凜
稀沙羅凜です!新しい物語を描きます!
凜
題名「私と君が作り出す新たな世界の境界線」
桜
リビングに入る
秋
!おはよう(手話)
桜
!おはよう(手話)
私の名前は藤白 桜 中学2年生
私の住む世界は通常の物と違うものだった
生まれた時から聴覚障害を抱え今では補聴器なしだと全く聴こえない
お母さんとお父さんは私が耳が聞こえない事実が受け入れられずに私を捨てた
そんな時に支えてくれたのは兄の藤白 秋だった
私の名前も兄が考えてくれた私の唯一の理解者だった
秋
今日学校だろ?早めに準備しろよ(手話)
桜
(。_。`)コク
兄にはろう学校に行くことを勧められたけど健聴の人とも関わりを深めたいって考えたから健聴の学校に行くことにした
勿論耳が聞こえないことに対していい意見を持たない人もいた
桜
授業の準備中
クズ
ねぇ(後ろから)
桜
気づいてない
クズ
ねぇ!!
春
おい藤白が耳聞こえないの知ってるだろ?なのに何で後ろから声かけるんだよ
心
そうだよこの子が入学してきた時校長先生が言ってたじゃないか
晴斗
藤白に何か用事あるなら俺に言えよ
晴斗
←父親&母親共に難聴を抱えてるから手話できる
クズ
耳聞こえないならろう学校行けばいいじゃない!何でわざわざ普通の学校に来た訳!?
桜
何にも気づいてない
春
それは色んな人と関わりを持ちたいからだって本人が言ってただろ
心
晴斗が翻訳したじゃん
晴斗
話聞いとけよ
クズ
(`Д´)……チッ!!!!
晴斗
おい待てよ藤白に何か用事あったから声かけたんだろ?それは何だよ
クズ
数学のノート提出して欲しいって言いに来たの!
晴斗
トントン(桜の肩を叩く)
桜
?
晴斗
数学のノート提出だって(手話)
桜
!ありがとう!(手話)
桜
数学のノートを渡す
晴斗
ほら
クズ
フン
私は小学校の頃から健聴の学校に行っていたから発声の仕方がわからない
でも庇ってくれる人もいるし分からない時は手話で翻訳して伝えてくれる人もいる
だから私は凄く幸せだ
桜
学校帰り中
ナンパ1
ねぇねぇそこのお姉さん??
(真正面からマスク無し)
(真正面からマスク無し)
桜
?
ナンパ2
今から俺らと遊ばね??
桜
(遊び誘われてる、、、?)
ナンパ3
俺が何でも奢ってあげるから〜
桜
(何を伝えたいのかは分かるけど手話で伝えられるかな、、、)
桜
ごめんなさい(手話)
ナンパ1
え?何?
桜
(伝わってないな、、、)
その時
次回は2話めです!お楽しみに〜