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羽海汐遠
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麗太
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316
─桜が、
─まだ残っている。
───────────────
─そう、どうやら僕が住んでた場所は廃れてしまったみたいでね。廃墟以外なかったんだ。
─でも唯一残ってたものがあって…それがこの絵本なんだって。
─まさか現実にもあったなんてね。もうとっくに消えてなくなってると思ってたけど…
─それで蘭が、上に土下座までして、頼みこんで…
─この世界の人達をあっちに送ることが許されたらしいんだ。
─なら、君たちはどうしたい?
…
─ふたりが迷っている中…1人だけ、首をはっきりと横に振った。
「あたしは理想から生まれた理想でしかないんだよ。理想は理想のまま居るべき、あたしは行かない。」
「…それじゃあ、お先に…お別れだね。」
─
─そう言い残して、消えてしまった。
─君たちは、どうしたいの?
─そう聞いて、黒いリボンの男は答えた。
「ここから出てみたい。ただ興味だけがあるから!」
─蝶は迷う。
─だけど、その迷いも終わりだ。
「なら、わたしも行く。」
─決まりだね。
─本当に聞きたいことは、無いんだね?
ふたりははっきりと答える。「ないよ。」と
─そっか…それじゃあ、元気でね。
───桜は全て散った。
───また彼も、1人階段を登っていく。
ファルファ
ラスカル
ラスカル
ファルファ
ラスカル
ラスカル
ファルファ
ファルファ
ファルファ
ファルファ
ラスカル
ファルファ
ラスカル
ファルファ
ファルファ
ファルファ
ファルファ
ファルファ
ラスカル
ラスカル
ファルファ
ラスカル
ファルファ
ラスカル
ラスカル
ラスカル
ラスカル
ラスカル
ラスカル
ファルファ
ファルファ
ファルファ
ラスカル
ファルファ
ファルファ
─今はただ、何も無いところを歩いてる。
─何も無いところに足跡を残すことを、これからの目標にしよう。
─これからの事は…これから考えよう。
─ここでのことは…絶対忘れたりはしないよ。
─────おしまい
コメント
3件
今回もめちゃくちゃ良かったよ!!!! 大切な場所も人も残らなかった中で 唯一残った物が鈴の大切な絵本なんだね… なるほど…悠李はこの場所に残って 消える事を受け入れるんだね… そしてラスカルとファルファは 外の世界に行くんだね… とても悲しいお別れだけど… だからこそ、あの二人の分まで 外の世界を楽んで欲しいなぁ…
みんなの現在↓ 大人悠李➝消滅 子供悠李➝鈴玉が発見、鈴玉に保護された 鈴玉➝悠李を見つけ育児中 澪杏➝不明 瞬里➝そこら中を旅している その他他キャラを元に作られた人たち➝全く別の世界軸に行った ファルファとラスカルはこれからどうするのか、考えてみてはいかがでしょう
「5枚目」、読了です…🌸 理想から生まれた自分は“理想のまま居るべき”って、あの子の選択、すごく心に残りました。消えるって決める強さ、ある意味で一番純粋なのかも。 ファルファとラスカルのやりとり、最初は軽いけど「あんたと居る時間が減る」って本音が出るところ、胸がぎゅっとなりました。ラスカルの「脳みそちょうちょサイズ」ってツッコミ、笑ったけど愛しい… あの世界のことは絶対忘れない。そんな終わり方、すごく染みました。次も読みますね。