制を低くしただけ そのまま足払いが来る

反応が遅れたせいで 上に跳んで避けるしかない

警察(鬼)

ガルアア!

足払いをした鬼の足が 急激に方向を変え、

私の胴体を打ち据える

ミサキ

くっ!

1メートル以上、体が飛んだ

ミサキ

警棒でも使ってた得意技ってことね

ミサキ

(まさか、鬼の体に適応してきてる?)

ミサキ

(いや、動きが体に染み付いてるだけかな)

警察(鬼)

シャアアアアア!

ミサキ

意外とやるじゃない

ミサキ

でも......

イブキ

先輩......!!

体がふらつく

ミサキ

(あれ?)

ミサキ

(体が自由に動かない......)

ミサキ

あ、肋骨と鎖骨が折れてる

ミサキ

(でも、これくらいなら)

警察(鬼)

シャアアアアア!!

ミサキ

(速い!?)

ドス

ミサキ

(夜が近いからか)

ミサキ

(相手の治癒力も上がってる)

警察(鬼)

ガルアア!

鬼は腕をしならせるように攻撃してくる

ミサキ

(避けきれない......)

ミサキ

(せめて受け身でも)

警察(鬼)

ガルアシャアアアアア!!

爪による鬼の斬撃が全身を襲うはずだった なのに、

ミサキ

(何も来ない?)

イブキ

先、輩......

イブキ

油断は禁物、ですよ......

イブキ

俺に再三言ってた、こと、じゃないですか......

イブキ

俺、先輩のこと......

いつの間にかイブキが目の前にいた

その体が傾ぐ

警察(鬼)

グラアアア!

鬼の蹴りで簡単に吹き飛び 地面を転がって、止まる

彼の周りに血溜まりが広がって、

ミサキ

イブキ......!!

ミサキ

(このチャンスは逃しちゃいけない)

ミサキ

(鬼は大きな振りで蹴りを放ったあと)

ミサキ

(コンマだとしても時間はある)

そのとき目に入ったのは地面に転がった警棒

ミサキ

これなら

すぐさま拾い上げる 逆手に持って地面に突き立てると元の長さに戻った

警察(鬼)

ガルアア!

鬼が蹴りを放ってくる

ミサキ

(相手の攻撃に当てるだけ......)

鬼の蹴りは吸い寄せられるかのように警棒に当たった

ザシュ!

鬼の足が吹き飛ぶ

ミサキ

今!!

驚愕に目を見開き体勢を崩していく鬼の首に突きを放つ

その突きは首まで数センチの距離を残して届かない

カチリ

ミサキ

(いけ!!)

グシュ!!

警察(鬼)

アガ......アガガ......

仕組みが作動し、長く伸びた警棒は鬼の喉を貫いていた

私は即座に警棒を抜き 横に凪ぐ

呆気ないほどにあっさりと 鬼の首は体から離れた

ミサキ

勝っ、た......

ミサキ

イブキ!!

イブキ

ヒュー......ヒュー......

駆け寄ると、浅くだが息をしている音が聞こえる

ミサキ

イブキ!

ミサキ

ごめん、私のせいで......!

ミサキ

絶対にタヒなないで

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2話目は夜の8時に更新!!

虐げられた鬼は世界に牙を剥く

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