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泉莉桜
泉莉桜
キキッー!
泉莉桜
朱雀奏
女子生徒
泉莉桜
焦っていると目の前まで
やってきた朱雀さんが
私に手を差し伸べた
朱雀奏
朱雀奏
朱雀奏
泉莉桜
泉莉桜
気がつくと、周りは黄色い悲鳴を
あげる女子生徒でいっぱいだった
泉莉桜
朱雀奏
声を掛けられて振り向いた
その時
朱雀奏
ボンッ
泉莉桜
顔面に何かが直撃し
衝撃で身体がよろめく
男子生徒
どうやらサッカーをしていた
男子生徒のボールがぶつかったらしい
泉莉桜
あまりの痛さにうずくまる
朱雀奏
泉莉桜
言い終わるより早く、身体が
ふわりと浮き上がる
朱雀奏
気がつくと私は朱雀さんの
腕の中にいた
泉莉桜
女子生徒
女子生徒
朱雀奏
混乱のあまり、私は
固まっている事しか
出来なかった
幸いどこもケガしていなかったので
保険の先生は職員会議へ
行ってしまった
朱雀奏
朱雀奏
泉莉桜
泉莉桜
慌てて否定するとすかさず
側近の2人が口を挟んだ
久遠誠一郎
久遠誠一郎
元
元
泉莉桜
朱雀奏
朱雀奏
朱雀奏
泉莉桜
頰に優しく伸びてきた手に
息をのむ
朱雀奏
身動きできずにいると
突然
豪快にドアが
開いた
泉莉桜
朱雀奏
京極尊人
入ってきたのは
京極兄だった
京極尊人
京極尊人
からかうような言葉に
朱雀さんがわずかに眉を
寄せる
泉莉桜
昼間に廊下で合わせた時も、
元々知り合いのように
見えた
泉莉桜
朱雀奏
泉莉桜
泉莉桜
朱雀奏
久遠誠一郎
代わりに久遠さんが答えて
朱雀さんをドアへ出す
朱雀奏
朱雀さんは上品に一礼すると、
側近達に連れられて出て行った
泉莉桜
京極尊人
泉莉桜
沈黙に耐えきれず部屋を出ようと
すると、京極兄が消毒液を手に
取った
上着を脱ぐと、腕に血が滲んでいる
泉莉桜
京極尊人
京極尊人
京極尊人
泉莉桜
京極尊人
泉莉桜
泉莉桜
京極尊人
京極兄の腕をとり、
手早く消毒してガーゼを貼り付ける
京極尊人
泉莉桜
京極尊人
京極尊人
泉莉桜
京極尊人
泉莉桜
泉莉桜
泉莉桜
泉莉桜
思わず嫌味をこぼすと
京極兄が目を丸くした
京極尊人
京極尊人
泉莉桜
京極兄は手当てしている腕を
じっと見つめていたかと
思うと、ぽつりと呟いた
京極尊人
京極尊人
泉莉桜
泉莉桜
実際京極兄は、すでに
ヤンキー王子として絶大な人気を
えている
泉莉桜
京極尊人
京極尊人
泉莉桜
泉莉桜
泉莉桜
朱雀奏
泉莉桜
泉莉桜
泉莉桜
朱雀奏
泉莉桜
元
久遠誠一郎
泉莉桜
泉莉桜
久遠誠一郎
泉莉桜
泉莉桜
泉莉桜
朱雀奏
泉莉桜
泉莉桜
泉莉桜
朱雀奏
泉莉桜
朱雀奏
朱雀奏
泉莉桜
泉莉桜
朱雀奏
泉莉桜
久遠誠一郎
元
朱雀奏
泉莉桜
朱雀奏
朱雀奏
泉莉桜
朱雀奏
泉莉桜
泉莉桜
泉莉桜
泉莉桜
女子生徒
女子生徒
泉莉桜
泉莉桜
逆らう事は早々に諦めて、
おとなしく連行
されて行った
久遠誠一郎
泉莉桜
泉莉桜
昨日、連行された先で、
散々朱雀さんに近づくなと
釘を刺されたばかりだ
怖いけれど
「王子学」
は必修科目なので受けない
わけにはいかない
先生
先生
先生
先生
先生
先生
泉莉桜
京極尊人
泉莉桜
京極尊人
しまった!ぼーっとしてたから
つい!
