翌日。
何時もの様にポートマフィアビルに入って 自分の仕事部屋に向かう。
準幹部以上の者には一人一人に仕事部屋が設けられ、 書斎机に大きな椅子が設備されている。
部屋に着いたらホットココアでも入れようかな、 なんて考えながら歩いていると
??
杏堂〇〇
後ろから突然後頭部を軽く引っ張たかれた。
こんな事をして来るのは一人しか居ないが、 反射的に振り向く。
杏堂〇〇
中原中也
うん、やっぱりね。君だと思ったよ。
顔を覗けば昨日の電話から未だぶすくれている様子で、 口をへの字に曲げて外方を向いている。
中原中也
杏堂〇〇
杏堂〇〇
中原中也
杏堂〇〇
杏堂〇〇
中原中也
杏堂〇〇
中原中也
中原中也
中原中也
中原中也
中原中也
斜め下を向きながら少し耳を赤くして云う。
杏堂〇〇
杏堂〇〇
ふと、昨日の帰り道の記憶が鮮明に蘇る。
抱き着かれて、謎の宣言されて、耳に…。
首から耳まで熱が籠る感覚がする。
プシューと音を立てそうな程、顔が熱くなった。
中原中也
中原中也
杏堂〇〇
完璧に云い当てられ、冷や汗もかき出す。
中原中也
中原中也
中原中也
少しキレ気味に此方をジッと見詰めて問われる。
中也の圧に思わず一歩後退ると、一歩距離を詰められる。
そんな調子で何も云わずにいたら 等々壁まで追いやられてしまった。
ドンッと大きな音をたてて中也が私の首脇の壁に 両手をつく。
よく少女漫画に出てくる「壁ドン」と云うやつだろう。
でも私の初壁ドンは女の子達が憧れる胸きゅんな其れでは無くて
今にも異能で壁が壊れるのではないかと思う位の威圧感だ。
沈黙が続き、静寂の中ゴクリと私が唾を飲む音だけが やけに大きくその場に響き渡った。
中原中也
中原中也
グッと顔を近付ける中也。
鼻と鼻がくっつきそうな程近い。
その端正な顔立ちにこんな状況でも見惚れてしまう。
中原中也
中原中也
どう説明したら善いの…?
コメント
4件
推しに壁ドンされたら死んでも良い _:(´ཀ`」 ∠):
中 也 さ ん 大 胆 . . . ( ºロº)