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ベリアン・クライアン

お願いです。主様。
どうかご無理なさらないでください。

そう言ってくれるのはとても嬉しかった。 でも私はそんなベリアンの手をそっと離した。

茨木真紀

ごめんなさい。ベリアン、みんな。

茨木真紀

私はずっとみんなに嘘をついてた。
ずっと、騙してた。
だから、見てて、本当の、私を。

ベリアン・クライアン

嘘.....?

馨はかつて、酒呑童子が愛用していた刀、外道丸(ゲドウマル)を そして私はかつて、茨木童子が愛用していた大太刀、滝夜叉姫(タキヤシヤヒメ)を取り出して、戦闘態勢に入る。

茨木真紀

さあ、始めましよう

そう言って私は印を結ぶ。

茨木真紀

慎みて五陽神霊に願い奉る。
走りたまえ、散りたまえ、急急如律令!

そう私が唱えた途端、私含め、リン、馨の足元に五芒星が浮かびあがる。 そして、とてつもない速さで移動し、 まずは地上にいる天使を狩っていく。

甘酒馨

これは!

凛音

加速の術......か....

茨木真紀

ええ、そうよ。

天使

死になさい。命のために。

茨木真紀

ずっと思ってたけど、命があるから、
今があり、楽しく幸せになれるんじゃない。
命のために死ぬなんて私が許さないわ。

斬って斬って斬って、羽を壊して、首を切って、 三人で多くの天使をどんどん狩っていく。

赤い血を浴びて、獲物に向かう

千をゆうに超える天使をドンドン狩っていく。 久々のこの感覚に、血が沸き立つのを感じる。 ただ目の前の敵に狙いを定め、狩に行くこの感覚。

茨木真紀

(ええ、忘れたわけじゃないわ。
懐かしいこの感覚。
血が騒ぎ、踊る、この感覚
あやかしの本能)

茨木真紀

っいいわ‼︎
この茨木真紀が天使を殺してあげる‼︎

凛音

楽しいか?茨姫。

茨木真紀

ええ、痛くて、楽しいわ‼︎
(まるで、1000年前のあの頃のよう)

茨木真紀

楽しいわね‼︎リン!馨‼︎

甘酒馨

そうかよ。
ま、鈍った体を鍛えるには丁度いいな。

あっという間に地上の天使が狩り終わった。

茨木真紀

ミカ、いらっしゃい。

深影(大きな八咫烏の姿。)

御意です。茨姫様。

私と馨、リンは素早くミカの背に飛び乗る。

そして私は再び印を結ぶ。

茨木真紀

慎みて五陽神霊に願い奉る!
退魔災雷–––––急急如律令!

そうすれば、五芒星が浮かび、 天使たちを炎に渦に巻き込む。 私は刀に伝う自身の血を視界の隅に捉え、 ミカの背から飛び降りる。

茨木真紀

ザシュッツ!

ドーン💥

凛音

ッゴホッ

茨木真紀

ふふ、ザマ〜ないわ。
手足が散らばって可哀想に。
でも、これ嫌いの報いがちょうどいいわよ。(^ ^)

そして天使を足場にしどんどん馨やリンと狩っていく。 スイやミカもちょくちょく援護してくれたおかげで 空を埋め尽くす程の天使も全て倒すことが出来た。

悪魔執事と、とある小説

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