/s/[storyId]/_components/heading/assets/back_arrow_icon.4081080bcaba67b8.svg){kind=icon}
/s/[storyId]/_containers/report-container/assets/more-icon.20cfac1b79e24f56.svg){kind=icon}
愛白
呪い…？！
イヴィ
…どのような種類なので？
クリス
はい、この呪いは…──
クリス
｢Phantom｣に分類される物だと分かりました
愛白
ふぁ、ふぁんとむ…？
イヴィ
幻という意味ですね、症状は？
クリス
主に、幻聴、幻覚ですね
クリス
日が経つにつれ酷くなり
クリス
最悪の場合、精神が崩壊する、恐ろしい呪いです
愛白
精神が…？！
クリス
はい、動くことも出来なくなるでしょう
イヴィ
ふむ…
ﾊﾞｻｯ…
イヴィ
おや、返事が来ましたか
愛白
…ケイドさんは、何て…？
イヴィ
…お話出来るようです
愛白
（良かった…！）
愛白
（でも、大丈夫かな……）
クリス
お義父様ですか…
愛白
…
愛白
（ショックは受けてるけど、そこまで響いてない感じ）
愛白
（もしかして、ケイドさんは…）
愛白
（エリーさんのお母さんの、お父さんなのかな…？）
愛白
（そういえば）
愛白
（エリーさんから、お母さんについて聞いてたことない）
愛白
（…ふれちゃいけなさそうだなぁ、気をつけないと…）
イヴィ
愛白さん？
愛白
あっ、はい！
愛白
ど、どうしましたか？
イヴィ
すみません、考え中でしたか？
愛白
い、いえ、大丈夫です…！
イヴィ
ふふ、私も頼もしいですよ
愛白
あ…えっと…
愛白
あっ、あり…ありがとうございます…！
イヴィ
…さて、そろそろ行きましょうか
クリス
はい、お気をつけて
イヴィ
…
愛白
？
イヴィ
愛白さん、先に外へ出て待っていてもらえますか？
愛白
えっ、あ、はい…？
ｶﾞﾁｬ
クリス
イヴィ様？
クリス
どうされましたか？
イヴィ
いえ、少し用事がありまして
クリス
用事、ですか？
イヴィ
えぇ
イヴィ
…機密性が高いので
イヴィ
2人きりでお話したいのですが
クリス
2人きりですか…
クリス
一応、ドアの外を見てきますね
イヴィ
おや、良いのですか
イヴィ
ありがとうございます
イヴィ
（そうですよね、病院の医院長となれば）
イヴィ
（情報の漏洩を防ぎたいはず）
イヴィ
（問題は、盗聴器とかが仕掛けられていないかですが…）
イヴィ
（…探してみましょうか）
イヴィ
…
イヴィ
（いえ、警戒はしていました）
イヴィ
（していましたが）
イヴィ
（…本当にあったとは…！）
イヴィ
（見たところ1つですね）
イヴィ
（これは、クリス様が黒…？）
イヴィ
（…いえ、判断するのは）
イヴィ
（盗聴器を示した時ですね）
ｶﾞﾁｬ
クリス
外には誰もいませんでした
クリス
部下にはこれから会議があるので近寄らぬようと伝えおります
イヴィ
…！そこまでして下さりありがとうございます
クリス
用事とはどのようなものでしょう？
イヴィ
はい、ですがその前に…
イヴィ
こちらに見覚えはありませんか？
クリス
…？
クリス
なんでしょうか…？この四角いものは…
イヴィ
本当に見覚えが無いのですね？
クリス
見覚え…ですか
クリス
ありませんね…見た事
イヴィ
…ふむ
イヴィ
落ち着いて聞いてくださいね
イヴィ
これ、｢盗聴器｣です
クリス
っ！？
クリス
盗聴器…と仰られました…！！？
イヴィ
えぇ、失礼ながら部屋を拝見させていただいた所
イヴィ
一つだけ、見つかったのです
クリス
まるでこの時間を狙っていたかのように、ですね、どうして…
イヴィ
（動揺していますね）
イヴィ
（黒…とは考えにくい）
イヴィ
見覚えが無いとの事でしたので
イヴィ
こちらは、処分させていただいても？
クリス
は、はい…
クリス
ありがとうございます
クリス
まさか、仕掛けられているなんて夢にも思っていませんでした
イヴィ
…ですが、ご安心ください
イヴィ
もう無効なので
クリス
そうなのですね…
クリス
どうやられたのですか？
クリス
今後の為にもぜひ参考にさせていただきたい
イヴィ
…そうですね
イヴィ
えー…
イヴィ
手順1
クリス
はい
イヴィ
握りつぶします
クリス
はい
クリス
…はい？？？？
ﾊﾞｷｯ
イヴィ
以上です
クリス
…
クリス
…握りつぶすことが出来なかったら？
イヴィ
これも方法の一つですが
イヴィ
妨害電波を流すことで無効化できます
クリス
…
クリス
なるほど
クリス
後者を参考にさせていただきます
イヴィ
…そうですか
イヴィ
（前者も簡単なのですがね）
/s/[storyId]/_containers/next-in-series-container/next-in-series/assets/list-icon.c10ab777f3210550.svg){kind=icon}
作品ページ
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
