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‎【Sad love】留美ちゃんは祐樹先輩依存症【連載終了】

第8話 - 第8話どっちなの

528

2021年10月03日

#ドラマ

#ちょいエロ

#青春恋愛

#切ない

#一次創作

海埜架夢/🏙🎬

和田留美

（また女子に囲まれてる…っ、あ、でも隣空いてる……！！）

和田留美

あ、あのさ！祐樹くん……！

羽山祐樹

ん、どうしたの？

和田留美

お隣座ってもいい？一緒に食べたくて。

羽山祐樹

俺はいいよ

女子

えー、あれが噂の高校時代からの彼女？

そんな小さな嫌味声が聞こえる、祐樹くんは気づいてないみたいだ…

女子

めっちゃ普通じゃん笑

女子

もう飽きられてそ～

和田留美

……っ

和田留美

と、ところでさ…祐樹くん今日空いてる？

和田留美

（今日は金曜日、最近ずっとお誘い『忙しいから』って断られてたし…）

羽山祐樹

あ、今日もちょっと無理そうなんだよね

和田留美

そうなんだ……、その、どうして…？

羽山祐樹

心配しなくても友達と遊ぶだけだよ

和田留美

そっ…か

毎日続きともなると俄に信じ難かったけど

好きだから信じてた

和田留美

はぁ…

帰宅後、洗面所でため息を吐く留美

和田留美

祐樹くん、今頃なにしてるんだろ……

和田留美

まだ帰ってこないだろうし、散歩でもしてこようかな…

気分転換しないとこの曇った心の靄は一向に晴れない気がした留美は

また近場の公園に足を運んだ。

和田留美

ふぅ……

ベンチに腰掛けると、高校時代のことを走馬灯のように思い出していた。

和田留美

……あの頃が、一番楽しかったなぁ……

和田留美

祐樹くん……っ

木の葉から落ちた紅葉を眺めると自然と涙を瞳にたまらせた

和田留美

……っ…ぅう、また、あの時みたいに好きだって言って抱きしめてよお…っ

また泣いているのですか？

下を向いて泣いていると聞き覚えのある声がし、顔を上げてみると……

和田留美

えぇ……っ？

陽介

留美さん

和田留美

よ、陽介…っくん…

和田留美

違うの、これは……っ

留美は急いで涙を拭おうとしたが

陽介

そんなに擦ったらさらに悪化しますよ

そう言うと陽介は留美の代わりに留美の涙を手で優しく拭ってくれた。

陽介

全く、そんなに俺は頼りないですか？

和田留美

ぅ…っうぅ…っ

和田留美

違うの、わた…っし、

その優しさに溶けてしまいそうなぐらい、留美は涙を流していた

和田留美

最近っていうか……大学生になってから、かな…

和田留美

祐樹くんに、愛されてない気がしてきて……

陽介

でもデートとかはしてるんですよね……？

和田留美

今日もデート誘ったんだけど友達と遊ぶ予定あるみたいで

和田留美

今週はずっとデート出来てないの…土日は私バイトだし……

和田留美

最近、大学でもよく女の子に囲まれてて楽しそうに喋ってるし…

陽介

なんですかそれ…ほぼ浮気じゃないですか…！

和田留美

わ、私が恋愛に疎いからってだけかもだけどね……笑

和田留美

今日も一緒にお昼食べてたら近くの女子に

和田留美

「めっちゃ普通の子、もう飽きられてそ～」とか言われちゃって……笑

陽介

留美さん…

和田留美

…なに？

陽介

正直そんなの留美さんにとって辛いことですよね

和田留美

まぁ、少し…ね

陽介

でもそんな無理して泣くぐらいなら…

祐樹と別れて俺と付き合いませんか……？

和田留美

……え…っ？

陽介

俺なら辛い思いも悲しい思いも絶対にさせない自信ありますし

陽介

独りにもさせませんよ……？

陽介

正直に言うと俺、……っ

陽介

まだ留美さんのこと好きなんです

頬を少し赤く染めながらそう告白してくれた陽介

陽介

俺は高校の時からずっと真剣に留美さんのこと愛してきたんです

真剣な眼差し、熱い視線

陽介

俺は絶対、留美さんを悲しませたりしない

陽介

それとも…また問題は弟だから、ですか───？

和田留美

そ、それは……っ

前の私ならきっと断れた告白

なのに……

陽介

でも今はまだ聞きたくないです

和田留美

え……？

陽介

……返事は何時でもいいです

陽介

俺か祐樹

陽介

留美さんが心の底から好きな相手を選んでください

和田留美

そうして少し陽介とたわいも無い話をしていると気が付くと暗くなっていることに気付き。

陽介に家まで送って貰うことになった留美

和田留美

私、立派な大学生なんだよ？

和田留美

わざわざ送ってくれなくてもいいのに…笑

陽介

それでも女の子でしょう、一人で帰らすなんて出来ませんよ

和田留美

…！

和田留美

あ、ありがとうね…

和田留美

それじゃあ、私の家ここだから

和田留美

送ってくれてありがとね…！

陽介

全然

陽介

それじゃ、おやすみなさい

和田留美

うん、おやすみ

羽山祐樹

おかえり

和田留美

ただいま…！って、あ！もう帰ってたんだね

羽山祐樹

そだけど、留美はこんな時間までどこにいたわけ？

和田留美

（なんか…怒ってる…？！）

羽山祐樹

もう9時だけど

和田留美

ごっごめん、ちょっと公園まで散歩してて…

羽山祐樹

男と？

和田留美

え？！…ち、違うよ……！

和田留美

（途中からは陽介くんといたけど…）

和田留美

（心配させないように黙っといた方がいはいよね…）

羽山祐樹

へえ、俺に嘘つくんだ

和田留美

嘘なんて……

羽山祐樹

義弟といたんじゃないの…？

和田留美

…っ！

和田留美

そ、それは……っ

羽山祐樹

なに、言ってくれなきゃわかんない

羽山祐樹

俺、怒ってるんだけど

和田留美

その、途中からたまたま会って話してただけで…嘘ついたのはごめんなさい…

羽山祐樹

なんで嘘ついた？

和田留美

それは心配させたくなくて…っ！

和田留美

ゆっ、祐樹くん…まだ怒ってる……？

羽山祐樹

もう怒ってないよ、許してあげる

バンッ

和田留美

きゃ…！！

いきなりベットに押し倒され。

羽山祐樹

ただ…悪い子にはお仕置が必要だよね？

すると急に目隠しをされ

両手を縛られる留美

和田留美

ゆ、祐樹くん…っ？！

和田留美

な、縄解いて…っ！何も見えないよ…

羽山祐樹

解いたらお仕置の意味無いでしょ

すると急にパンツの中に手を入れられナカを激しくかき混ぜられる留美

和田留美

んぁあ…っ！

和田留美

（でも、嫉妬…してくれてるの…？）

和田留美

はぁっ、…う、ぁ…

くちゅ…くちゅ──…

和田留美

んっ、あっ…やぁあっ……！！

和田留美

（違う、身体を求められてるだけ……？）

和田留美

そん、なっ…、とこ…ぁ、あぁ…っ！

羽山祐樹

朝まで徹底的にヤってあげるから

和田留美

そっ…そんな…お願いぃ、なん、でもするか…ら許し、てぇ…っ

身動きが取れない状況に何処を触られるか分からない恐怖に興奮して顔が真っ赤になる留美

羽山祐樹

ダメ、お仕置はお仕置だよ、留美

和田留美

ぁあぁぁあ……っ！！

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