京極尊人
京極尊人
泉莉桜
京極尊人
京極尊人
京極尊人
京極尊人
泉莉桜
京極尊人
京極尊人
泉莉桜
京極尊人
京極尊人
泉莉桜
京極尊人
泉莉桜
泉莉桜
泉莉桜
京極尊人
京極尊人
泉莉桜
泉莉桜
朱雀奏
朱雀奏
女子生徒
女子生徒
女子生徒
泉莉桜
朱雀奏
泉莉桜
久遠誠一郎
泉莉桜
京極尊人
久遠誠一郎
京極尊人
京極尊人
泉莉桜
泉莉桜
泉莉桜
京極尊人
朱雀奏
綾小路葵
綾小路葵
綾小路葵
泉莉桜
泉莉桜
泉莉桜
朱雀奏
泉莉桜
泉莉桜
朱雀奏
朱雀奏
朱雀奏
朱雀奏
朱雀奏
朱雀奏
泉莉桜
朱雀奏
泉莉桜
泉莉桜
泉莉桜
朱雀奏
そんな事言ってくれる
朱雀さんに、思わず笑顔が
溢れた
泉莉桜
朱雀奏
泉莉桜
と、思った次の瞬間
足がもつれて朱雀さんに
倒れこむ
朱雀奏
泉莉桜
朱雀奏
朱雀奏
泉莉桜
実相寺光彦
実相寺光彦
驚いて振り返ると
いつのまにか
先生の隣に理事長が立って
いた
綾小路葵
綾小路葵
綾小路葵
実相寺光彦
実相寺光彦
綾小路葵
泉莉桜
久遠誠一郎
女子生徒
元
朱雀奏
女子生徒
泉莉桜
声を掛けようとした瞬間
女子生徒達にギロリと
睨まれた
泉莉桜
お昼休み1人になりたくて
中庭に来た
ダンスの授業後ファーストクラス
の女子達に絡まれるわ、
クラスメイトに質問攻めにされるわ
泉莉桜
泉莉桜
泉莉桜
泉莉桜
あの瞬間だけは
楽しかった気がする
泉莉桜
ヴァイオリンの音色に合わせて
足を踏み出した
泉莉桜
泉莉桜
朱雀奏
泉莉桜
久遠誠一郎
元
元
朱雀奏
朱雀奏
泉莉桜
泉莉桜
朱雀奏
朱雀奏
泉莉桜
泉莉桜
泉莉桜
泉莉桜
久遠誠一郎
朱雀奏
朱雀奏
朱雀奏
朱雀奏
泉莉桜
泉莉桜
朱雀奏
予想外の言葉に絶句する
泉莉桜
元
朱雀奏
朱雀奏
泉莉桜
と、元さんが1人残っている事に
気がついた
泉莉桜
泉莉桜
元
元
元
元
元
泉莉桜
元
元
元
泉莉桜
元
朱雀奏
朱雀奏
泉莉桜
朱雀奏
泉莉桜
朱雀奏
朱雀奏
泉莉桜
泉莉桜
朱雀奏
パッと頭を下げて、
逃げるようにその場を
後にする
放課後
泉莉桜
京極尊人
京極尊人
京極尊人
泉莉桜
京極尊人
京極竜)まあ確かにあんたには、
荷が重いかもな
京極尊人
泉莉桜
京極竜)は!?
話を聞いてたクラスメイト達も
にわかによどめいた
京極竜)なに言ってんだ兄貴
盆踊りぐらいしか踊れねぇくせに
京極尊人
京極尊人
京極尊人
京極尊人
京極尊人
京極尊人
京極竜)兄貴が社交ダンス!あはは、腹いてぇ〜
笑い転げる竜の首を隼人がシメテいる
泉莉桜
泉莉桜
隼人だって、
王子候補の1人、
女子生徒の注目の的だ
泉莉桜
キリキリするお腹を撫でてる
改めて尊人が私を見た
京極尊人
泉莉桜
その時
???)それは困りますね
聞き覚えのある声に、思わず
息をのむ
泉莉桜
ドアの前に立っていたのは、
ここにいるはずのない人
朱雀さんだった
女子生徒
突然のセレブ王子の
登場に、クラスが
黄色い声で溢れかえる
京極尊人
京極尊人
朱雀奏
泉莉桜
クラスに入ってきた
朱雀さんが、私の前で
立ち止まった
朱雀奏
朱雀奏
朱雀奏
あまりの展開に、腰を抜かしそうになる
泉莉桜
思わず叫びたくなるのを、
私は必死でこらえていた
朱雀奏
高級ドレスでアップした後は
自分ではないようだった
泉莉桜
目の前の光景に混乱しながら
私は必死に放課後の事を思い出す
泉莉桜
ちょっと過去です
朱雀奏
朱雀奏
朱雀さんの言葉に、クラスの
どよめきが大きくなる
京極尊人
朱雀奏
朱雀奏
泉莉桜
泉莉桜
睨み合う2人の間に、
慌てて入る
泉莉桜
泉莉桜
朱雀奏
朱雀奏
朱雀奏
泉莉桜
泉莉桜
朱雀奏
朱雀奏
朱雀奏
泉莉桜
朱雀さんがパチンと指を鳴らすと
大勢の使用人達がクラスに
なだれ込んでくる
泉莉桜
京極尊人
京極竜)うお!マジのメイド!?
使用人)泉様、失礼致します
泉莉桜
使用人)ドレスのサイズをお測りさせて頂きます
使用人)まぁ、綺麗な髪
似合うネックレスをご用意しましょうね
そして、メイドさん達の手で
ドレスアップされて今に
至る
今、
朱雀奏
朱雀奏
泉莉桜
朱雀奏
朱雀奏
泉莉桜
泉莉桜
泉莉桜
泉莉桜
必死に貝を掴もうとすると
ツルッ、
泉莉桜
朱雀奏
貝殻がヒューンと、宙に飛び、
向かいの席の朱雀さんの
お皿にダイブした
泉莉桜
朱雀奏
泉莉桜
久遠誠一郎
元
泉莉桜
逆に側近の2人の視線は、虫でも
見るように冷ややかだ
泉莉桜
朱雀奏
朱雀奏
本題がきた
泉莉桜
泉莉桜
朱雀奏
朱雀奏
泉莉桜
あまりに、小さな声で
何と言ったか聞き取れなかった
問い返そうとしたその時
久遠さんの携帯が鳴った
久遠誠一郎
久遠誠一郎
久遠誠一郎
久遠誠一郎
朱雀奏
朱雀奏
泉莉桜
泉莉桜
次の日
翌日の休憩時間
尊人と竜に捕まって、昨日
連れ出された後のことを聞かれる
京極尊人
京極尊人
泉莉桜
京極尊人
泉莉桜
京極竜)あんた、なに兄貴の
誘い渋ってるんだよ
イイ女ぶってんじゃねぇぞ
泉莉桜
泉莉桜
京極尊人
泉莉桜
泉莉桜
泉莉桜
京極竜)兄貴、食べ物で釣るなよ
泉莉桜
泉莉桜
京極竜)って、あれ朱雀じゃね?
泉莉桜
むせながら慌てて振り返ると
朱雀さんが硬い表情でこちらを
見ていた
歩いてくるのを見て、
急いで口の中の物を飲み下す
朱雀奏
泉莉桜
朱雀奏
朱雀奏
朱雀奏
泉莉桜
泉莉桜
泉莉桜
泉莉桜
朱雀奏
朱雀さんがチラリと隼人を見て
そして、焼きそばパンをみた
京極尊人
朱雀奏
泉莉桜
泉莉桜
あたふたと、言い訳をすると
朱雀さんがわずかに悔しそうな
表情を浮かべた
朱雀奏
泉莉桜
朱雀奏
朱雀奏
朱雀奏
泉莉桜
京極尊人
京極尊人
泉莉桜
泉莉桜
迷った末、手に持っていた焼きそばパンをみて
妙案を思いつく
泉莉桜
泉莉桜
泉莉桜
泉莉桜
つづく